コスパと品質を両立するオリエントスターのダイバーシリーズを紹介

FEATUREその他
2024.04.12

「オリエントスター」の「ダイバー」シリーズは、高品質なダイバーズウォッチとして人気を集める腕時計だ。ブランドの魅力を交えて、ダイバーシリーズから注目したい4本を紹介していく。2023年に加わった新たな1本にも注目してみよう。

オリエントスター「ダイバー」


国産時計ブランド「オリエントスター」の魅力

国産の機械式腕時計として人気を集めるオリエントスターは現在では国産時計メーカー、セイコーエプソンの1ブランドである。1951年に“輝ける星”をイメージして生まれた初代オリエントスターからブランドの歴史が始まった。

同ブランドは、オリエント時計より発売されていたが、2017年にはセイコーエプソンと統合し、伝統を生かしながら新たな方向性を確立している。クラシックな3針モデルからダイバーズウォッチまで展開しているオリエントスターには、どのような魅力があるのだろうか。


コストパフォーマンスの高さ

一般的に機械式時計はクォーツ時計と比べて、高価になりやすい。機械式ムーブメントのパーツの多くは精密で、作り上げるまでに手間と時間がかかるためだ。

しかしオリエントスターのメンズ腕時計は、最も高価なモデルでも30万円台と手が届きやすい。最安モデルなら、6万円台で購入できるほどのリーズナブルさだ。(24年4月22日現在)それでいて、オリエントスターの腕時計は品質にもこだわっている。

近年では、46系と呼ばれるムーブメントを進化させ、さらなる品質向上に励んでいる。24年2月末に価格改定が実施された。それでも高品質な機械式時計ブランドの中では、群を抜いてコストパフォーマンスが高いといってよいだろう。

遊び心のあるユニークなデザイン

オリエントスターの腕時計の魅力には、ブランドの個性が表れた独創的なデザインも挙げられる。ユニークなデザインの一例が、文字盤からムーブメントが見えるスケルトン構造だ。一部のモデルでは文字盤のほとんどがくり抜かれており、彗星モチーフの抜き形状を採用したムーブメントを細部まで鑑賞できる。

セイコーエプソンとの統合後、オリエントスターは「機械式時計の未来を見せていく」という方向性を定め、スケルトンモデルの充実を実現した。46系ムーブメントの改良によって、よりスケルトンモデルに適したムーブメントを完成させたのである。

針やインデックスの形状にも、オリエントスターならではのこだわりが見られる。きれいにまとまりすぎないユニークは腕時計は、国産ブランドに物足りなさを感じる人にもおすすめしたい。


オリエントスターの注目ダイバーズウォッチ

オリエントスターのメンズコレクションには、「クラシック」、「コンテンポラリー」、「スポーツ」の3種類がある。ダイバーズウォッチを展開しているのは、スポーツコレクションだ。「Mコレクションズ」の枠からもダイバーズウォッチがラインナップされている。

オリエントスターのダイバーズウォッチから、おすすめのモデルを4本紹介しよう。

オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0309B

RK-AU0309B

オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0309B
自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径43.6mm、厚さ 14mm)。200m防水。10万1200円(税込み)。

ダイバー Ref.RK-AU0309Bは、ケース径が直径43.6mmと存在感のあるダイバーズウォッチだ。200mのスキューバ潜水用防水の性能を備えている。ステンレススティールのブレスレットとケース、ブラックの文字盤、ルミナスライト(高輝度蓄光塗料)を塗布した針・インデックスという、シンプルな外観の1本だ。

針とインデックスは丸みを帯びた箱形で、ルミナスライトの輝度を上げる工夫が施されている。逆回転防止機能付きの回転ベゼルにも、丸みのある目盛りが採用された。12時位置にはパワーリザーブインジケーター、3時位置には日付窓が備わっている。

オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0303B

RK-AU0303B

オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0303B
自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径51.1mm、厚さ14mm)。200m防水。8万2500円(税込み)。

