2025年に人気のオリエントスターから、広報担当者がオススメを5本選出!

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2025.12.24

現行オリエントの最上位ブランドであるオリエントスター。その豊富なラインナップから、広報担当者がおすすめするモデルを5つ紹介する。選定にあたっては、直近の人気や在庫状況が加味されている。

野島翼:文
Text by Tsubasa Nojima
[2025年12月24日公開記事]


“輝ける星”を目指し、進化を重ねるオリエントスター

 1951年に誕生した、オリエントを代表するブランド、オリエントスター。オリエントらしいユニークなデザインや機構を取り入れつつ、多くの時計愛好家に親しまれてきたオリエントスターは、現在の同社における最上位ブランドとして、年々高級時計市場でも存在感を高めている。

 今回はそんなオリエントスターより、ブランド広報担当者が厳選したおすすめモデル5本について、そのコメントとともに紹介する。選定に際しては、人気や、実際に購入可能かどうかの在庫状況も加味している。今後の時計購入の参考にもしていただきたい。

第5位:「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」Ref.RK-AZ0102N

M34 F8 スケルトン ハンドワインディング

オリエントスター「M34 F8 スケルトン ハンドワインディング」Ref.RK-AZ0102N
広大な宇宙空間に着想を得たスケルトンモデル。自ら操作する楽しみを味わうことのできる手巻きムーブメントを搭載している。手巻き(Cal.F8B61)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39mm、厚さ10.8mm)。5気圧防水。36万3000円(税込み)。

 ギリシア神話の英雄であるペルセウスに着想を得た「M34」コレクションは、シャープなラグと12時位置のローマ数字インデックス、ストレートなペンシル針を特徴とした、モダンなデザインが特徴だ。その中にラインナップされる本作は、大胆なスケルトンダイアルと手巻きムーブメントを採用した、機械好きにとってはたまらないモデルである。

 ダイアルは、フランジやスモールセコンド、パワーリザーブインジケーターにグレーメッキを施し、漆黒の宇宙空間を表現。9時位置のテンプを支えるブリッジは、ふたつの尾を持つ彗星をモチーフとしたデザインが与えられ、スモールセコンドの下にのぞくシリコン製ガンギ車は、天の川銀河系をイメージしたブルーの渦形状に仕上げられている。

 自ら主ゼンマイを巻き上げる操作を楽しむことのできる手巻きムーブメントは、ダイアル側とシースルーバックの両面から鑑賞することが可能だ。自動巻き用のローターがないため、薄型のケースを採用していることも特徴である。

広報担当者コメント

「スケルトン」は、コンテンポラリーコレクション初のスケルトンモデルで、モダンなデザインと宇宙を表現するディテールが魅力。自社製ムーブメントCal.F8B61は、MEMS加工によるシリコン製ガンギ車を搭載し、約70時間のパワーリザーブと高精度を実現。グレー基調のムーブメントやブルーのパーツが天の川を想起させ、芸術性と技術が融合。直径39mmのスリムケースと快適なメタルバンドに加え、グレーの本ワニ革バンドも付属し、オンオフ問わず洗練されたスタイルを楽しめます。

第4位:「M34 F7 セミスケルトン」Ref.RK-BY0010L

M34 F7 セミスケルトン

オリエントスター「M34 F7 セミスケルトン」Ref.RK-BY0010L
ペルセウス座流星群をモチーフとした、放射仕上げのネイビーダイアルを採用。9時位置からは、鼓動するテンプを鑑賞することができる。自動巻き(Cal.F7F44)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径40mm、厚さ13mm)。10気圧防水。13万7500円(税込み)。

 M34コレクションにラインナップされるセミスケルトンモデル。9時位置の開口部からは、内部で鼓動するテンプを鑑賞することが可能。夜空に着想を得たネイビーダイアルが、幻想的な印象をもたらしている。放射模様と厚みのあるラッピング加工は、ペルセウス座流星群をモチーフとした仕上げだ。

 12時位置には主ゼンマイの残量を視覚的に確認することが可能なパワーリザーブインジケーター、6時位置にはスモールセコンドを配している。力強さを感じさせる多面カットのインデックスやシャープな時分針など、M34らしいディテールも魅力だ。

 直径40mmのステンレススティールケースには、ザラツ研磨による平滑な鏡面と、しっとりとしたヘアライン仕上げが施され、そのコントラストを楽しむことができる。

 搭載する自動巻きムーブメントは、シースルーバックからも鑑賞することが可能だ。ストライプ装飾が施されたローターやブリッジのペルラージュなど、動きとともに仕上げも楽しむことができる。

広報担当者コメント

「M34 F7 セミスケルトン」は、華美を排したシンプルな美しさを追求したコンテンポラリーモデルです。ネイビー文字盤はペルセウス座流星群を想起させる放射模様と艶やかなクリア塗装で奥深い夜空を表現しており、同時に両球面サファイアクリスタルにSARコーティングを施した風防によって、高い視認性を確保しています。シャープなケースとSUS316L製メタルバンドは快適な装着感を実現。自社製Cal.F7F44は高精度と50時間以上のパワーリザーブを備え、シースルーバックから美しい仕上げを堪能できます。

第3位:「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m」Ref.RK-AU0601B

オリエントスター ダイバー

オリエントスター「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m」Ref.RK-AU0601B
ISO 6425に準拠した本格的なダイバーズウォッチ。1964年に誕生したオリエント初期のダイバーズウォッチをモダンに復刻している。自動巻き(Cal.F7N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ14.5mm)。200m防水。

 海神ポセイドンの子であるオリオンをモチーフとした、「M42」コレクションのダイバーズウォッチ。1964年に誕生した「カレンダーオートオリエント」のデザインを踏襲している。

