ファーブル・ルーバの2025年新作時計は「チーフ」コレクションから！【ジュネーブ・ウォッチ・デイズ】

2025年2月、日本で再始動することとなったファーブル・ルーバ。自社の歴史的なアーカイブを基に、現代的な意匠やスペックを取り入れた腕時計に定評のある同社がスイスで開催されたジュネーブ・ウォッチ・デイズで発表したのは、3種の「チーフ」コレクションだ。

「チーフ・デイト ロイヤル・パープル」

　ファーブル・ルーバの「チーフ・デイト」に、新たなカラーバリエーションである「チーフ・デイト ロイヤル・パープル」が加わった。鮮やかなロイヤル・パープルのダイアルには、ブランドを象徴する砂時計のモチーフがパターン状に配され、サンバースト仕上げとともに奥行きと立体感を与えられている。3時位置には日付表示が配され実用性を確保。インデックスと針にはスーパールミノバが塗布されることで、暗所の視認性を向上させている。

　直径40mmのステンレススティールケースは、ボリューム感のあるクッション型。優雅な曲線とシャープなエッジが混在したデザインが与えられている。ケース厚を11mm以下に抑えており、袖口にも収まりやすい。

　シースルーバックを採用し、ラ・ジュー・ペレ社との共同開発による自動巻きムーブメント、Cal.FLD03を鑑賞することができる。ゴールドカラーのローターやコート・ド・ジュネーブを施した受けなど、審美性にも配慮されている。

　ベルトは、ステンレススティールブレスレットまたはパープルカラーのFKMラバーストラップが用意されている。インターチェンジャブルシステムを搭載し、ワンタッチでケースから脱着することが可能だ。

「チーフ・クロノグラフ」

　2024年に登場した「チーフ・クロノグラフ」に、ブリティッシュ・レーシング・グリーンダイアルモデルとデューンダイアルモデルがラインナップ。本作は、3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンドを配したクラシカルなツーカウンタークロノグラフだ。

　ブリティッシュ・レーシング・グリーンダイアルモデルでは、インダイアルとミニッツサークルをクリームカラーとすることでメリハリの効いたデザインに、デューンダイアルモデルでは、同じトーンとすることで統一感のあるカラーリングに仕上げている。

　力強さを感じさせるクッション型のケースは、同社が1970年代に発表したクロノグラフウォッチから着想を得たもの。幅広のプッシュボタンと大型のリュウズが取り付けられ、操作性を高めている。

　ムーブメントは、ラ・ジュー・ペレ社との共同開発によるCal.FLC02を搭載。コラムホイールやテンプの動き、コート・ド・ジュネーブやペルラージュなどの装飾は、シースルーバックから鑑賞することが可能だ。

　ベルトは、ステンレススティールブレスレットまたはFKMラバーストラップのバリエーションが存在する。

「チーフ・スケルトン」

　新作「チーフ・スケルトン」は、ファーブル・ルーバ初のスケルトンウォッチだ。大きく開いたダイアルからは、ゴールドカラーまたはブラックDLCコーティングで仕上げられたムーブメントが広がり、精密に重なり合う歯車や鼓動するテンプ、主ゼンマイを鑑賞することができる。

　バリエーションは全部で7種類。ステンレススティールケースにゴールドカラー仕上げのムーブメントを組み合わせたモデルが3種類と、ブラックDLCコーティングのステンレススティールケースとムーブメントを採用したモデルが4種類だ。それぞれにフランジやラバーのカラーバリエーションが存在する。

　直径40mmのケースは、チーフコレクションに共通するデザイン。レトロフューチャーなクッション型を採用し、ベゼルのないすっきりとしたフォルムが特徴だ。ムーブメントは、ダイアル側からだけではなく、シースルーバックからも鑑賞することが可能。スネイル仕上げやサテン仕上げ、サンドブラストを組み合わせたムーブメントを様々な角度から楽しむことできる。