2025年 エドックスの新作時計を一挙紹介！

“THE WATER CHAMPION”を標榜し、高い防水性に代表されるハイスペックな、しかし洗練されたデザインも有している腕時計を製造してきたエドックスから、2025年も多彩なモデルがリリースされている。本記事では、そんなエドックスの2025年新作時計をまとめて紹介する。

エドックス2025年新作①「クロノオフショア 1 ジャパン リミテッド エディション」

　日本限定モデルとなる「クロノオフショア 1 ジャパン リミテッド エディション」2モデルが発表された。「クロノオフショア 1」は、パワーボートレースのダイナミックな世界観を取り込み、1000mの非常に高い防水性能を備えるシリーズだ。

　今般発表されたクロノグラフモデルのクロノオフショア 1 ジャパン リミテッド エディションは、ケース径45mm、厚さ15.5mmと、マッシブなパワーボートを思わせる存在感のあるシルエットでありながら、ケースはグレード2チタン製で、ラバーストラップを組み合わせることで、軽量でスポーティーに仕立てられている。“1”のインデックスは、チャンピオンナンバーにちなんで大きなフォントで配されているところが注目点となる。ケースバックには、パワーボートの強力な推進力を生み出すプロペラを刻印し、その凹凸によってケースバックと肌の密着を防いで着用感の向上が図られている。

　1000mの防水性能の他にも基本性能が高い点も本作の魅力となっている。ねじ込み式リュウズによって防水性能を確保し、ケース9時位置にはオートヘリウムエスケープバルブを搭載して飽和潜水に対応する。風防は3mmの厚いサファイアクリスタル製で強度を高めつつ、フラットな仕上げで視認性も確保する。これらは“THE WATER CHAMPION”のブランドコンセプトを体現するものと言えるだろう。さらに、セラミックス製ベゼルインサートによって質感も高められている。

　日本限定として用意される2モデルは、パワーボートの船体に欠かせないカーボン素材を用いたブラックダイアルモデルと、サンレイ仕上げのグリーンダイアルモデルとなる。センターの時分針と、センタークロノグラフ秒針、3時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、4時位置に日付表示を備える。

エドックス2025年新作②「ネプチュニアン グランデ リザーブ デイト オートマティック」日本限定モデル

　日常使いにマッチするサイズ感が魅力の「ネプチュニアン グランデ リザーブ デイト オートマティック」ケース径42mmモデルに、4つの日本限定モデルが追加された。「ネプチュニアン」もクロノオフショア 1 同様、エドックスのブランドコンセプトである“THE WATER CHAMPION”を色濃く反映したシリーズで、コンサバティブな3針のダイバーズモデルから1000m防水の高性能モデルまで並ぶ。

　発表された日本限定モデルはいずれもケース径42mm、厚さ12.3mmと、存在感がありながらデイリーユースにマッチするサイズ感のモデルだ。ケースバックには海の神であるネプチューンを刻印し、それを反映するように防水性能は300mを備え、本格的なダイビングにも対応する性能を持つ。日本限定バージョンの注目点は、日本市場からの要望が多かったラバーストラップが組み合わされる点だ。これにより、よりスポーティーな仕立てとなり、湿度の高い夏でも快適な着用感が期待できるだろう。ベゼルにはセラミックス製のベゼルインサートが組み合わされ、耐傷性と耐腐食性が高いことに加え、艶のある外観が本作の魅力につながっている。

　バリエーションは、ライトブルーのグラデーション文字盤モデル、ブルー文字盤モデル、ブラック文字盤モデル、ブラック文字盤にゴールドカラーの挿し色が効いたモデルとなる。搭載されるのは片方向巻き上げ方式の自動巻きムーブメントCal.808で、パワーリザーブは約68時間だ。

エドックス2025年新作③「グランドオーシャン クロノグラフ オートマティック」

　航海を彷彿とさせるディテールがちりばめられた「グランドオーシャン」に、新デザインのクロノグラフモデル「グランドオーシャン クロノグラフ オートマティック」が発表された。グランドオーシャンは、ノッチが刻まれたベゼル、3本のラグを通じてケースとシームレスなラインを描くラバーストラップが各モデルに共通するデザインコードとなっている。

　今般発表された新デザインでもこれらのデザインコードを継承しつつ、より洗練された印象にブラッシュアップされている。時分針はエッジの効いたトライアングル型となり、それと呼応するように、センタークロノグラフ秒針と、12時位置の30積算計針、6時位置の12時間積算計針の先端には矢印型のディテールが加えられ、視認性を高めている。

　文字盤中央部はフラットな梨地仕上げで、外周部にはスネイル仕上げが施されて変化が与えられており、表情を生み出しているのと同時に視認性を高めている。見返し部にはタキメーターを備え、クロノグラフの機能性を高めている点も注目だ。

　搭載されるのは自動巻きのクロノグラフムーブメントであるCal.098で、パワーリザーブは約62時間だ。ケースバックには船舶での航海に欠かせないコンパスを模したレリーフが配され、その隙間からCal.098の作動を鑑賞可能となっている。

　新デザインのリリースと同時に用意されるのは3モデルで、ブルー文字盤モデル、ブラック文字盤モデル、グレーPVDとブラックPVDによるバイカラーケースにブラック文字盤のモデルとなる。

エドックス2025年新作④「グランドオーシャン パワーリザーブ オートマティック」

　新デザインの「グランドオーシャン クロノグラフ オートマティック」と同時に、デザインコードを共有する「グランドオーシャン パワーリザーブ オートマティック」も発表された。従来、センター時分秒針の3針モデルはラインナップされていたが、本作は、センター時分針に、3時位置にデイト表示、9時位置にスモールセコンド、6時位置にパワーリザーブ表示が配された新デザインとなる。

　ノッチが刻まれたベゼル、3本のラグを通じてケースとシームレスなラインでつながるラバーストラップといったグランドオーシャンの特徴を引き継ぎつつ、文字盤中央部の梨地仕上げと文字盤外周部のスネイル仕上げによって立体感が加えられている。エッジの効いたトライアングル型の時分針もクロノグラフモデルとの共通点だ。

　エドックスのダイバーズウォッチの中ではコンパクトなケース径40mmのラインナップであり、デイリーユースにマッチしたシルエットながら300mの高い防水性能を実現している。また、従来の3針モデルには無かったパワーリザーブ表示が加わったことにより、より実用性を高めている。

　新デザインのリリースと同時に用意されるのは5モデルだ。シルバーカラーのケースにブラック文字盤、ブルー文字盤、ブルーグレー文字盤の3モデルと、ピンクゴールドPVDケースにブルー文字盤モデル、グレーPVDとブラックPVDのバイカラーケースにブラック文字盤の1モデルとなる。