高級ジュエラーとして知られるブルガリは、時計製造にも力を入れている。イタリアンデザインの感覚が発揮された強い個性を持つデザインと確かな技術により、評価の高いモデルが多い。そこで、ブルガリ ウォッチの歴史や特徴に迫り、おすすめのメンズモデルを紹介する。
ブルガリ ウォッチの歴史
ブルガリはイタリアを代表するジュエラーであると同時に、スイスに拠点を置くオートオルロジュリーのマニュファクチュールとしての顔も持つ。創業からの足跡をたどりながら、ブルガリの腕時計の歴史に迫る。
ローマの銀細工店として創業
ブルガリの創業者ソティリオ・ブルガリ(1857-1934)は、ギリシャの銀細工職人の家に生まれたルーツを持つ人物である。
ギリシャからローマに移って銀細工の商売を始め、1884年にはシスティーナ通りにブルガリ1号店をオープンした。これがブルガリの創業とされている。
人気を集めたブルガリは店舗を増やしながら事業を拡大し、20世紀に入るとソティリオのふたりの息子、コンスタンティノとジョルジュも経営に参加した。
なお、創業者の名前のスペルは「BULGARI」だが、ブランドの綴りは「BVLGARI」である。この表記は、古代ローマの遺跡「トラヤヌスの記念柱」の碑文からインスピレーションを得たものだ。
古代ローマの時代には、アルファベットの「U」という文字は存在せず、「V」が使われていた。また、この時代のレタリックを用いることで偉大なる皇帝トラヤヌスに敬意を表し、ローマへの帰属を表現している。
映画スターを輝かせるジュエラーへと成長
1950年代になると、ブルガリはジェムストーンを取り入れるようになり、独自の路線を歩み始めた。大胆かつ革新的なデザインと色使いにより、「マスター・オブ・カラージェム(色石の魔術師)」と称されるようになる。カラーストーンをメインにジュエリーを作ったのは、ブルガリが初めてとされている。
当時のローマはハリウッド映画の撮影が盛んに行われており、ブルガリは映画スターからも高い支持を集めていた。顧客となったハリウッド女優が劇中でもブルガリを着用し、世界的な名声の獲得につながっていく。
70年代には初めて海外に進出し、パリ・ニューヨーク・ジュネーブにも店舗を展開していった。
高級時計市場に参入
75年、ブルガリは特別な顧客にギフトウォッチを100本限定でプレゼントした。ベゼルに「BVLGARI ROMA」と刻印されたこの時計が、ブルガリが初めて作った腕時計である。
77年には「ブルガリ・ブルガリ」を発表し、高級時計市場に本格参入していく。「ブルガリ・ブルガリ」は大ヒットを飛ばし、ブルガリはウォッチメゾンとしても世界的な認知を得る。
時計生産の本拠地をスイスに移転
「ブルガリ・ブルガリ」で成功を収めたブルガリは、80年代に時計製造の拠点を高級時計の本場スイスに移転し、時計製造専門の「ブルガリ・タイム社」を設立した。
2000年には「ジェラルド・ジェンタ」、および「ダニエル・ロート」を傘下に加える。いずれも著名な時計師が設立したメゾンだ。
「ジェラルド・ジェンタ」の創業者であるジェラルド・ジェンタは、オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」やパテック フィリップ「ノーチラス」などを代表作に持つ、時計デザイナーである。また、「ダニエル・ロート」を創業したダニエル・ロートは、トゥールビヨンの小型化で歴史に名を残しした時計師である。
マニュファクチュールとしての歩みを開始
ジェラルド・ジェンタとダニエル・ロートが加わったブルガリは、時計製造技術が格段と向上し、より洗練されたデザインのモデルを作るようになっていった。
創業125周年に当たる10年には「時計メーカー宣言」を行い、マニュファクチュールとしての歩みを開始する。
12年に発表された「オクト」は、イタリアのデザインとスイス技術の融合を実現したコレクションだ。ジェラルド・ジェンタ考案の8角形フォルムをベースとしたデザインを特徴とし、今やブルガリのアイコンとなっている。
その後も数々の傑作を発表し、現在は名だたる名門と肩を並べる高級時計メーカーとしての地位を確立している。
ブルガリ ウォッチの特徴
ブルガリが時計製造で目指した答えは、イタリアのハイセンスなデザインとスイスの優れた時計製造技術の融合だ。時計に込められたブルガリの信念を見ていこう。
イタリアから影響を受けたデザイン
ブルガリは何よりもデザインに強い信念があるブランドだ。ブルガリ ウォッチはローマの建築物や芸術を基礎とした独自のデザインを特徴に持つ。
18年にレッド・ドット・デザイン賞で最高峰のベスト・オブ・ザ・ベストを受賞した「オクト フィニッシモ オートマティック」は、ブルガリのデザインに対する思い入れの強さがよく分かる時計だ。
ブルガリではファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニが、長年にわたり時計のデザインを統括している。大学時代にインダストリアルデザインを専攻し、卒業後は自動車業界でデザインも手掛けていた経歴を持つ人物である。
優れた時計製造技術
デザインファーストで作られるブルガリ ウォッチも、思い描いたデザインを目に見える形にするためには、優れた時計製造技術が不可欠である。
そのためにブルガリは製造拠点をスイスに移し、マニュファクチュールブランドとしてケースやムーブメントの自社製造に取り組んでいる。