 ブラックのダイアルには、ドット、バー、トライアングルを組み合わせることで判読性を高めたインデックスが並ぶ。12時位置にはオリエントスターを象徴するパワーリザーブインジケーター、3時位置には日常使いでの実用性を高める日付表示が配されている。時分秒針にはそれぞれ蓄光塗料が塗布され、暗所での使い勝手にも優れる。

 逆回転防止機構が備わったベゼルには、クラシカルなアルミニウム製インサートがセットされ、潜水時間を計測することが可能。シンプルなデザインのステンレススティールケースは、汎用性も高い。本作には、多くのダイバーズウォッチが備えるリュウズガードがないため、スポーティさがやや抑えられ、レジャーシーンからビジネスシーンまで幅広く着用しやすい。

 5連タイプのステンレススティールブレスレットは、ポリッシュとヘアラインで仕上げ分けられ、上品に仕上がっている。

広報担当者コメント

1964年の名作「カレンダーオートオリエント」を現代的に再解釈した本格ダイバーズウオッチです。ISO 6425準拠の200m防水、ねじ込み式リュウズ、両球面サファイアクリスタル風防など、高い耐久性を備えます。自社製Cal.F6N47は約50時間のパワーリザーブを備えており、その表示も搭載しております。ブラックのクラシカルな艶感が大人の手元を引き立てます。龍泉洞をイメージした神秘的なグラデーションが特徴のグリーンモデルもおススメです。

第2位:「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」Ref.RK-BT0003L

オリエントスター「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」Ref.RK-BT0003L
ライトブルーダイアルが爽やかなクラシックウォッチ。6時位置にはムーンフェイズが搭載されている。自動巻き(Cal.F7M42)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.8mm)。5気圧防水。国内限定270本。23万9800円(税込み)。

 クラシカルなデザインが特徴の「M45」は、すばるとも呼ばれるプレアデス星団に着想を得たコレクションだ。「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」は、その名の通りムーンフェイズ機構を搭載したモデルである。

 一番の見どころは、その立体的なダイアル。中央にはオリエントスターのマークが施され、9時位置にはセミスケルトンの開口部を配し、その外側はフラットに仕上げられている。ローマ数字インデックスとレイルウェイミニッツサークル、リーフ型の時分針がクラシカルな印象を与える、落ち着きのあるデザインだ。そこに、ライトブルーのカラーリングと、6時位置のムーンフェイズが個性を添える。ムーンフェイズと同軸にさりげなく指針式のデイト表示が配され、デザイン性と機能性を両立していることも特徴だ。

 先端に丸みを付けたラグや菊形のリュウズなど、ドレッシーなデザインのラウンド型のケースには、季節や天候を問わず使いやすいステンレススティールブレスレットが組み合わされている。さらに、本作にはネイビーのワニ革ストラップも付属しており、付け替えることでドレスウォッチのように着用することも可能だ。

広報担当者コメント

「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」は、初代モデルの意匠を継承しつつ細部をアップデートしました。ローマ数字やOSマークを配した文字盤、深いブルーの夜空に輝く月齢表示が魅力です。両面無反射SARコーティングで高い視認性を確保し、SUS316Lケースと快適なメタルバンドを採用。自社製Cal.F7M42は高精度と50時間以上のパワーリザーブを誇り、限定モデルには替えバンドも付属します。

第1位:「M45 F8 メカニカルムーンフェイズ ハンドワインディング」Ref.RK-BW0001S

M45 F8 メカニカルムーンフェイズ ハンドワインディング

オリエントスター「M45 F8 メカニカルムーンフェイズ ハンドワインディング」Ref.RK-BW0001S
ムーンフェイズを搭載した手巻きの二針モデル。虚飾を廃したシンプルなダイアルが、夜の静寂を思わせる。手巻き(Cal.F8A62)。20石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ11.9mm)。3気圧防水。41万8000円(税込み)。

 2025年新作として発表された、「悠然とした時の姿」をテーマに掲げる手巻きモデル。現行のオリエントスターにラインナップされている手巻きモデルは、いずれもスケルトン仕様のダイアルを備えていたが、本作はよりクラシカルなデザインを好むファンの心にも刺さる意欲作だ。

 放射目仕上げとラッピング加工によって、艶やかに仕上げられたホワイトダイアルが特徴の本作では、「夜の静寂に月がひとつ」ある情景を表現している。ゆったりとした余白を設けたダイアルには、伸びやかなローマ数字インデックスが配され、12時位置にパワーリザーブインジケーター、6時位置にムーンフェイズが搭載されている。どちらも目盛りがなく、すっきりとした印象だ。カレンダーや秒針のないデザインが、静かな夜を想起させる。

 2針にムーンフェイズを搭載した手巻きムーブメントは、新規に開発されたもの。シースルーバックからは、ブルーが鮮やかなシリコン製ガンギ車、ブリッジに施された星の軌跡をイメージした波目模様や三日月形の窓を鑑賞することができる。

広報担当者コメント

「夜の静寂に月がひとつ」をテーマに、放射目仕上げと厚クリア塗装による艶やかな質感が魅力。ブルーのリーフ針が上質なクラシシズムを演出し、長い分針の優雅なカーブが印象的なモデルです。秒針や目盛りを省いたシンプルな構成で、ゆったりとした時の流れを感じられます。両球面サファイアクリスタル風防にSARコーティングを施し、文字盤の美しさを隅々まで堪能できます。手巻きCal.F8A62搭載で約70時間駆動、機能美とエレガンスを兼ねそなえたオリエントスターの中でも特におすすめの商品です。



Contact info:オリエントお客様相談室 Tel.042-847-3380


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