アーミーナイフで有名なスイスのブランド、ビクトリノックスは新しいダイバーズウォッチ「ダイブ プロ」を発表した。この腕時計はISO6425認証を受けた300mの防水性に加え、高い耐衝撃性と耐磁性を持つ頑丈な腕時計だ。クォーツモデルと自動巻きモデルの2種類が展開されており、どちらもツールなしでストラップを交換できるインターチェンジャブル機構を備えている。
[2024年7月3日公開記事]
ビクトリノックスの新しいダイバーズウォッチ「ダイブ プロ」
自動巻き(Cal.セリタ SW220-1)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。Tiケース(直径43mm、厚さ14mm)。300m防水。26万4000円(税込み)。
アーミーナイフで有名なビクトリノックスは、2024年の春に、ダイバーズウォッチの規格であるISO6425の認証を受けた腕時計「ダイブ プロ」を発表した。この腕時計はチタンまたはステンレススティール製の直径43mmのケースに、300m防水を備えたダイバーズウォッチだ。ムーブメントは自動巻きの機械式とクォーツ式から選ぶことができる。
ダイブ プロは、砂や塵、衝撃、そして振動に耐えうる丈夫な作りである。傾斜のついた逆回転防止ベゼルには、安全にダイビングができるように20分のスケールが配されている。
ビクトリノックス製腕時計のデイリーユースにおける耐久性の高さは有名で、長年にわたって同社の特徴のひとつとなっているほどだ。
ダイブ プロは、スイス・バーゼル地方のデレモンにある自社工場で製造されている。ビクトリノックスが出したプレスリリースによれば、ISO認定を受けた同社の腕時計は、自社工場で業界標準を超える厳格なテストを受けているという。そこまで厳しいテストを行う理由は「ユーザーが時間を有効活用できるようにするため」だ。
クォーツ式と機械式で選べるムーブメント
クォーツ式のダイブ プロは、Cal.ロンダ715を搭載する。機械式のモデルでは、約38時間のパワーリザーブと調整が容易な日付表示を備えた自動巻きムーブメント、Cal.セリタ SW220-1が搭載されている。
リュウズの位置はムーブメントの種類によって異なる。クォーツムーブメント搭載モデルの場合は3時位置にあり、機械式ムーブメント搭載モデルの場合は4時位置だ。どちらのモデルもダイバーズウォッチとして力強く、そして洗練された印象を与える。とはいえ、機械式ムーブメントを搭載したモデルの方が、完成度は高いだろう。
自動巻き(Cal.セリタ SW220-1)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径43mm、厚さ14mm)。300m防水。20万9000円(税込み)。
昼夜を問わない高い視認性
ダイブ プロは、昼でも夜でも最適な視認性が得られるように設計されている。文字盤上のドットインデックスはそもそも大きめである上に、たっぷりと蓄光塗料が塗布されている。時針と分針はどちらも太い。そして、時針にはグリーン、分針にはブルーのスーパールミノバが塗布されている。大きめの針やインデックスを備えるため、昼間の視認性は抜群だ。また、夜間でも針とインデックスにたっぷりと塗られた蓄光塗料のおかげで、視認性は高い。
なお、風防には無反射加工が施されたサファイアクリスタルが採用されている。
ストラップ交換が容易なインターチェンジャブル機構を搭載
この腕時計にはインターチェンジャブル機構が搭載されているため、ツールなしで容易にストラップを交換可能だ。交換用ストラップにはパラコード、ラバー、レザーなど、さまざまな素材のものが用意されている。
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