2025年 パネライの新作時計を一挙紹介!

2025.04.02

パネライがWatches & Wonders Geneveで発表した、2025年新作時計をまとめて紹介。新しい「ルミノール マリーナ」から機械式プラネタリウムまで、パネライのウォッチメイキングが光る顔触れに要注目だ。


「ルミノール マリーナ」

パネライ「ルミノール マリーナ」

 パネライの礎を築き、アイコンとして人気の高い「ルミノール マリーナ」に新たなコレクションが追加される。デザインをはじめとした各要素はルミノール マリーナの核となるアイデンティティーを維持しながら、さまざまなアップデートが盛り込まれている。

 ケースシェイプとレバーロック式リュウズプロテクター、太いラグに、ペンシル型針とサンドイッチダイアルの組み合わせといったルミノール マリーナのデザインコードを守りつつ、ダイアルにはパネライのロゴとモデル名のみが記載されたシンプルなデザインが採用されている。また、ルミノール マリーナの誕生と関わりの深いイタリア海軍の要請が元となったスモールセコンドが9時位置に、3時位置には日付表示を備える。サンドイッチダイアルに用いられるのは、パネライのコレクションで初採用となる、スーパールミノバX2で、暗所での視認性をさらに高めている。

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03312

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03312
自動巻き(Cal.P.980)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。500m防水。132万円(税込み)。

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03313

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03313
自動巻き(Cal.P.980)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。500m防水。132万円(税込み)。

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03314

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03314
自動巻き(Cal.P.980)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。500m防水。132万円(税込み)。

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03323

パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM03323
自動巻き(Cal.P.980)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。500m防水。147万4000円(税込み)。

 ケース径は44mmで、シリーズ史上で最も高い防水性能の500m防水が与えられる。この性能を実現するのに一役買っているのが、新たに採用される鋼材のAISI316LVM 1.4441ステンレススティールである。この鋼材は医療グレードに分類されるほどの清浄度であり、耐腐食性に優れ、強度が高く、応力が加わった際の回復力に優れる点が特徴となる。

 搭載されるのは自動巻きムーブメントのCal.P.980であり、トラバースパランスブリッジを備え、安定性と正確さを実現しつつ、パワーリザーブは約3日間(約72時間)を備える。

 最後に、ムーブメントの刷新と、それに伴うケースプロポーションの見直しによって、厚さが12%、重量は15%削減され、従来モデルの厚さや重さが懸念点となっていたファンには嬉しいアップデートと言えるだろう。

 デビューとともに用意されるステンレススティール製モデルは、オリジナルモデルから継承されてきたブラック(PAM03312)、近年の人気カラーであるブルー(PAM03313)、爽やかな印象のホワイト(PAM03314)、そしてブレスレットが組み合わされるライトブルーモデル(PAM03323)である。このブレスレットはサテン仕上げとポリッシュ仕上げの組み合わせによって立体感があるもので、クイックレングスアジャストメントが搭載されている。これにより、体調や気候、服装に合わせてブレスレット長さを微調整が可能だ。


「ルミノール マリーナ チタニオ」

パネライ「ルミノール マリーナ チタニオ」Ref.PAM03325

 今般発表された新たな「ルミノール マリーナ」をベースに、チタン製モデルの「ルミノール マリーナ チタニオ」も同時に追加される。ケースはグレード5のチタン製で、サンレイ仕上げのグリーン文字盤および、同色のストラップが組み合わされる。サンドイッチダイアルからのぞくスーパールミノバX2はグレーであり、落ち着きがあり、爽やかな印象にまとめられている点が特徴だ。

 パネライがチタンを使用し始めたのは、100気圧という非常に高い防水性能を備えたプロトタイプ「ミッレメトリ」の開発を行っていた1980年代にまで遡り、民間用モデルとして1998年に「サブマーシブル Ref.PAM00025」に再導入されて以来、さまざまなモデルに用いられてきた。チタンは、高い耐食性能と強度を兼ね備えるため、海水との接触が避けられない海軍用機器に用いられてきた歴史があり、極限の状態に耐える堅牢なツールウォッチを製作してきたパネライの伝統と結びついていると言えよう。

パネライ「ルミノール マリーナ チタニオ」Ref.PAM03325

パネライ「ルミノール マリーナ チタニオ」Ref.PAM03325
自動巻き(Cal.P.980)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。500m防水。147万4000円(税込み)。


