外見的イメージを決める要素が多く集まる「顔タイプ」を元に、自分に似合う時計探しを提案する記事。顔タイプを直線タイプと曲線タイプに分けて、簡易チェックリストで診断していくと、あなたに似合うダイアルの形が分かるはず!
Photographs & Text by Mutsuyo Ito
[2024年12月29日公開記事]
人のイメージを決める要素が多いのは「顔タイプ」
時計を購入したいけど、結局自分には丸型・角型どちらの時計が似合うのだろう……? どうせならば、似合う形を選びたい! そんな悩みのひとつの解決策が、顔タイプという新しい指標を知る事だ。
人のイメージを想像する時に、真っ先に思い浮かべるのは「顔」ではないだろうか。著名な誰かを思い浮かべてみてほしい。その方に似合う服や時計を考えた時、あなたは何を基準にアイテムを選ぶだろう。
例えば、シャープでキリっとしたイメージの人にはシャープなアイテムを、ふんわりと優しいイメージの人には、やわらかさを感じるアイテムを選ぶ人が多いはずだ。
つまり、顔タイプと同じイメージのアイテムを身に着ける事で「似合う」と感じやすくなるのだ。では、あなたはどんなイメージなのか? 直線タイプと曲線タイプに分けた簡易チェックリストで診断してみよう!
直線タイプ? 曲線タイプ? チェックリストでセルフ診断してみよう
直線タイプと曲線タイプの簡易チェックリストには10個の項目がある。7~8個以上当てはまった方があなたの顔のタイプだ。早速試してみてほしい。
どちらの要素もある場合の選択肢は?
先に、簡易チェックリストではどちらの要素も同じくらい(どちらの項目にも4~6個当てはまった)という方におすすめの時計を提案しておく。それは直線曲線両方の要素を持ったトノー型や直線を含んだオーバル型ダイアルを持つ時計だ。文字盤だけでなく、ケースに直線・曲線が程よくミックスされているものを選ぶと、よりしっくりきやすい。
顔タイプでクレドールを選んでみよう!
ここでは実際に簡易チェックで明らかになった顔タイプに対して、相性の良い時計をクレドールの現行品を例に紹介していく。
直線タイプのオススメのクレドール
直線タイプにオススメのモデルはGBBF899(左)とGBBF903(右)だ。言うまでもなく、全体的に直線が多く含まれているのでキリッとシャープな佇まいに感じる。右側のみ、直線タイプにしっくりくる模様であるストライプ柄と合わせてみた。
曲線タイプにお勧めのクレドール
曲線タイプにオススメのモデルはGBAT949(左)とGBAT031(右)だ。丸型のダイアルが優しくふんわりとした雰囲気を醸し出している。右側のみ、曲線タイプにしっくりくる模様であるドット柄と合わせてみた。
どちらの要素も持っているタイプにオススメのクレドール
直線・曲線どちらの要素も同じくらいある中間タイプにはGBAT943(左)とGBBD981(右)がオススメだ。両方の要素が混ざることで直線ほどシャープではなく、程よいふんわり感が足されてエレガントな印象になっている。右側のみ、中間タイプにしっくりくる模様であるペイズリー柄と合わせてみた。
試してみよう!フェイスマッチ
簡易診断だけではよく分からない…という方に試してみてほしいのが「フェイスマッチ」だ。やり方は簡単。まずは自身の顔写真の切り抜きを準備する。次に、準備した顔の切り抜きを雑誌の時計や服の写真の隣、あるいはモデルさんの顔位置に置いてみる。顔写真の大きさは合わせてみる媒体の判型にもよるが、3cm~5cm四方くらいのサイズが使い易い。
これだけでも、時計を着用した際の自分と時計のマッチングが想像しやすくなる。時計の写真だけではイメージがつきづらい時や、店舗に足を運べないような時に是非活用してみてほしい。また、オフ会などで雑誌と切り抜きを持ち寄り、みんなでフェイスマッチを行ってみたら盛り上がるかもしれない。
やっぱり気になる。「似合う」アイテム探しは永遠のテーマ!?
自分自身が好きな時計、欲しい時計を買えばいい。その通りだ。だが、やはり気になるのが「似合っているか」ではないだろうか。
「似合う」を構築するさまざまな要素のひとつとして、顔タイプを指標に時計を選んでみると新しい発見があるかもしれない。
筆者プロフィール
伊藤むつよ
時計とジュエリーに特化した異色のコンサルタント。催事会場・ブティックでのコンサルティングや色彩セミナー開催に加えて、販売接客講師も務める。
時計メーカーの現役色彩監修者。J-color認定講師・カラーコンサルタント・時計修理技能士2級・顔タイプ診断1級、顔タイプ診断1級など多くの資格を保有。(株)parakeITO代表取締役。
HP:https://www.mutsuyo-ito-parakeito.com/