おすすめのチューダーはどれ? ブランドの広報担当者が、老若男女問わず楽しめる5本を紹介!

FEATUREその他
2024.12.29

チューダーの広報担当者がおすすめするモデルを、コメントとともに5本紹介。「男女隔たりない着け手を想定し、時計が好きなあらゆる人に毎日着用する時計としてお楽しみいただけるモデル」という基準の下に選定したという。なお、当初は「ランキングにしてほしい」とお願いしたものの、「なかなか難しく、順位はなしで」と、いずれも傑出したモデルであることをうかがわせるコメントももらったので、すべて同列として掲載している。

野島翼:文
Text by Tsubasa Nojima
[2024年12月29日公開記事]


広報担当者、太鼓判のおすすめモデルを紹介!

 チューダーの広報担当者に、おすすめモデルを5本選定してもらった。魅力的なコレクションが多くラインナップする同社だが、今回は「男女隔たりない着け手を想定し、時計が好きなあらゆる人に毎日着用する時計としてお楽しみいただけるモデル」としてピックアップ。各モデルは順不同で、すべて同率1位。チューダーが気になっているものの種類が多く悩んでいるというユーザーには、ぜひ参考にしていただきたい。


「ぺラゴス FXD」Ref.M25717N-0001

TUDOR「ペラゴスFXD」

チューダー「ぺラゴス FXD」Ref.M25717N-0001
ストラップバー固定型のチタンケースを備えた「ぺラゴス FXD」。優れた視認性や軽量なケース、ハイスペックなムーブメントを兼ね備えたダイバーズウォッチである。自動巻き(Cal.MT5602)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Tiケース(直径42mm、厚さ12.8mm)。200m防水。58万3000円(税込み)。

 モダンなデザインが魅力のダイバーズウォッチコレクションである「ぺラゴス」。本作は、ミリタリー仕様の固定式ストラップバーを備えたモデルだ。ブラックダイアルとの高いコントラストを成すホワイトのインデックスと針が採用され、視認性は抜群。時針と秒針は、チューダーを象徴するスノーフレーク型としている。

 ケースには、海水などへの耐食性を備えつつ、取り回しやすい軽量性もかなえるチタンを採用。ヘアラインで統一された仕上げやリュウズガードなど、ツール感の漂うデザインが与えられている。ストラップは、引き通しタイプのファブリックストラップが装着され、交換用のラバーストラップが付属する。

 ムーブメントは、ケニッシ製のCal.MT5602を搭載。約70時間のパワーリザーブを備えている。

選んでくれた広報担当者コメント

2021年のファーストモデル発表以降、年々拡充されている「ペラゴス FXD」の中でも、1950年代から数十年にわたりアメリカ海軍のミッションを支えた歴史的「チューダー サブマリーナー」を現代の技術で解釈したモデルです。そんなロマンティックな背景を持ちながら、チタン製かつセルフでストラップ付け替えが可能のFXD(バネ棒の代わりにストラップバーがラグ間にFiXeDされた構造)ケースにより、ストレスフリーに日々楽しめる1本です。42mmのケース径も、チタンの軽さとストラップのフィット感から、着用者の性別を問いません。フォレストグリーンのファブリックストラップの他に、フォーマルな着こなしにも適した、薄くしなやかなブラックラバーが付属し、活躍シーンが幅広いのもポイントです。


「レンジャー」Ref.M79950-0001

チューダー レンジャー

チューダー「レンジャー」Ref.M79950-0001
シンプルなデザインが特徴の「レンジャー」。視認性に優れたダイアルと堅牢なケースを組み合わせた、信頼性に優れるツールウォッチだ。自動巻き(Cal.MT5402)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39mm、厚さ12mm)。100m防水。46万4200円(税込み)。

 英国海軍による北グリーンランド遠征探検の70周年を記念し、2022年に発表されたモデル。遠征探検に対してチューダーが提供した「オイスター プリンス」に敬意を表するものだ。マットなブラックのダイアルには、やや黄色がかった蓄光塗料によるインデックスと針が組み合わされ、優れた視認性を発揮する。

 スムーズなベゼルを採用したシンプルなケースラインも特徴だ。直径39mmというサイズは男性にも女性にも着けやすく、ヘアライン仕上げを主体としているため、傷も目立ちにくい。3連タイプのステンレススティールブレスレットには、独自の微調整機構である“T-fit”が搭載され、工具を使うことなく簡単に手首回りを調整することができる。

選んでくれた広報担当者コメント

防水ケースの象徴であるオイスターケースと自動巻き機構をチューダーで初めて採用した「オイスター プリンス」(1952年)が前身のレンジャー。回転ベゼルのついたダイバーズウォッチのイメージの強いチューダーのコレクションの中で、陸上の探検をサポートするフィールドウォッチの伝統を受け継いでいます。ダイアルに直接塗布されたアラビア数字のペイントインデックスと、矢印型の時針が特徴で、ドーム型のサファイア風防と相まってレトロな趣きを感じさせるデザインです。ブレスレットもシンプルな意匠で、飽きの来ない武骨な外観が、毎日の相棒にぴったりです。


「ブラックベイ 31 S&G」Ref.M79603-0002

チューダー 「ブラックベイ 31 S&G」Ref.M79603-0002

チューダー「ブラックベイ 31 S&G」Ref.M79603-0002
ステンレススティールとイエローゴールドのコンビカラーモデル。5連タイプのブレスレットと相まって、ドレッシーな印象だ。比較的薄型であることもポイント。自動巻き(Cal.MT5201)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KYG×SSケース(直径31mm、厚さ9.5mm)。100m防水。74万8000円(税込み)。

