電撃結婚が話題を呼んだ岡田将生の愛用時計は、ツウ好みのロレックス!

2024年11月19日、岡田将生と高畑充希の電撃結婚が発表され、芸能界に驚きが広がった。交際報道のなかった2人の結婚は、共演したドラマ「1122(いいふうふ)」での出会いがきっかけという。そんな大物俳優・岡田将生が愛用する時計は、リゾート感とスポーティさを兼ね備えたロレックスの「ヨットマスターⅡ」。華やかなオーラを放つ彼の腕元を飾るのは、上質な趣味を感じさせる一本だ。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
土田貴史:編集
Edited by Takashi Tsuchida
[2024年12月1日掲載記事]

原宿でスカウトされた中学生が、いまや実力派俳優のトップランナーに

写真:アフロ
第44回 エランドール賞 都内で授賞式での岡田将生。

 2024年11月19日に高畑充希との結婚を発表して幸せな話題を届けた岡田将生。デビューのきっかけは中学時代に原宿でスカウトされたことだった。当時はバスケットボール部の活動に夢中だったため、一度は断ったものの、高校生になり夢中になれることが見つからなかったため、以前もらった名刺に書かれていた事務所に連絡をしたそうだ。

 それがきっかけで役者の道を歩み出し、2006年にはCM、ドラマ、映画とキャリアを次々に重ねていった。デビューから2年後の2008年の冬から翌年にかけては、主演級の映画が相次いで5本公開され、2009年度の映画賞の新人賞を総なめにしている。

 当時22歳だった2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」では源頼朝を堂々演じ、ナレーションも担当したことから、大河ドラマ史上最年少の源頼朝役、ナレーション担当の2つの記録を塗り替えている。

 演技力だけでなく上品な顔立ちやユーモアのセンスにも高い評価が集まっている。自身の性格を人見知りで目立ちたくないタイプと、インタビューでは語っているが、天然でピュアなところが自然と人を笑顔にさせるようだ。


ドラマでの夫婦役から本当の夫婦へ、対照的な性格が導いた結婚

 結婚を決めた高畑充希とは、ドラマ「1122(いいふうふ)」で共演したことがきっかけだった。ドラマの中でも夫婦を演じた高畑充希は、「撮影現場の雰囲気が楽しかったので撮影が終わった時はロスになった」と語る。2人が実際に夫婦になることを決めたのも納得できる。

 お互い10代の頃から演技を始め、着実にキャリアを築いてきたことで共感し合える部分も多かった一方で、性格は真逆と言えるほど似ていないという。それが刺激となり、気づきや学びになるという考えが、結婚という形に繋がったのだろう

ヨットレースの世界から生まれた特別なタイムピースを岡田将生が選んだ理由

 ロレックス「オイスターパーペチュアル ヨットマスターⅡ」は、海洋スポーツの中でもエレガントな分野であるヨットレースを楽しむための時計である。歴史を辿るとロレックスとヨットスポーツの関係は1958年にニューヨーク・ヨットクラブとパートナーシップを結んだことから始まる。ヨットレースでは高精度の計測が求められることから、ビーチリゾート用の時計を想定した「ヨットマスター」にとどまらず、さらに本格的なヨットスポーツのための「ヨットマスターⅡ」を追加リリースするに至った。

 船上で着用することを想定した100mの防水性能と両方向回転ベゼルを備えた、初代ヨットマスターが発表されたのが1992年のことである。当初のケースはイエローゴールドで、搭載されていたムーブメントCal.3135は、深夜に日付が一瞬で変わる機構を備えていた。

 一方で、初代ヨットマスターⅡが発表されたのは2007年である。10分から1分までのカウントダウン(レガッタ クロノグラフ)がプログラムできる機能を備え、レースごとに異なるスタートルールに合わせて正確に時間を計測でき、そのプログラムを機械的に記憶させられるようにしたヨットレースに特化した特殊なモデルだ。

私服姿の岡田将生の袖元で個性を放つのが「ヨットマスターⅡ」Ref.116681。残念ながら、このモデルは、現行ラインナップからすでに姿を消している。

 岡田将生が愛用するのは、ヨットマスターⅡRef.116681だと思われる。ムーブメントCal.4161を搭載し、パワーリザーブは約72時間を確保している。直径44mmという大きめのケースで、オイスタースチールと18Kエバーローズゴールドのロレゾール(コンビ)モデルという個性の強い時計ではあるが、ブルーベゼルが爽やかな印象を与えるため、華やかなオーラを持つ岡田将生は難なく自分らしく身に着けている。

 やはり、優れた役者は、自分を最高に演出する術が自然に備わっている。スポーティーでありながらどことなくエレガントな雰囲気があるのは、ヨットスポーツを背景にしたモデルの特長だが、それがしっくりと馴染んでいるのは、岡田将生のクリーンな雰囲気とファッションセンスの賜物だろう。

 現在、「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」が2024年11月22日から公開中のほか、「ゆきてかへらぬ」が2025年2月21日に公開予定と、ますます仕事も充実している岡田将生。結婚を機に彼が次にどのような時計を選ぶのか、さらなる一本にも引き続き注目していきたい。

ロレックス「オイスターパーペチュアル ヨットマスターⅡ」Ref.116681
自動巻き。(Cal.4161)。42石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS×18KERGケース(直径44mm、厚さ13.9mm)100m防水。


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