30代男性におすすめしたいセイコーの腕時計をプロスペックスやキングセイコーから選ぶ!

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2025.04.03

30代の男性におすすめしたい、セイコーの腕時計を5本紹介する。日本を代表する時計ブランド・セイコーでは、優れたデザイン性と機能性を兼ね備えたコレクションが、豊富なバリエーションの下、手の届きやすい価格帯で展開されている。初めて腕時計を購入しようと考えている人も、選択肢に加えてみてはいかがだろうか。

新居賢人:文
Text by Kento Nii
[2025年4月3日公開記事]


セイコーから、30代男性にお勧めしたい腕時計を5本紹介

 セイコーは、1881年に服部金太郎が開いた服部時計店から、その歴史をスタートした時計ブランドだ。1892年に時計製造工場・精工舎を設立してからは、高品質な時計の量産に注力し、国産初の腕時計である「ローレル」や国産初のダイバーズウォッチ「62MAS-010」、そして世界初の量産型クォーツ式腕時計「アストロン」を開発するなど、時計業界の発展に大きく寄与してきたブランドとして知られている。ちなみに「セイコー」というブランド名が製品に冠されるようになったのは、1924年のことだ。

 現在のセイコーは、スポーツやアウトドアシーンに適した機能を誇る「セイコー プロスペックス」に、“日本の美意識”を世界に向けて発信することを標榜する「セイコー プレザージュ」、先進技術を生かしたモデルをそろえる「セイコー アストロン」、1960年代に製造されていた、往年の国産機械式腕時計を復刻した「キングセイコー」など、多彩なブランドを展開している。価格帯のレンジも広く、多様な需要をカバーするそのコレクションの数々は、老若男女を問わない支持を獲得するに至っている。

 そんなセイコーは、社会的な責任が増し、キャリアやライフスタイルの両面で成熟を迎える、30代男性におすすめできる時計ブランドだ。自身のスタイルを確立しつつある年代において、セイコーの腕時計が持つ多彩な選択肢は、自身の個性の表現に役立つだろう。加えて、自社で完結する時計製造によって、高い品質と独自のデザイン性、そして良心的な価格に設定されている点も、30代男性のデイリーユース向け腕時計として選びやすいポイントとなる。

 今回は、そんなセイコーの現行ラインナップの中から、機能性、デザイン性の両面でおすすめできるモデルを5本ピックアップした。使用シーンやライフスタイルに合った1本を、ぜひ探してみほしい。

セイコー プロスペックス「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」Ref.SBEJ009

 セイコー プロスペックスは、ダイビングやトレッキングといったアクティブなシーンに対応する、高機能な腕時計をそろえるブランドだ。その中でも「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」Ref.SBEJ009は、1968年のヘリテージモデルをデザインのルーツに持つダイバーズウォッチである。また、GMT機能を有していることも大きな特徴だ。

セイコー「セイコー プロスペックス ダイバー スキューバ」Ref.SBEJ009

セイコー プロスペックス「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」Ref.SBEJ009
自動巻き(Cal.6R54)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径42mm、厚さ12.9mm)。200m空気潜水用防水。21万8900円(税込み)。

 深みのあるグリーンで彩られたその表情は落ち着きを見せつつも、堅牢さを思わせる幅広のベゼルや大ぶりのケースは、スポーティーな仕上がりだ。なおケース直径は42mmで、その形状はオリジナルを意識しつつも、エッジの効いたラグがモダンな一面をのぞかせている。GMT機能に用いられるゴールドカラーの24時間針や、秒針の先端のレッドがワンポイントアクセントになっており、デザインとしての魅力が際立つのみならず、高い判読性にも寄与している。時分針やインデックスも見やすい造形で、蓄光塗料が塗布されたことで、暗所での優れた視認性も確保されている。

 200m空気潜水用防水と逆回転防止ベゼルといった、ツールウォッチとしての機能性も本作の魅力のひとつと言える。こういったプロフェッショナルな機能性と、タウンユースにもなじむ洗練されたデザインを兼ね備えた本作は、30代男性のビジネスシーンから週末のレジャーまでと、幅広く活躍させることが期待できるだろう。