ブルガリ ウォッチのムーブメントを製造するル・サンティエの工房は、ジェラルド・ジェンタとダニエル・ロートが共同で作った工房だ。元々は超複雑時計の製造を得意としていた工房であり、現在も薄型ミニッツリピーターウォッチなどの複雑時計を生み出している。
ブルガリのおすすめコレクション
高級時計市場に本格参入した1977年以降、ブルガリはさまざまなコレクションを発表してきた。メンズ時計がある代表的なコレクションを見ていこう。
最薄への挑戦「オクト フィニッシモ」
2012年に登場した「オクト」コレクションは、「オクト オリジナーレ」(12年)をはじめ、「オクト フィニッシモ」(14年)、「オクト ローマ」(17年)の3つのラインで表現した基幹モデルである。
中でも「オクト フィニッシモ」は、14年の登場から薄さを追求し続け、これまでに9回の世界記録を達成した。9番目の世界記録は、「オクト フィニッシモ ウルトラ COSC」が打ち立てた厚さ1.7mmである。
これほどの薄型時計でありながら、「オクト フィニッシモ」は立体的な外装や優れた実用性を実現している。ブルガリのウォッチメイキングの卓越性は、「オクト フィニッシモ」により証明し続けられているのである。
ブランドのルーツを表現「オクト ローマ」
現行の「オクト」コレクションは、「オクト フィニッシモ」と「オクト ローマ」の2種類で構成されている。薄型を極める「オクト フィニッシモ」に対し、「オクト ローマ」はブルガリとローマのつながりに敬意を表したコレクションだ。
ミドルケースとダイアルの8角形デザインは、イタリア建築の流れを組み、豊かな歴史を象徴するモチーフだ。ベゼルを円形にすることで、「オクト」の特徴である直線と柔らかな曲線の組み合わせを実現し、伝統を反映した美しい存在感を示している。
「オクト ローマ」は伝統的なオートオルロジュリーに対して斬新なアプローチを試みた、独創力にあふれるタイムピースである。
ブルガリのアイコン「ブルガリ・ブルガリ」
「ブルガリ・ブルガリ」は、ブルガリ初の時計コレクションにして、現在まで同社のアイコンとして君臨し続けているコレクションだ。歴史的なローマの遺構をオマージュしている。
ベゼルにエングレービングで刻まれた「BVLGARI・BVLGARI」のダブルロゴは、皇帝の権威を象徴した古代ローマのコインからインスピレーションを得たものである。円筒形のケースも、ローマの寺院にある荘厳な円柱にインスパイアされたものだ。
非常にシンプルでありながら、強烈な印象を放つアイコニックなデザインに仕上がっている。1977年の初出以降、このひと目で惹き付けられるデザインは変わらず踏襲され続けている。
高級スポーツウォッチの再解釈「ブルガリ アルミニウム」
98年に誕生し2020年に自動巻きムーブメントを搭載して新たに登場した「ブルガリ アルミニウム」は、ブルガリ ウォッチの中でも異色の存在感を放つコレクションである。
革新的な素材を使用していることが、「ブルガリ アルミニウム」の最も大きな特徴だ。ブルガリは「ブルガリ アルミニウム」で、アルミニウムとラバーという斬新な素材を使ってみせた。
一見するとカジュアルに寄りかねないこの素材の組み合わせを、ブルガリはハイセンスなデザインにより、個性あふれる高級時計へと昇華させている。また、これまでに数々の限定モデルがリリースされていることも、「ブルガリ アルミニウム」の特徴である。
ブルガリ「オクト フィニッシモ」のおすすめメンズウォッチ
「オクト フィニッシモ」は、ブルガリが独自の地位を築いているコレクションだ。現行モデルの中から、おすすめのメンズウォッチを見ていこう。
ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック」Ref.103431
「Ref.103431」は、イタリアのハイセンスなデザインとスイスの時計製造技術が融合したモデルである。サテンポリッシュ仕上げが施されたステンレススティール製ケースは、厚さ6.4mmを実現している。
ブルーのサンブラッシュドメタリックダイアルは、スーツスタイルとの相性が良い。トランスパレント仕様の裏蓋からは、マニュファクチュールムーブメント「Cal.BVL138」の機械美を堪能できる。
ポリッシュドステンレススティール製のねじ込み式リュウズには、セラミックインサートがセッティングされている。
自動巻き(Cal.BVL138)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ6.4mm)。100m防水。211万2000円(税込み)。
ブルガリ「オクト フィニッシモ」Ref.102713
「Ref.102713」はケース、ダイアル、リュウズ、ブレスレットにチタンを採用している。チタンはステンレススティールより軽量であり、かつ肌にも優しい素材である。
40mmケースの厚さは約5.15mm、ムーブメントの厚さは約2.23mmと、「オクト フィニッシモ」らしい極薄を実現している。
手作業によるコート・ド・ジュネーブ装飾が施された「Cal.BVL138」は、裏蓋から鑑賞することが可能だ。
自動巻き(Cal.BVL138)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径40mm、厚さ5.15mm)。30m防水。248万6000円(税込み)。
