2024年に発表されたノモス グラスヒュッテの新作をまとめて紹介。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブでは「タンジェント 38 デイト」の限定コレクションを披露した。驚くべきは、そのバリエーションの豊富さだ。ひと月の間、日替わりでスタイリングを楽しめるよう、計31種ものカラーパターンが用意されているのである。各色175本限定での登場だ。
タンジェント 38 デイト
2024年の新作として、ノモス グラスヒュッテは、計31種もの限定カラーが展開される「タンジェント 38 デイト」を披露した。ドイツ時計製造の発祥の地であるグラスヒュッテに工房を置くノモス グラスヒュッテは、その時計製造175周年を祝うコレクションを数多く輩出してきた。本コレクションもその一環である。
ブランドはこの新作において、ひと月の間、日替わりでスタイリングを楽しめるよう31色のカラーパターンを作成した。象徴的なタンジェントを構成するメインダイアルやスモールセコンド、ミニッツトラック、日付表示をそれぞれ違うカラーに彩ることで、31種もの個性を作り上げたのである。
旧東ドイツで人々に愛された、古いジャージスタイルをモチーフとしたモデル。1970年代のファッションや陽気な若々しさを思い起こさせるカラーリングだ。手巻き(Cal.DUW4101)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径37.5mm、厚さ6.8mm)。30m防水。世界限定175本。38万5000円(税込み)。
本コレクションは、モノクロカラーでありふれる現代の腕時計に対し、日替わりで多種多様なカラーリングを手にするという、新たな楽しみ方を提案するものとなっている。ラインナップされる31本のタンジェント 38 デイトにはそれぞれ特別な名前が与えられ、2色あるいは3色から成る多彩な個性が演出された。
カラーリングを除く全体のデザインは、従来のタンジェント 38デイトと同様である。細長いタイポグラフィとスモールセコンドを備え、6時位置にデイトを配置したその顔つきは、極めて洗練された印象だ。37.5mm径のステンレススティールケースもフラットかつスリムなシェイプで、特徴的な角張ったラグが継承されている。多種多様なカラーリングの下地には、この洗練された造形が不可欠と言えるだろう。
また、ムーブメントも従来モデル通りCal.DUW4101を内蔵する。それぞれのモデルで異なる配色を持つカレンダーディスクは、本作の色彩表現に欠かせない要素のひとつだ。一方で、限定モデルらしい特別仕様として、その精度はクロノメーター規格に則った再調整が施されている。
ドイツ時計製造の175周年記念の一環として展開される本コレクションは、これにちなんで各色175本の限定本数が用意される。価格はいずれも税込み38万5000円だ。
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