 ムーブメントは、約72時間のパワーリザーブを有する自動巻きCal.6R54を搭載している。

セイコー プロスペックス「マリンマスター」Ref.SBDX063

 同じくセイコー プロスペックスからピックアップしたRef.SBDX063は、よりプロフェッショナルなダイビングシーンを想定しつつ、外装のつくりなどを追求することで所有する喜びにも配慮された「マリンマスター」シリーズの1種だ。上述のRef.SBEJ009と同様、1968年のヘリテージモデルのデザインを受け継ぎつつ、現代の技術でスペックアップが図られたモデルである。

セイコー プロスペックス SBDX063

セイコー プロスペックス「マリンマスター」Ref.SBDX063
自動巻き(Cal.8L35)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42.6mm、厚さ13.4mm)。300m空気潜水用防水。40万7000円(税込み)。

 オリジナルの意匠を継承した本作は、そのケースサイドにゆがみのない大胆な鏡面仕上げが施されており、力強くも高級感のある佇まいを見せている。デザインの復刻にあたって、ベゼル、リュウズのローレット形状が見直されたほか、ねじ込み式リュウズの構造も刷新されており、高い操作性とメンテナンス性が実現されたモデルだ。

 梨地調のダイアルは、色と質感を巧みにコントロールしたハイコントラストなデザインが特徴で、各要素が際立つように設計されている。また、随所に塗布された蓄光塗料は、暗所での視認性を確保するだけでなく、経年変化を経たような色合いとなっており、復刻モデルとして魅力的なヴィンテージ感を表情に作り出している。

 300m空気潜水用防水の本作は、アウトドアやマリンスポーツを楽しむ30代にとって、相棒として心強い存在だ。また、ヘリテージモデルを復刻したことによる重厚感のあるデザイン性は、大人の男性の手元に風格を与えるうえでも効果的だろう。ムーブメントにはダイバーズウォッチのために設計されたCal.8L系となるCal.8L35を搭載し、約50時間のパワーリザーブを備えている。

キングセイコー「KS1969」Ref.SDKA017

 キングセイコーはセイコーの高級ラインとして、1961年に誕生した腕時計だ。生産終了となった後、2021年に復刻。翌2022年にはレギュラーコレクションとして再登場し、約50年ぶりの復活を果たした現在では、“キング”の名に恥じない性能と、風格のあるデザインを特徴に展開されている。中でも「KS1969」Ref.SDKA017は、1969年に発表された「45KCM」からデザインの着想を得た、エレガントな1本である。

セイコー「キングセイコー KS1969」Ref.SDKA017

セイコー「キングセイコー KS1969」Ref.SDKA017
自動巻き(Cal.6L35)。26石。パワーリザーブ約45時間。2万8800振動/時。SSケース(直径39.4mm、厚さ9.9mm)。5気圧防水。39万6000円(税込み)。

 上質なサテン仕上げが施されたシルバーダイアルは、現代の東京の街並みをモチーフとしたものだ。3面カットされた針、アプライドインデックスが配されており、それぞれが平面を持ちつつ磨き上げられたことで、シルバーのワントーンながら、表情にコントラストが生み出されている。また、12時位置のダブルインデックスには、矢羽根のようなカットが施されるなど、細部のディテールにも妥協のない姿勢が見受けられる。

 オリジナルをほうふつとさせる楕円形のケースも、本作の特徴だ。サイドからラグまでが滑らかにつながっており、その表面はゆがみの無い鏡面に仕上げられている。ケース厚は10mmを下回っており、細かいリンクを持つブレスレットが取り付けられたその佇まいは、至ってドレッシーな印象である。

 ムーブメントは、薄型ケースを実現した設計の自動巻きCal.6L35を搭載する。パワーリザーブは約45時間だ。

 高級感にあふれる表情と薄型設計を併せ持つ、ドレッシーな腕時計である本作は、フォーマルなファッションはもちろんのこと、スマートなカジュアルファッションにも合わせやすい。

