ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブに引き続き、ジュネーブ・ウォッチ・デイズでも「アクイス」コレクションから新作モデルがリリースされた。また、「ダイバーズ65」をベースとした特別な限定モデルにも注目したい。
オリス「アクイスデイト クロノグラフ」
自動巻き(Cal.Oris771)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約62時間。SSケース(直径43.5mm)。300m防水。74万8000円(税込み)。
オリスの「アクイスデイト クロノグラフ」がリニューアルを遂げた。基本的なデザインは前作を踏襲しているが、ケースとベゼルをスリム化し、ブレスレットにテーパーをかけることで、審美性と機能性の両面でアップデートが加えられている。
ダイアルは、鮮やかなグラデーションブルーカラー。スーパールミノバを塗布したインデックスと針によって、優れた視認性を確保している。逆回転防止ベゼルは、高い耐傷性を誇るセラミックス製だ。ブレスレットへとシームレスにつながるケースには、ふたつのプッシュボタンとリュウズが取り付けられ、屈強なリュウズガードによって保護されている。
ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.Oris771を搭載。シースルーバックからは、テンプの鼓動やオリスを象徴するレッドローターを鑑賞することが可能だ。
オリス「LFPリミテッドエディション」
自動巻き(Cal.Oris733)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径38mm)。10気圧防水。世界限定1000本。44万円(税込み)。
オリスが1965年に発表したダイバーズウォッチを復刻した、「ダイバーズ65」コレクションをベースとした数量限定モデル。本作は、2022年にオリスがサステナビリティパートナーとなった、フランスのプロサッカーリーグLFPと、そのチャリティパートナーであるフランスの全国児童保護連盟協会CNAPEが共同で取り組む、サスティナビリティープログラムの一環としての子供のためのサッカー大会、「子ども擁護トーナメント」をプロモートするために誕生した。
38mmのコンパクトなケースに、スケールを浮き彫りにしたベゼルと濃紺のダイアルを採用したシンプルなデザインだが、ダイアルに印字された文字には大きな特徴がある。まるで無垢な子どもが手書きしたようなフォントを使用し、6時位置の“WATER RESISTANT”には、CNAPEの子どもサッカー大会で用いられるロゴと同じレインボーカラーを採用しているのだ。なお、ダイアルのカラーは、国連SDGsの17番の目標「パートナーシップで目標を達成しよう」の色を表す。
本作は「HelloAsso」というプラットフォームで大会チケット購入者10名に当たる懸賞にも寄付され、チケット販売収益はCNAPEの活動資金となる。