ブルガリ「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」Ref.103068
クロノグラフとGMT機能を搭載した「Ref.103068」は、厚さ約6.9mmを実現しているモデルである。部品を水平方向に散らしているが、大径薄型ムーブメントによく見られる線の細さは感じられない。
ケースバックからはペリフェラルローター自動巻き「Cal.BVL318」がのぞく。ムーブメント自体の厚さは約3.3mmに抑えられている。
極薄ながら立体的な外装であることも特徴だ。快適な装着感を得ながら、腕に載せると存在感を放つ。
自動巻き(Cal.BVL318)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。Tiケース(直径42mm、厚さ6.9mm)。30m防水。300万3000円(税込み)。
ブルガリ「オクト ローマ」のおすすめメンズウォッチ
「オクト ローマ」はブルガリとローマとのつながりに敬意を表したコレクションだ。おすすめモデルを厳選して紹介する。
ブルガリ「オクト ローマ」Ref.103740
8角形と円形が融合したデザインの「オクト ローマ」は、ローマのインスピレーション、イタリアのデザイン、そしてスイスの時計製造技術が見事に融合した象徴的なモデルである。このモデルは、現代的なスタイルを象徴し、都会的で洗練された印象を与える。
針とインデックスには、優れた視認性と美しい視覚的効果を提供するスーパールミノバ加工が施されている。ケースはステンレススティール製で、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが施され、洗練された印象を与える。また、付属のラバーストラップと交換可能であり、さまざまなシーンに合わせてスタイルを変更できる。
自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm、厚さ9.15mm)。ラバーストラップ付属。100m防水。111万1000円(税込み)。
ブルガリ「オクト ローマ」Ref.103738
「Ref.103738」は魅力的なホワイトダイアルにクル・ド・パリ仕上げが施されている「Ref.103738」は、「Ref.103740」と同様に、ステンレススティールケース、サテンブラッシュとポリッシュの仕上げ、そして水深100mまでの防水機能を持ち合わせている。また、交換可能なブレスレットが特徴であり、さまざまなシーンに合わせてスタイルを変更できる。
自社製ソロテンポムーブメント「Cal.BVL191」が搭載されており、「ソロ・テンポ」(Just Time)機能を備えている。これは時間、分、秒を表示し、日付機能も有しているイタリア的感覚が宿るエレガントなデザインが特徴である。このムーブメントは安定性に重点を置いた設計であり、約42時間のパワーリザーブを提供する。
デザインと機能性を兼ね備え、ビジネスシーンからカジュアルな日常使いまで幅広く対応する高級腕時計である。
自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm、厚さ9.15mm)。ラバーストラップ付属。100m防水。111万1000円(税込み)。
ブルガリ「オクト ローマ クロノグラフ」Ref.103471
23年に発表された「Ref.103471」で、ブルガリは「オクト ローマ」のデザインにはほとんど手をつけることなく、オクトらしからぬスポーティーなテイストに仕上げた。
「Ref.103471」の特徴のひとつに、優れた視認性が挙げられる。文字盤の見やすさを重要な要素とし、「オクト フィニッシモ」で見せた手法を「オクト ローマ」にも採用している。
ケースにも若干の手が加えられている。リュウズをケースデザインに組み込むことで、リュウズガードを加えられるようになった。曲線を巧みに組み込んでいるため、正面からのデザインはほとんど変わらないように見える。
自動巻き(Cal.BVL399)。62石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径42mm、厚さ12.4mm)。ラバーストラップ付属。100m防水。138万6000円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」のおすすめメンズウォッチ
ブルガリのメンズウォッチを探すなら、メゾンのフラッグシップ「ブルガリ・ブルガリ」もチェックしておきたい。厳選した3本を見ていこう。
ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」Ref.103133
ベゼルに刻まれた「BVLGARI・BVLGARI」のダブルロゴを特徴とする「ブルガリ・ブルガリ」は、ブルガリのアイコンとして長年愛されているコレクションである。
「Ref.103133」は、ブルーのダイアルとラバーストラップが、腕元をシックに彩る。搭載されているムーブメントは、自社製自動巻きの「ソロテンポ」ムーブメントだ。
自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm)。50m防水。69万8500円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」Ref.103720
