大河ドラマ「光る君へ」で熱演中のはんにゃ金田、1/10秒まで正確に計測できる腕時計を愛用

NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原斉信を演じ、新境地を切り開いているお笑い芸人・はんにゃの金田哲。コンビ結成から3年でブレイクを果たし、今や俳優としても活躍の場を広げる金田哲が愛用するのは、ゼニスの「クロノマスター スポーツ」だ。時計の歴史を受け継ぐ革新的なクロノグラフは、芸人から俳優へと活動の幅を広げる金田の新たな魅力を象徴している。

NHK大河ドラマ「光る君へ」で、平安貴族を熱演

　平安貴族の世界における恋愛をつづった「源氏物語」の作者、紫式部の一生を描く大河ドラマが「光る君へ」だ。主演は吉高由里子で、柄本佑が藤原道長を演じている。

　この作品で金田哲が演じているのは、藤原斉信である。藤原道長の長兄である道隆に仕えるも、道長が出世しはじめるとそちらで腹心の部下としての地位を築いていく役柄だ。劇中では清少納言との恋仲を連想させる一幕もあり、なかなか隅に置けないキャラクターである。

　金田哲の顔立ちはどことなく品があり、平安の世においても人気を集めそうな雰囲気がある。剣道をたしなむ父と書道を嗜む母のもとで育ったこともあり、剣道の腕前は3段、神社仏閣と歴史が好きだという金田哲は、大河ドラマに対する思い入れも深かったと思われる。

小学生の頃から芸人志望。コンビ結成3年で、早期ブレイク

　金田哲は小学生の頃から芸人を志しており、中学に入ってからは文化祭でコントや漫才を披露していたという。高校を卒業してからは単身上京し、東京のNSCに入学。はんにゃの相方となる川島とそこで意気投合し、コンビを結成した。

　3年ほどの下積み時代があったが、「エンタの神様」や「爆笑レッドシアター」などでブレイクし、2009年には年間テレビ出演本数が505本、CM10本、ドラマや映画への出演などで、平均睡眠時間が3時間という多忙を極める生活となった。下積み時代が長期にわたる芸人が多い中、金田哲の場合は順調にキャリアを積んできたと言える。

　そして、インスタグラムでは私服のコーディネートスタイルも披露している金田哲。カジュアルなコーディネートが中心だが、トレンドを適度に取り入れたセンスの良さでファンからも支持を集めている様子だ。そのスタイルの要となっているのが、ゼニスの「クロノマスター スポーツ」である。複数の画像で確認できるので、愛用の一本であることがわかる。

伝統と革新が融合する一本。俳優としての新境地にも呼応

　クロノマスター スポーツは、3色のインダイアル、ポンプ型のプッシュボタン、ステンレススティール製ブレスレットにセラミック製のブラックベゼルが組み合わされた、ゼニス製クロノグラフの伝統的要素を現代にアレンジした一本である。さらにクロノマスター スポーツは、ゼニスが50年以上にわたって探究してきた自動巻きクロノグラフの頂点に立つムーブメントを搭載するモデルだ。

　そのムーブメント、Cal.エル・プリメロ3600は、1/10秒まで正確に計測可能なクロノグラフ機能を持ち、パワーリザーブは約60時間を誇る。中央に時分針、10秒で一周するクロノグラフ針を備え、9時位置にスモールセコンド、6時位置に60分カウンター、3時位置に60秒カウンターが配される。これは一般的なクロノグラフのように見えて、実は大きく異なるレイアウトだ。ケース径は41mmで、金田哲が愛用しているのはホワイト文字盤のものである。

　3色に塗り分けられたインダイアルは、オリジナルのエル・プリメロムーブメントを搭載したファーストモデル「A386」を継承したものだ。ブルー、ダークグレー、ライトグレーに色分けされ、コントラストは強すぎず、独特の趣がある。4時と5時の間には、控え目なデイト表示があり、実用性の高いクロノグラフウォッチだ。

　本作が発売されたのは2021年であり、クロノマスターとしては比較的新しいモデルである。そのことも、時代の流れに応じたしなやかなスタイルを標榜する金田哲らしい選択と言える。

　洗練された外観に、エル・プリメロという時計の歴史の中で受け継がれてきた秀逸なムーブメントを内包するクロノマスターの最新シリーズ。その確かな存在感は、芸人としての魅力をさらに引き立てている。