山田孝之がSNSでチラ見せする黒の腕時計とは、一体?

俳優・山田孝之が愛用する時計は、ウブロの「アエロ・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック」。役者としての活動に留まらず、プロデューサーや監督としても才能を発揮し、バンド活動まで手がける多才な表現者の腕には、ブラックセラミックとアリゲーターレザーを組み合わせた、洗練された一本が輝いている。沖縄での自給自足生活という意外な一面も持つ山田の魅力に迫る。

山田孝之

写真:Motoo Naka/アフロ
沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
土田貴史:編集
Edited by Takashi Tsuchida
[2025年1月26日掲載記事]

「全裸監督」から「聖☆おにいさん」まで、多彩な役柄で魅せる実力派俳優の腕元

「ちゅらさん」「世界の中心で、愛をさけぶ」「全裸監督」と、数多くのヒット作に出演し、多彩な役柄で役者としての幅の広さを見せる山田孝之の公式インスタグラムに、プライベートで愛用する時計を着用した投稿を発見した。

2024年2月10日の公式インスタグラムへの投稿。本人のコメントにもあるように、ここは東京・渋谷の人気美容室「OCEANTOKYO」(オーシャントーキョー)だ。カットしているのは同店代表の高木琢也氏。日本一予約が取れない美容師として話題となり、ヨウジヤマモトのパリコレクションでのヘアを担当するなど華やかな経歴を持つ凄腕美容師である。

 その時計とは、ウブロ「アエロ・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック」である。同モデルは、山田孝之が子役・俳優を目指す子ども向けに開催されたオンラインワークショップの様子を紹介するオリコンニュースでも着用していたことを確認。ほかにも、赤西仁の公式インスタグラムに同モデルを着用した山田孝之の画像が投稿されているため、日頃から愛用していることが推測できる。

2023年10月1日に赤西仁の公式インスタグラムに投稿された、赤西仁と山田孝之のツーショット画像。ディテールまではっきりと写っているわけではないが、ケースフォルムや雰囲気からして、山田が着用しているのはウブロ「アエロ・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック」と思われる。

 ちなみに赤西仁と山田孝之は、2016年にユニット、JINTAKAを結成してCDデビューを果たしたが、もともとは10代後半の頃からの縁。現在も“プライベートで一番会っている”と言うほどの親友関係を築いている。


ブラックの統一感と素材使いに遊び心が光る、山田孝之の個性が映えるウブロ

 山田孝之は1999年に、高校1年で「サイコメトラーEIJI2」に出演し、ドラマ俳優デビューを飾った。2003年には、ドラマ版「WATER BOYS」で、早くもテレビドラマ初主演を務めている。スカウトがきっかけで俳優の道へと進んだが、長姉は椿かおり、次姉はSAYUKIとして、それぞれ芸能活動に勤しむ芸能一家だ。

 ワイルドな黒髪、無精髭は、山田孝之のトレードマーク。これまでの役者像を打ち破るビジュアルと迫力ある演技で、その役柄を広げていった。昨今、アジア俳優の海外での活躍にもスポットが当たっているが、2011年の時点ですでに「世界で注目されるアジア人俳優」としてニューヨーク・アジア映画祭においてスター・アジア・ライジング・スター賞を日本人として初めて受賞している。

 さらに山田は、出演側にとどまらず、プロデュースや監督業でも経験を積み、多彩なクリエイティビティを発揮している。またストイックに演技に取り組むだけでなく「ドキュメンタル」のスピンオフ企画「イケメンタル」に参戦し、話題となったことも記憶に新しい。綾野剛、内田朝陽と共にバンドTHE XXXXXXを結成するなど、これからも様々なことにチャレンジしていく姿を見せてくれることだろう。

 一方、プライベートでは妻子と共に沖縄に移住していることを公表。自給自足への憧れから選んだ2拠点生活のようだが、仕事に、プライベートに全力投球する山田の充実した日々が目に浮かぶようだ。

クラシック・フュージョンが魅せる、モダンで洗練された佇まい

 ウブロの初期デザインを再解釈したコレクションが「クラシック・フュージョン」である。1980年に誕生した初代「クラシック」はフランス語で舷窓を意味するHUBLOTの名前から着想を得て、ベゼルの12カ所にビスを打ったデザインであったが、2008年に誕生した「クラシック・フュージョン」ではビスの数を6カ所に減らし、そのビスについても存在感のあるH型のものを採用している。

アエロ・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック

ウブロ「アエロ・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック」
自動巻(Cal.HUB1155)。60石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。ポリッシュ仕上げ&サテン仕上げブラックセラミックケース(直径45mm)。5気圧防水。242万円(税込み)。

 ウブロのもうひとつの基幹コレクションである「ビッグ・バン」と比較すると、薄型で控えめな雰囲気を持つことが特徴だ。また、ウブロは同デザインを男女問わず着用できることを訴求しているため、サイズ展開も豊富に揃えている。自身の求めるサイズにパーフェクトフィットする選択肢があることも、特筆すべきポイントだ。

 山田孝之が着用するモデルは45mm径のサイズと思われる。ラバーストラップではなく、ブラックラバー&ブラックアリゲーターの異素材ストラップであり、内側にラバー、表面はアリゲーターレザーを配したものだ。これにより着用時の快適性を高め、汗でレザーを傷めないという実用性を確立している。

 ワイルドなインパクトがありながら、センスを感じさせるスタイリッシュさは、山田孝之本人の個性と響き合う。黒一色で統一されながらも、素材使いに遊び心があるため、スマートな印象が際立ち、コーディネイトを格上げしている。

 さて、多彩な活動を繰り広げる山田孝之にとって、2025年はさらなる飛躍の年になりそうだ。2024年12月20日から全国公開されている映画「聖☆おにいさん」では、出演に加え、プロデュースとしても名を連ねている。トーク番組でも個性を発揮する山田孝之のさらなる活躍を楽しみにしたい。



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