バスケットボール日本代表の渡辺雄太が愛用する腕時計はウブロのあのモデル!

さまざまなジャンルの有名人が愛用する時計に着目して紹介する「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は、今年7月に開幕するパリオリンピックにも出場が決まっているバスケットボール選手、渡辺雄太が愛用するウブロの腕時計に着目した。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
[2024年5月19日掲載記事]

日本人ふたり目のNBA選手として活躍し、来季から日本でのプレーを決意した渡辺雄太

渡辺雄太

2024年4月21日に行われた会見で、来季から国内プロリーグに入ることを発表した渡辺雄太。

 香川県出身(生まれたのは神奈川県横浜市)の渡辺雄太。小学生の時からスポーツ少年団で本格的にバスケットボールを始め、中学生の時には香川県選抜チームメンバーとして都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会に出場している。その後、高校へ進学後も大会ベスト5に選ばれるなど活躍を続け、高校卒業後はアメリカ留学を決意した。

 最初は周囲から反対の声もあったそうだが、NBA経験のある田臥勇太の後押しもあり、プレップスクール(大学進学のための準備学校)を経てジョージ・ワシントン大学への進学を決めた。同大学はNCAA(全米大学体育協会)1部で、渡辺雄太は2014年11月14日にデビューを果たしている。20分出場し、8得点、7リバウンド、1ブロックという成績を記録し、年末に行われたダイヤモンドヘッド・クラシックの結晶では逆転スリーポイントを決めるなど活躍し、優勝に貢献した。渡辺の活躍はワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズといったメディアに特集記事が掲載され、注目度が高まっていった。2mを超える身長でありながらアウトサイドでのプレーも得意な汎用性の高いオールラウンダースタイルのプレイヤーである。

 大学卒業後はブルックリン・ネッツの一員としてNBAサマーリーグ(NBAのシーズンオフに行われるトーナメント戦)に参加するなどした後、2018年7月にメンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約を結んだ。ツーウェイ契約とはNBAトップチーム(登録日数に制限付き)と傘下のGリーグチームの両方に所属することができる契約である。2018年~2019年のシーズン開幕後、10月には初めてNBA出場選手登録がされ、第4Qで途中出場し、2得点、2リバウンドを記録し、田臥勇太以来14年ぶりふたり目となる日本人NBAプレイヤーとなった。

 その後、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツ、フェニックス・サンズ、グリズリーズと移籍してキャリアを重ねていった。2024年に移籍したグリズリーズでは負傷などにより欠場があり、メンタル面でも不調があったと明かしている。そして、来季からは日本でプレーすることが決まっている。また、48年ぶりに出場権を獲得した試合にも日本代表のエースとして貢献した。2024年パリオリンピックへの切符を逃せば代表引退することを宣言し、負傷などのアクシデントを乗り越えてアジア1位の座を獲得した。オリンピックでの活躍にも期待したい。


渡辺雄太の愛用時計はウブロ「ビッグ・バン ウニコ イエローゴールド」

 2024年4月21日に行われた会見では、渡辺雄太がウブロの「ビッグ・バン ウニコ イエローゴールド」を着用している様子が確認できた。

ビッグ・バン ウニコ イエローゴールド

ウブロ「ビッグ・バン ウニコ イエローゴールド」Ref.441.VX.1131.RX
渡辺雄太の手元のアップ。ビッグ・バン ウニコ イエローゴールドを身に着けていることが見てとれる。
自動巻き(Cal.HUB1280)。43石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KYGケース(直径42mm)。10気圧防水。572万円(税込み)。

 ダイアル側にコラムホイールを移したユニークな構造を持つ「ビッグ・バン ウニコ イエローゴールド」は、フライバック機能を備える自社製クロノグラフムーブメント、Cal.HUB1280を搭載し、ポリッシュ仕上げ、サテン仕上げの18Kイエローゴールド製のケースに収めている。革新的な素材使いに定評があるウブロは、ゴールドとハイテクセラミックスやラバー、カーボンといった素材と組み合わせて展開している。ウブロは他にもカラーセラミックスやサファイアクリスタルを使ってムーブメントとケースの新たな融合を生み出している。

 渡辺雄太の着用モデルは大ぶりなケースサイズと6個のH型チタニウム製ビスが外観の特徴である。搭載されるCal.HUB1280は、354個の部品から構成され、その構造はオープンワークで観賞することができる。パワーリザーブは約72時間で、反射防止加工を施したサファイアクリスタル製ケースを通して、スケルトンダイアルを手元で楽しむことができる。

 ストラップはスポーティーかつ都会的な雰囲気のブラックストラクチャード(ライン入り)ラバーストラップだ。渡辺雄太にとっては今後「日本に活動拠点を移す」という、重要な人生の節目となる会見時に選んだお気に入りの1本であると考えられる。


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