落ち着いた配色が好みの人には、ダイバー Ref.RK-AU0303Bをおすすめしたい。ケースサイズや防水性能、ディテールはダイバー Ref.RK-AU0309Bと同じだが、針やインデックスのカラーとバンド素材に違いがある。

ダイバー Ref.RK-AU0303Bをの針とインデックスの縁の金属部分は、ゴールドカラーだ。ダイバー Ref.RK-AU0309Bよりもルミナスライトと縁部分のコントラストが高く、輪郭がはっきりとした印象を受ける。回転ベゼルの目盛りも、針やインデックスの縁部分と同じくゴールドカラーである。

シリコン製のバンドはブラックで、落ち着いたコーディネートにも合うだろう。

オリエントスター「M42 ダイバー1964 1st エディション F6 デイト 200m」Ref.RK-AU0502S

RK-AU0502S

オリエントスター「M42 ダイバー1964 1st エディション F6 デイト 200m」Ref.RK-AU0502S
自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ14.5mm)。200m防水。15万700円(税込み)。

「M42 ダイバー1964 1st エディション F6 デイト 200m」Ref.RK-AU0502S(世界限定900本)は1964年に発表された、オリエント初のダイバーズウォッチ「オリンピアカレンダー ダイバー」をベースに作られている。

矢印形の時針やとがった分針、バーインデックスというデザインはオリジナルの腕時計のままに、40mだった防水性能を200mのスキューバ潜水用防水性能に向上させた。

他のダイバーシリーズと同じように、パワーリザーブインジケーターや日付窓といった機能も備えている。ケース径は横41mmとダイバーシリーズの中では小ぶりだ。

オリエントスター「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」Ref.RK-AU0701B

RK-AU0701B

オリエントスター「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」Ref.RK-AU0701B
自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。Tiケース(直径41mm、厚さ14.3mm)。200m防水。18万7000円(税込み)。

1964年のモデルを復刻させたシリーズには、「ダイバー1964 2nd エディション」もある。このシリーズは「カレンダーオートオリエント」をベースとして、22年に発表された。

ダイバー1964 2nd エディションからは、軽量なチタン素材の「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」を紹介したい。Mコレクションズの中の1本で、海の神ポセイドンの子オリオンを由来とするM42(オリオン大星雲)に含まれる腕時計だ。23年の秋冬モデルであり、ダイバー1964 2nd エディションの中でも新しい。

200mのスキューバ潜水用防水性能、パワーリザーブインジケーター、日付窓といった機能を備えている。ラグのシャープな形状やドットインデックスは、1964年のカレンダーオートオリエントから取り入れられた要素だ。


オリエントスターのダイバーズウォッチで海を楽しむ

オリエントスターはスポーツコレクションのダイバーシリーズをはじめ、高品質な機械式時計をリーズナブルな価格で作り続けているブランドだ。紹介したモデルの価格と機能性を見れば、ブランドの企業努力と技術力がうかがえるだろう。

オリエントスターのダイバーズウォッチは、200mスキューバ潜水用防水性能と逆回転防止ベゼルなど、ダイビングに欠かせない性能を十分に備えている。リーズナブルな価格でありつつ、高い品質を誇るオリエントスターの腕時計を体感してみてほしい。

Contact info: オリエントお客様相談室 Tel.042-847-3380

参考サイト:オリエントスター ダイバー
https://www.orient-watch.jp/orientstar/sports/diver/


オリエントから「オリエント マコ」の20周年記念モデルが数量限定で登場!

https://www.webchronos.net/news/109663/
実用性が大幅アップデート! オリエントスターの最新ダイバーズウォッチを実機レビュー

https://www.webchronos.net/features/103691/
「オリエント マコ」の新作は、日が沈むビーチサイドをイメージしたボルドーカラーダイアルの限定モデル

https://www.webchronos.net/news/103461/