オートランスは1940年代のレトロでポップなラジオのデザインをかたどった腕時計を、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2024にて発表した。このユニークなモデルはこのウォッチフェアの来場者たちの関心を引いた。
オートランス「レトロヴィジョン‘47」Ref.ED20-SP00
自動巻き(Cal.ED20-SP00)。SSケース。
自動巻き(Cal.ED20-SP00)。SSケース。
Originally published on watchtime.net
[2024年6月13日公開記事]
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レトロでポップなラジオを腕時計にしたオートランスの「レトロヴィジョン‘47」
オートランスはどこかテレビを思わせる四角いケースに、手の込んだ仕掛けを搭載した腕時計で有名なスイスのブランドだ。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2024では、ラジオ型の腕時計「レトロヴィジョン‘47」を発表した。モデルとなったのは1940年代のラジオである。より具体的には、シカゴのジェネラル テレビジョン&ラジオ社の「5A5」をモチーフに、この腕時計は生み出された。
“スピーカー保護カバー”の奥にトゥールビヨンを垣間見ることができる。周波数カウンターをイメージした文字盤にも注目しよう。
文字盤はケースの右側に配されている。一方、ケースの左側にある“スピーカー保護カバー”の奥にムーブメントが存在するのだ。ケースはステンレススティール製である。グリーンマーブル調のプラスティックの模様は手描きによるもの。リュウズはケース下部の中央に配されている。ラジオの取っ手はストラップ用のラグとなっており、ストラップの色は時分針に合わせて赤色だ。
この腕時計の裏蓋にあるHのような形状は、モデルとなったラジオの「裏蓋」を模したものだ。
この腕時計の自動巻きムーブメントCal.ED20-SP00は、1分間に1回転するケージを備えたトゥールビヨンを搭載する。“スピーカー保護カバー”の格子を通して、表から覗き見ることができる。裏蓋部分はモデルとなったラジオの「裏蓋」をイメージした形状だ。トランスパレント仕様のため、肉抜きされたローターを備えた自社製ムーブメントを鑑賞できる。
本作の右に位置するラジオが、モデルとなったシカゴのジェネラル テレビジョン&ラジオ社の「5A5」である。
レトロヴィジョン‘47はウォッチズ&ワンダーズへ向けたウィンドゥディスプレイ用の特別製作ではあるが、オートランスがレトロ愛好家の前向きな反応に応え、通常生産モデルとしてくれることを願いたい。
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