ブルガリ・ブルガリの「Ref.103720」は、ステンレススティールケース、ベゼル、リュウズ、ブレスレットを備え、耐久性と上質な外観を提供する。エレガントなブルーダイアルは、どんな服装にも適応するだろう。
ケース径は41mmで、現代的なサイズ感が男性的な印象を与えるが、過度な主張はないため、ビジネスシーンにも適している。日常使いから特別な場面まで対応可能であるため、時計愛好家からの評価も高い。
自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm)。79万7500円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」Ref.103967
24年、ブルガリは「ブルガリ・ブルガリ」コレクションに4本の新作をリリースした。機械式ムーブメント搭載の38mmケースと、クォーツ式ムーブメント搭載の26mmケースのそれぞれに、18Kイエローゴールドと18Kピンクゴールドの2タイプが用意されている。
メンズウォッチとしておすすめなのが、18Kイエローゴールドの38mmケース、「Ref.103967」だ。ブラックのアリゲーター製ストラップとの組み合わせは、シーンやスタイルを問わず着用できるだろう。ゴールドの針とインデックスに照らされたマットブラックのオパラインダイアルが、優雅なコントラストを生み出す。
スイッチングロッカー式の巻き上げ機構を備えた「Cal.BVL191」が搭載されており、裏蓋からこのムーブメントの動作美や仕上げを楽しむことができる。
自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KYGケース(直径38mm、厚さ3.8mm)。50m防水。206万8000円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ アルミニウム」のおすすめメンズウォッチ
「ブルガリ アルミニウム」は革新的な素材を使ったことで注目を集めたブルガリ ウォッチだ。現行モデルの中からおすすめの3本を紹介する。
ブルガリ「ブルガリ アルミニウム」Ref.103382
1998年に初代モデルが登場した「ブルガリ アルミニウム」は、大胆かつ力強くウォッチメイキングの世界に挑んだコレクションである。
アルミニウム製ケースとブラックのラバー製ベゼル・ブレスレットを用いた「Ref.103382」も、オリジナル同様にパイオニア精神あふれる魅力を醸し出している。
ダイアルカラーはグレー、ベゼルには「BVLGARI・BVLGARI」のダブルロゴが刻まれている。
自動巻き。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。アルミニウムケース(直径40mm)。100m防水。47万3000円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ アルミニウム」Ref.103383
「Ref.103383」は「ブルガリ アルミニウム」のクロノグラフモデルだ。アルミニウム製ケースにラバーベゼルとラバーブレスレットが組み合わされている。
「ブルガリ アルミニウム」は、イタリアンデザインの真髄が感じられるスポーティかつシックな魅力を併せ持っている。ベゼルには、象徴的要素となっている”BVLGARI BVLGARI”の14 文字がエンボスされており、大胆さとスタイルを備えた多彩な魅力をまとったモデルだ。
自動巻き(Cal.B130)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。アルミニウムケース(直径40mm)。100m防水。73万7000円(税込み)。
ブルガリ「ブルガリ アルミニウム GMT」Ref.103554
「Ref.103554」は「ブルガリ アルミニウム」にGMT機能を搭載したモデルである。ダイアルの外周にブルーとレッドで分けられたリングが配され、もうひとつの時間帯が同時に表示される。
ローカルタイムは、先端が赤い針がダイアル外周のリングを指す形で示される。リングが色の異なるふたつのゾーンに分かれていることから、ローカルタイムの昼夜を瞬時に判別することが可能だ。
リュウズひとつで操作ができる、使いやすさも本作の魅力である。仕事やプライベートで世界を飛び回る際の心強いパートナーとなってくれるだろう。
自動巻き(Cal.B192)。25石。パワーリザーブ約50時間。アルミニウムケース(直径40mm)。100m防水。56万6500円(税込み)。
ブルガリのメンズウォッチを手に取ろう
イタリアのデザインと、スイスの時計製造技術が融合していることが、ブルガリ ウォッチの特徴だ。スイスやドイツの高級時計とは、そもそも時計に対するアプローチが異なる。
代表的なコレクションの中には、魅力的なメンズウォッチが多い。ブルガリのメンズウォッチを手に取り、ローマの歴史につながるデザインや優れた実用性を堪能しよう。
参考サイト:https://www.bulgari.com/ja-jp/
https://www.webchronos.net/features/112577/
https://www.webchronos.net/features/89157/
https://www.webchronos.net/features/104789/