ゴールドが手元を華やかに彩る。ロレックスの金無垢ウォッチ5選【サブマリーナー、スカイドゥエラーなど】

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2025.03.27

ロレックスから、18Kゴールドを外装に使ったおすすめモデルを5本、紹介する。自社専用の鋳造場をはじめとするマニュファクチュールの下、高品質かつ高性能な腕時計を製造してきたロレックスは、ラグジュアリーな金無垢ウォッチでも、頭ひとつ抜きん出た才覚を表している。

ロレックス 金無垢

久武ミキ:文
Text by Miki Hisatake
[2025年3月27日公開記事]


ロレックスの18Kゴールド製腕時計の魅力

 自社専用の鋳造場を所有し、多彩な18Kゴールド製モデルを生産しているロレックス。卓越した技術で製造されたそのモデルの数々は品質が高く、厳密な検査をパスした逸品ばかりだ。手に取るそのどれもが上品な輝きを放ち、身に着けるだけで背筋が伸びるように感じられるのは、同ブランドならではの審美性と優れた品質が約束されていることを、誰もが知っているからだろう。そんなロレックスの18Kゴールド製モデルの中から、おすすめしたい名機5品をセレクトし、紹介する。なお、「金無垢」とは一般的には24Kゴールドのことを指すが、時計・宝飾業界では慣習として18Kゴールドも金無垢と表記することがあるため、本稿もそれにならっている。


「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」Ref.126618LB

「オイスターパーペチュアル サブマリーナー デイト」から、18Kイエローゴールドの輝きになじむロイヤルブルーの文字盤と逆回転防止ベゼルを有したモデルをピックアップ。潜水時間や減圧停止を正確に測るダイバーズウォッチにとって不可欠な60分の目盛りが刻まれたこのベゼルは、「オイスターパーペチュアル サブマリーナー」にとっても欠かすことができない機能のひとつだ。耐蝕性に優れたセラミックスからつくられたセラクロム製ベゼルインサートは、耐傷性にも優れている。フォルムと機能、デザインと技術が融合した、審美性と堅牢性、そして快適な装着性を備えたモデルとなっているのだ。

 また、海でブレスレットが誤って開くことを防ぐ、艶やかな18Kゴールド製のセーフティーキャッチ付オイスターロックスクラプや、工具を使わずに手軽に微調整できるロレックスグライドロック エクステンション システム、そしてグローブを着けた状態やダイビングスーツの上からでも操作しやすいように刻まれたベゼルのエッジなども、高い機能性に寄与している。

ロレックス オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト

ロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」Ref.126618LB
自動巻き(Cal.3235)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KYGケース(直径41mm)。300m防水。


「オイスター パーペチュアル GMTマスター II」Ref.126718GRNR

 暗闇の中でも高い視認性を誇るブラック文字盤と、上質な18Kイエローゴールド製のケース、そしてジュビリーブレスレットを備えた「オイスター パーペチュアル GMTマスター II」Ref.126718GRNR。時針、分針、秒針に加えて、24時間でダイアルを1周するGMT針と、ブラックとグレーで色分けされた24時間目盛り入りの両方向回転ベゼルを備えているため、ローカルタイムのほか、第2、第3時間帯の表示設定が可能なモデルだ。

 ロレックスらしいシンプルで記号的なアワーマーカーと幅広の針は、蓄光塗料であるクロマライトが施されているため、暗闇でもブルーに発光し、視認性を確保してくれる。

 しなやかで着け心地のよい5列のジュビリーブレスレットは、1945年の、「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」の発売に合わせて、特別にデザインされたもの。このブレスレットは、クラスプに搭載されたイージーリンクによって、工具なしに長さ約5mmがユーザー自身で調節可能となっている。

ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡ」Ref.126718GRNR

ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」Ref.126718GRNR
自動巻き(Cal.3285)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KYGケース(直径40mm)。100m防水。


「パーペチュアル 1908」Ref.52509

 18Kホワイトゴールド製の直径39mmケースにシンプルながら特徴的なブラック文字盤、そしてアリゲーターのレザーストラップと、ロレックスの粋を集めた「パーペチュアル 1908」。この1908は、ロレックスというブランドが誕生した年を意味している。

 エレガントでスリムなケースにスモールセコンドを搭載し、カレンダー表示の小窓は持たないなど、非常にクラシックなスタイルを有することが特徴である。一方で滑らかなドームと光を乱反射させるフルーテッドを組み合わせたベゼルがアイコニックで、この意匠はロレックスの高度なカッティング技術があるからこそだ。文字盤製作はもちろん、カラーリングやアップリケまで、すべてのプロセスにおいて卓越した技術が発揮されているパーペチュアル 1908。ロレックスが誇る最先端テクノロジーが投入されており、50mの防水性や耐磁性に優れるシリコン製シロキシ・ヘアスプリング。高性能な耐衝撃装置パラフレックス ショック・アブソーバなどを備えることで、現代においてデイリーユースしやすい1本となっている。

ロレックス 1908

ロレックス「パーペチュアル 1908」Ref.52509
自動巻き(Cal.7140)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約66時間。18KWGケース(直径39.0mm、厚さ9.50mm)。50m防水。


「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」Ref.336935

 ジュエリーのように艶やかな光を放つ、肌映りの良い18Kピンクゴールドと、ブルーグリーンの文字盤が特徴的な「オイスターパーペチュアル スカイドゥエラー」。ローカルタイムのほか、ホームタイムの24時間を表示する回転ディスクや、「サロス」と名付けられたアニュアルカレンダーなど、世界を股にかけるユーザーにとって、充実の機能が搭載されている。また、ロレックスの卓越した技術の象徴であるフルーテッドベゼルによって18Kピンクゴールドはさらに艶めきを増す。

 また、オイスターブレスレットはベゼル下部に配されたコンシールドアタッチメントシステムによってケースとのつなぎ目がなく、一体型デザインを楽しめるとともに、快適な装着感を提供してくれる。

ロレックス オイスターパーペチュアル スカイドゥエラー

ロレックス「オイスターパーペチュアル スカイドゥエラー」Ref.336935
自動巻き(Cal.9002)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18Kエバーローズゴールドケース(直径42mm、厚さ13.8mm)。100m防水。


「オイスター パーペチュアル デイデイト 40」Ref.228235

 ロレックスが独自に開発して特許を取得した18Kピンクゴールド合金“エバーローズゴールド”。この華やかな素材をまといつつ、ファセット加工のローマ数字とインデックスアワーマーカーを配したスレートオンブレ文字盤によってモダンな印象をもたらす「オイスター パーペチュアル デイデイト 40」Ref.228235を最後に紹介する。ロレックスが1980年代に発表し、2019年に再び登場したデザインの流れを受け継ぐこの文字盤は、明暗グラデーションをまとっている。文字盤中央から外周に向かって漆黒へと変化するこのスムーズなグラデーションは、専門技術者監督の下、実に繊細な作業によって製造されている。

 また、審美性の高いプレジデントブレスレットは、身に着けることで装着車の品格を高めるような気品を漂わせる。

ロレックス オイスター パーペチュアル デイデイト 40

ロレックス「オイスター パーペチュアル デイデイト40」Ref.228235
自動巻き(Cal.3255)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18Kエバーローズゴールドケース(直径40mm)。100m防水。


まさに高嶺の花! ケースもブレスレットも“金無垢”のフルゴールドモデルをまとめてみました!

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