セイコー プレザージュ 「クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤル」Ref.SART003

 セイコー プレザージュは、セイコーの100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、機械式腕時計の魅力や日本の美意識を世界に発信するブランドだ。ピックアップしたRef.SART003は「クラフツマンシップシリーズ」の中の1本で、日本の伝統工芸である有田焼をダイアルに採用した、ユニークな個性が際立つモデルだ。

セイコー「セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイアル」Ref.SART003

セイコー「セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤル」Ref.SART003
自動巻き(Cal.6R5H)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40.6mm、厚さ12.5mm)。10気圧防水。25万9600円(税込み)。

 透明な釉薬を施した純白の有田焼ダイアルは、磁器特有のきめ細やかな光沢と透明感を持ち、インデックスの内側に施された微細な凹凸によって、繊細な陰影が与えられている。先端が曲げられたリーフ針とバーインデックスを持つその表情は、なんともクラシカルな印象だ。加えて6時位置には、椀状にくぼんだアラビアインデックスの24時間表示が配置されており、機能性の充実とダイアルの表情付けも行われた。

 ケース直径は40.6mmで、決して大きすぎずシャープでありつつ、ダイアルに見合った優美な造形を備えている。取り付けられた多連タイプのブレスレットも、手元をエレガントに演出してくれるだろう。有田焼ダイアルが生み出す特別感と、上品なデザイン性によって、ビジネスからプライベートまで愛用しやすいモデルと言える。

 ムーブメントは、Cal.6R5Hを搭載している。約72時間のパワーリザーブを備えており、トランスパレント仕様のケースバックから、そのテンプやローターの動きを見ることができる。

セイコー アストロン「Nexterシリーズ GPSソーラーモデル」Ref.SBXC159

 セイコー アストロンは、世界で初めて市販化されたクォーツ式腕時計として誕生した同名モデルから名を受け継ぐ、セイコーの先進性を象徴するブランドである。中でも「Nexterシリーズ GPSソーラーモデル」Ref.SBXC159は、洗練されつつ威厳も感じさせるデザイン性を持つ「NEXTER」シリーズに属する1本で、コンパクトなチタン製ケースと多機能性を両立させたことを特徴としている。

セイコー「セイコー アストロン Nexterシリーズ GPSソーラーモデル」Ref.SBXC159

セイコー「セイコー アストロン Nexterシリーズ GPSソーラーモデル」Ref.SBXC159
GPSソーラー(Cal.5X83)。フル充電時約24カ月駆動(パワーセーブ時)。14石。Tiケース(直径42mm、厚さ12.4mm)。10気圧防水。28万6000円(税込み)。

 モダンにまとめられた本作は、エッジの効いたデザインがダイアル、ブレスレット、ケースに取り入れられており、そのシルバートーンのルックスには機能美が宿っている。特に、ヘアライン調の型打ちパターンが施されたダイアルは、仕上げや縁取りを駆使することで視認性が確保されており、多くの情報量を持ちつつも洗練された印象を備えた。

 ケースは直径42mm、厚さ12.4mmというサイズ感で、セイコー アストロンの同種の多針モデルと比べると、コンパクトな仕上がりだ。さらに軽量なチタン素材と、ケースと一体化したようなフォルムを成すピッチの短いブレスレットにより、良好な着用感にも期待ができる。

 ムーブメントは、GPSソーラームーブメントCal.5X83を搭載しており、GPS衛星からの電波を受信することで、受信環境さえあれば、地球上のどこにいても正確な時刻を表示できる。さらに、ワールドタイム機能、デュアルタイム表示機能、クロノグラフ機能などを有しており、セイコー アストロンらしい多機能性も誇るべき点だ。ソーラー発電であるため、定期的な電池交換の必要もなく、常に正確な時刻を求めるビジネスパーソンにとって頼りになる1本と言える。



Contact info:セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012


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