「ルミノール パーペチュアルカレンダー GMT プラチナテック™」

 パネライの中で最高級素材となるプラチナテック™製のケースに、GMT機能とパーペチュアルカレンダーを搭載した「ルミノール パーペチュアルカレンダー GMT プラチナテック™」が発表された。「ルミノール マリーナ」の伝統的なデザインコードを守りつつ、文字盤がサファイアクリスタル製であるためカレンダーの作動が鑑賞できることが特徴だ。また、一般的なパーペチュアルカレンダー機構は、複雑な操作系と、操作への配慮や知識が必要となるが、本作ではリュウズだけで直感的に操作可能であることが注目点となる。

パネライ ルミノール パーペチュアルカレンダー GMT プラチナテック™

パネライ「ルミノール パーペチュアルカレンダー GMT プラチナテック™」Ref.PAM01575
自動巻き(Cal.P.4100)。55石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。プラチナテック™ケース(直径44mm、厚さ15.96mm)。50m防水。予定参考価格1287万円(税込み)。

 この機能を実現するのは自動巻きムーブメントのCal.P4100である。パワーリザーブが約3日間(約72時間)で、巻き上げ方式はオフセンターに配されたゴールドのマイクロローター式となる。また、ケースバック側に年、月、閏年表示、パワーリザーブ表示が備わる。操作はリュウズによって行い、操作禁止時間帯が無く、トラブルの発生しやすい月末にも操作可能で、しかも前後方向にスムーズに変更可能となっており、ユーザーフレンドリーな操作系と言えるだろう。さらにパネライが特許を取得する日付衝撃保護システムも採用しており、日付ディスクを安定させることで作動の精度を向上させ、使用に伴う摩耗に対する耐久性を確保している。

パネライ「ルミノール パーペチュアルカレンダー GMT プラチナテック™」Ref.PAM01575

 ケース素材のプラチナテック™は、95%がプラチナでありながら、特殊加工によって標準的なプラチナよりも40%高い硬さを誇り、より高い耐傷性を備える点が特徴だ。また、18Kゴールドよりも33%重く、ずっしりとした重量感が本作の特別さを体現するものとなるだろう。


機械式プラネタリウム「ジュピテリウム」

パネライ「ジュピトリス」

 パネライの技術的ノウハウとイノベーションを表現した機械式プラネタリウム時計の「ジュピテリウム」が発表された。本作は、イタリアが誇る革新的な天才物理学者のガリレオ・ガリレイの科学的スピリットへのオマージュとして製作されたもので、ガリレオの発見のおかげで人類が知ることができた宇宙の動きを、機械式時計の知見を投入した機構によって再現している。

 ガリレオの発見について今一度説明しよう。1610年にガリレオは、天体観測によって地球が宇宙の中心ではないという証拠を突き止め、長年信じられてきた天動説を覆した。この観測を通じてガリレオは、木星の4つの衛星であるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを発見している。すなわち、すべての天体が地球の周りを回っているのではなく、ある天体の周りを周回する衛星の存在を確認し、地球も同様の動きをしていることの根拠のひとつとしたのだ。

 本作は、この史実から着想を得て、“天文学者が地動説を証明した天体の動き”を再現する挑戦として開発された。天体の動きを模した模型では、一般的に太陽を中心に据えることが多いが、ジュピテリウムはこの史実を元にしていることから、地球を中心に起き、他の天体を回転させた状態で、太陽、月、木星の位置と、木星の4つの衛星の位置を表示する構成となっている点が大きな特徴である。

パネライ「ジュピトリス」

パネライ「ジュピトリス」
鍵巻き。97石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約40時間。マホガニー×ガラスケース(縦75×横86cm)。予定参考価格3億3000万円(税込み)。

 地球と木星は太陽を中心に周回しており、木星の衛星は木星を中心に周回している。木星は地球よりも外周に存在し、地球は木星を追い越す動きとなるため、その際に地球から木星を観測すると見かけ上で“後退”する動きが見られる。本作は地球から見た天体の動きを再現しているため、地球から観測される木星の減速、反転、再前進する様子をギアとカウンターウエイトなどを組み合わせた機構によって再現している。

 本作の機構は、これらの天体の動きを再現しつつ、パーペチュアルカレンダーも同時に、そして同一の動力源によって作動する。動力源は8つのバレルに分散して巻き上げられる主ゼンマイで、巻き上げ方式は鍵巻き式だ。8つのバレルの合計で32メートルにもなる長い主ゼンマイによって、本作は約40日間のパワーリザーブを実現している。

 また、ジュピテリウムは透明な球体内に収められており、その球体には星座が描かれ、中央の地球から見える星空が表現されている。



Contact info: オフィチーネ パネライ Tel.0120-18-7110


パネライのルーツをたたえる直径47mmのヴィンテージ加工ケース「ルミノール トレジョルニ」Ref.PAM01628

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