過酷な自然環境を思わせるアタカマ砂漠に着想を得て、ルミノックスが新たなフィールドウォッチ「アタカマ・フィールド 1960」の最新作を発表した。軽量なカーボノックスケースに鮮やかな発光を誇るLLTを搭載し、昼夜を問わず抜群の視認性を確保。交換用ストラップと専用ツールが付属する実用的なセットだ。
ルミノックス「アタカマ・フィールド 1960」の新バリエーションが登場
何十年ものあいだ雨が降らない場所を想像するのは難しいが、実際にそのような場所が存在する。ペルーとチリにまたがるアタカマ砂漠は、地球上でも屈指の乾燥地帯だ。ルミノックスはこの砂漠をフィールドウォッチ・シリーズの名に冠し、極限環境での使用を想定したアタカマ・フィールド・ラインを展開している。このたび、そのラインナップに新たなカラーバリエーションとなる「アタカマ・フィールド 1960」が加わった。

クォーツ(ロンダ Cal.515)。SSケース(直径43mm、厚さ13mm)。100m防水。8万8810円。
温かみのあるグレーで仕上げた文字盤の砂のようなテクスチャーは、荒涼とした砂漠の景観からインスピレーションを得ており、ブラックの針やインデックスとの強いコントラストを生み出している。暗所でも視認性を確保するのが、ルミノックス独自の「ルミノックス・ライト・テクノロジー(LLT)」だ。針とアワーマーカーに搭載されており、11か所はグリーンに発光し、12時位置のインデックスと時分針は鮮やかなオレンジに輝く。

ルミノックスによれば、このLLTは少なくとも約25年間、あらゆる環境で安定した発光を続けるという。さらに、反射防止加工を施した傷付きにくいサファイアクリスタル製風防が、不要な反射を抑え、視認性をさらに高めている。
この最新作は軽量でありながら、非常に高い耐久性を備えている。ルミノックスが多用する特殊な素材、カーボノックスによって軽量化が図られているのだ。スイス製クォーツムーブメントを搭載し、電池寿命は約50カ月だ。
直径43mm、厚さ13mmのケースは存在感がありながら、アウトドアやアドベンチャーシーンでも大きすぎないバランスだ。ラグ幅24mmのブラックラバーストラップは、表面をブラックのファブリックで仕上げており、バックルにはケース同様カーボノックスが使われている。

ルミノックスはこのフィールドウォッチをフィールドグリーンの交換用ストラップと工具がセットになった専用ボックスで販売しており、価格は8万8810円(税込み)である。