「CODE-願いの代償-」で主演を務めた坂口健太郎が着用したのは、精悍な印象を漂わせるIWCの「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」だ。視認性の高いダイアルと43mmの存在感あるケースサイズながら、14.8mmという薄さを実現。身長183cmのスタイリッシュな坂口の腕元にも違和感なく映える。2024年には韓国ドラマでも主演を果たし、グローバルに活躍の場を広げる彼の佇まいと、質実剛健でありながら洗練された仕上げを誇るIWCの世界観が見事にマッチする。硬軟併せ持つ両者の魅力は、まさに時を超えて響き合っている。
Text by Yukaco Numamoto
土田貴史:編集
Edited by Takashi Tsuchida
[2024年12月8日掲載記事]
台湾発の人気作を日本版にアレンジした刑事サスペンス
「CODE-願いの代償-」は、2023年の7月から9月に日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマだ。原作は台湾で大ヒットした「浮士徳遊戯(英題:CODE)」だが、制作を担当した読売テレビは、日本版としてオリジナル要素を多分に加えている。
見知らぬプレイヤー同士で願い事を叶え合う欲望のマッチングアプリCODEを手に入れた刑事が、婚約者の死の真相とCODEの背後に潜む陰謀に迫るサスペンスドラマというのがその概要。坂口健太郎は主人公役の刑事に扮し、その際に、IWCのパイロット・ウォッチ・クロノグラフを身につけた。
#CODE願いの代償 📱最終話
ご視聴ありがとうございました。˗ˏˋ #CODE現場オフショット 📸ˎˊ˗
思い出のアジト、二宮・椎名・円・咲4人で✨
4人一緒の楽しそうな姿がまたみられますように💭#坂口健太郎 #染谷将太 #松下奈緒 #堀田真由#CODE #日テレ
二宮の生死は果たして... pic.twitter.com/q5ePNmhQYw— 降り積もれ孤独な死よ【公式】日テレ 7月期日ドラ (@furitsumore_ytv) September 3, 2023
モデルから俳優へ、国内外で活躍の場を広げる坂口健太郎
坂口健太郎はメンズ雑誌のモデルとして4年間活躍したのち、役者の道を切り開いていった。母親も劇団に入っていたので、もともと芝居の世界への扉は開かれていたのかもしれない。2017年に「64-ロクヨン-前編/後編」で日本アカデミー賞新人俳優賞、同年エランドール賞新人賞を受賞。国内では大河ドラマや朝の連続テレビ小説にも出演し、CMや舞台など、幅広い分野で活躍を見せ、海外にも活躍の場を広げている。
2024年には韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」で主演を果たし、日本国内ではアマゾン プライム ビデオが独占配信中である。ちなみにこの作品はアメリカやブラジル、フランス、英国など103ヵ国で1位を獲得する大きな反響を得ていることもあり、坂口健太郎への注目度も世界的に急上昇しているようだ。今冬はユニクロ韓国版のモデルも務め、韓国ファンを喜ばせた。
実用性と機能美を兼ね備えたIWCのパイロットウォッチ
さて、話題をIWCのパイロットウォッチに戻そう。IWCには、多彩な種類のパイロットウォッチがあり、選択肢の幅が広いことでも知られている。機能美と実用性を両立させた視認性の高さは、ミリタリーの系譜も感じさせ、男心をくすぐるデザインだ。
歴史を遡るとIWCのパイロットウォッチは1930年代中頃にはじまった。1949年には英国空軍のために開発された「マーク11」をリリース。プロユースの性能は、当然、現行モデルにも引き継がれ、その優れた耐磁性は日常生活においても非常に有用だ。
存在感のある43mmケースに搭載された実用機能の数々
坂口健太郎が「CODE-願いの代償-」劇中で着用していたパイロット・ウォッチ・クロノグラフは、Cal.69385を搭載し、約46時間のパワーリザーブを備える現行モデルである。6時位置のスモールセコンドには赤い針が配され、アクセントとなっている。ケースサイズは存在感を印象づける直径43mm。対してケース厚は14.8mmと比較的抑えられているので、背が高くスタイルのいい坂口健太郎が着用するバランスとしてもちょうど良さそうだ。力強さの中にも上品さを感じさせる印象は、着用者を精悍な面持ちへと仕立て上げる。
またこのモデルは、曜日窓と日付窓を並べ、秒針停止機能付きのスモールセコンド、ストップウォッチ機能と、日常生活で使いやすい機能を備えている。さらにEasX-CHANGEシステムを採用していることから、ブレスレットやベルトを素早く簡単に付け替えることも可能だ。
質実剛健なIWCと硬軟併せ持つ坂口健太郎、相通じる魅力
IWCの製品は完成度が高く、徹底した品質管理が施されていることも特徴とされる。質実剛健な姿勢を貫くブランドでありながら、洗練されたデザインや繊細な仕上げを誇り、坂口健太郎自身の意志の強さとしなやかさを併せ持つキャラクターに通じるところがあると思うのだが、いかがだろう。
そんな坂口健太郎が2025年に挑戦したいと考えていることは「言葉」だそうだ。韓国で初主演を務めたことがきっかけで、「言葉」の重要性とコミュニケーションをたくさん取ることが作品づくりの中で大切だと改めて気づかされたそうだ。日韓合同作が増えてきている昨今、国際派俳優としての存在感を示していく坂口健太郎の今後の活躍から目が離せない。
自動巻き。(Cal.69385)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径43mm、厚さ14.8mm)。10気圧防水。117万1500円(税込み)。