IWCはフランス・パリに新しい旗艦店「アパルトマン シャンゼリゼ」をオープンした。このブティックは高級ブランドのブティックが立ち並ぶシャンゼリゼ通りにあり、クラシックなアパルトマン風の内装が特徴的だ。IWCの技術を知ることができる展示や多目的に使用できるミーティングルームを備え、旗艦店のみのパーソナライズサービスも提供する。
[2024年8月1日公開記事]
パリ・シャンゼリゼ通りにIWCの新たな旗艦店がオープン
2024年5月28日、IWCはフランス・パリのシャンゼリゼ通りに、旗艦店となるブティック「アパルトマン シャンゼリゼ」をオープンした。凱旋門からコンコルド広場へ向かってシャンゼリゼ通りを進んでいくと、右側にこの新しいブティックが見えてくる。ちなみに、IWCのブティックの隣にあるのはフランスの時計小売店「ドゥバイ」のブティックだ。
世界で最も美しいと言われているシャンゼリゼ通りには、2023年11月にパネライのブティックもオープンしている。今回オープンしたIWCのブティックは、パネライのブティックと通りを挟んでほぼ反対側、パリ8区シャンゼリゼ通り73番地に位置している。
スイス・チューリッヒ、アラブ首長国連邦・ドバイ、中国・上海、アメリカ・カリフォルニアのビバリーヒルズ、そしてアメリカ・ニューヨークのマディソンアベニューに続き、フランス・パリのアパルトマン シャンゼリゼは、 IWCの6店舗目の旗艦店となった。232㎡のスペースの中で、訪れる人はIWCの世界に没入することができるのである。
「パリはヨーロッパでも最大級の都市のひとつであり、芸術、ファッション、グルメ、カルチャーの世界的な中心地です。毎年、パリには世界中から何千万人もの観光客が訪れます。パリの中心部に位置するIWCのブティックで、当社の腕時計とウォッチメイキングに対するユニークなアプローチを紹介できることをうれしく思います」と、IWCのCMOであるフランツィスカ・グセルは話している。
パリのアパルトマン風の店内
明るく暖かい雰囲気のブティックは、クラシックなパリのアパルトマン風の内装で仕上げられている。これは、シャンゼリゼ通りに位置する他ブランドの旗艦店も同じだ。例えば、通りを挟んでほぼ反対側にあるパネライのブティックも、アパルトマン風の内装となっている。
パリのアパルトマンの特徴である、板張りの床や装飾用モールディングが取り付けられた壁、備え付けの暖炉が、ゲストが自宅にいるかのようにくつろげるムードを醸し出すのである。
IWCの技術と知識を知ることができる展示
ブティックでは、職人の知識と技術を盛り込んだIWCの腕時計を、実際に見て体験することができる。ブティックの1階に設置されたエンジニアリングウォールでは、IWCの複雑機構とムーブメントの仕組みについて深く知ることができる。同社の高級時計には、永久カレンダーやトゥールビヨンといった複雑機構が搭載されたものも多いからだ。
また、特許を取得した最先端素材開発の展示にも注目してほしい。これらの中心となる展示だけでなく、ショーケースの中央にあるクロノグラフ、ケースエンジニアリング、カラーセラミックの展示も見逃せない。
多目的に使用できるミーティングルーム
アパルトマン シャンゼリゼに設置されたミーティング兼イベントルームは、IWCの自社工房である「マヌファクトゥールツェントルム」のバーチャルツアーやイベントのライブストリーミング、さらにプライベートなイベントやVIPイベント、ウォッチメイキング講座にも使用可能だ。
また、デザイナーズ家具が備えられたふたつのラウンジは、コーヒーを片手にリラックスできる空間となっている。
旗艦店のみのパーソナライズサービス
なお、旗艦店であるこのブティックでは「ポルトギーゼ・クロノグラフ」のパーソナライズサービスを提供している。ケース素材、文字盤のカラー、ストラップを好みのものから選んで組み合わせることができるのだ。
さらに、フランスのストラップメーカーであるジャン・ルソーと協力したストラップコンフィギュレーターも用意されている。ストラップの素材や色、裏地やステッチ、そしてエングレービングなど、オーナーの好みに合わせて自由にカスタマイズすることができるものだ。なお、コンフィギュレーターで製作できるストラップは「ポルトギーゼ」「パイロット・ウォッチ」「ポートフィノ」用となっている。
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