 レトロなダイバーズウォッチを主軸として展開されている「ブラックベイ」コレクション。その中において最もドレッシーなモデルのひとつが本作である。ブラックベイの多くのモデルに共通する回転ベゼルを持たず、代わりに18Kイエローゴールド製のスムースベゼルが与えられている。リュウズにはイエローゴールドキャップ、ブレスレットは最初のリンクのみステンレススティールと18Kイエローゴールド、以降のリンクをステンレススティールとゴールドキャップとしている。

 シルバーとゴールドのバイカラーは、ダイアルにも採用されている。ゴールドカラーをあしらったインデックスや針の縁取りが、一層華やかな印象をもたらす。

 ドレスウォッチらしい佇まいでありながらも100m防水を達成し、さまざまなシーンで着用しやすい点も魅力だ。

選んでくれた広報担当者コメント

チューダーでは少し存在感が薄いかもしれない「ブラックベイ 31/36/39/41」の、スティール&ゴールドシリーズ。その中で一番小さい31mmケースは、女性はもちろん、ドレスウォッチとして男性にもぜひ着けていただきたいモデルです。エレガントな雰囲気にチューダーのダイバーズウォッチの象徴であるスノーフレーク針とドットインデックスが組み合わさることで、少し“はずし”の効いた愛らしさも感じられるのではないでしょうか。カチッとスーツに合わせれば洗練された着こなしに、ストリートカジュアルにはゆるめのサイズで合わせると、むしろ大人っぽさを感じさせます。チューダー最小のマニュファクチュールムーブメントを搭載しているのもポイントです。


「ブラックベイ 58」Ref.M79030B-0001

チューダー 「ブラックベイ 58」Ref.M79030B-0001

チューダー「ブラックベイ 58」Ref.M79030B-0001
使い勝手の良いサイズ感が特徴の「ブラックベイ 58」。中でもブルーダイアルの本作は、根強い人気を誇る傑作だ。自動巻き(Cal.MT5402)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39mm、厚さ11.9mm)。200m防水。56万1000円(税込み)。

 1958年に登場した「オイスター プリンス サブマリーナー」のRef.7924、通称“ビッグ・クラウン”にオマージュを捧げる「ブラックベイ 58」。直径39mmというやや控えめなサイズ感と薄型のケースによって、使い勝手に優れる1本だ。「ブラックベイ 58」にはいくつかのバリエーションが存在するが、本作は柔らかな印象のブルーダイアルを採用したモデルである。

 ステンレススティールブレスレットは、レトロ感を強調するリベットタイプ。ダブルロック仕様のバックルを備え、アクティブシーンでも安心して着用できる。

 ムーブメントは、ケニッシ製のマニュファクチュールキャリバー、Cal.MT5402を搭載する。約70時間のパワーリザーブやC.O.S.C.公認クロノメーターを取得した高精度など、優れた実用性が魅力だ。

選んでくれた広報担当者コメント

2018年の発表以来、日本では特に好評の39mm径シリーズ「ブラックベイ 58」で2番目に登場した“ネイビーブルー”は、寒色で整えられた清潔感がにじみ出る、ありそうでないモデルです。スーツや女性のオフィスルックをより端正に仕上げてくれる一方で、白Tシャツ×ジーンズとの相性は当然ですが、さまざまなカジュアルスタイルを爽やかに引き立ててくれる万能な1本。ケースサイズやデザインは、チューダーの歴代ダイバーズウォッチとして初めて200m防水を達成したRef.7924をインスピレーション源としています。


「ブラックベイ 54」Ref.M79000N-0002

チューダー ブラックベイ 54

チューダー「ブラックベイ 54」Ref.M79000N-0002
チューダーの初代ダイバーズウォッチにオマージュを捧げるモデル。小径かつ薄型のためデスクワークなどでも邪魔にならない、使い勝手の良い1本だ。自動巻き(Cal.MT5400)。27石。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径37mm、厚さ11.2mm)。200m防水。51万7000円(税込み)。

 1954年に誕生したチューダー初のダイバーズウォッチ、オイスター プリンス サブマリーナーのRef.7922に着想を得たモデルが、「ブラックベイ 54」である。直径37mmのコンパクトなケースや、5分単位の目盛りが振られたベゼル、小ぶりなリュウズなど、随所にオリジナルを想起させる意匠がちりばめられている。

 ダイバーズウォッチとしては小径な本作だが、スペックは大径のモデルに劣らない。防水性は200mを達成し、マニュファクチュールキャリバーCal.MT5400の搭載によって、約70時間のパワーリザーブを備えている。

 リベットタイプのステンレススティールブレスレット仕様も存在するが、ここで取り上げるのはラバーストラップ仕様。“T-fit”を搭載したバックルが採用され、簡単に腕回りを微調整することができる。

選んでくれた広報担当者コメント

2023年に径37mmという小ぶりなサイズで登場した、回転ベゼルを持つダイバーズウォッチとしてはチューダー最小のブラックベイ 54。チューダー サブマリーナーの初代モデルであるRef.7922を現代によみがえらせたモデルです。個人的には、この1本があれば365日着ける時計に迷わないと言えるほどですが、女性目線では特にラバーストラップをおすすめします。より軽くなるのはもちろん、テイパーした薄くしなやかなラバーストラップはまるでセカンドスキンのように手首に添い、長時間快適に着用できます。往年のチューダー サブマリーナーのデザインをこのサイズ感、薄さで楽しめるブラックベイ 54は、「ダイバーズウォッチ」というカテゴリーが選択肢になかった方にもぜひ触れていただきたいモデルです。

Contact info: 日本ロレックス / チューダー Tel.0120-929-570


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