ジャガー・ルクルトは「マスター・ウルトラスリム」コレクションに、ブルーグレイカラーを採用したモデルを加えた。この文字盤にはサンレイ仕上げが施されている。
自動巻き(Cal.899)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39 mm, 厚さ7.89mm)。50m防水。148万7200円(税込み)。
[2024年11月13日公開記事]
ブルーグレイカラー文字盤を備えた「マスター・ウルトラスリム・デイト」
「マスター・ウルトラスリム」コレクションは、タウンユースの腕時計の理想を具現化したもののひとつといえるだろう。その理想とは、クラシカルで薄型というものだ。
このコレクションに属する、6時位置に日付表示窓を備えた、センターセコンドの3針モデルに新作が発表された。それは、新作のために特別に開発された、輝くブルーグレイカラーの文字盤を備えたモデルだ。文字盤にはサンレイ仕上げが施されている。
なお、この腕時計のステンレススティール製のケースは、やや大きな印象を受ける直径39mmだ。防水性能は50m防水を備える。採用されたCal.899ムーブメントのパワーリザーブは、約38時間と標準的である。
文字盤上に目を向けると、針にはドーフィン針が採用されているため、高級な印象を覚えることだろう。インデックスは縦長の楔型のものであり、ドーフィン針によく似合っている。ポリッシュ仕上げのインデックスはとても薄いが、ファセット部分のみをサテン仕上げとすることで、上手く光を反射し、どの角度からでも視認性を確保している。
裏蓋はサファイアクリスタルを採用。搭載されるムーブメント、Cal.899を鑑賞することができる。ムーブメントは青焼きネジが採用され、面取りやコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたものだ。
このムーブメントの開発、生産および組み立ては、スイス・ル・サンティエにある、ジャガー・ルクルトの工場で一貫して行われている。
他のジャガー・ルクルト製の腕時計と同様に、「マスター・ウルトラスリム・デイト」も、1000時間コントロールテストに開発段階で合格している。このテストは、クロノメーター検定よりも、はるかに厳しい基準を設けた独自の取り組みだ。
付属するストラップは、フォールディングバックルを備えたブラックのアリゲーターストラップである。