キングセイコー「バナック」に、初のレザーストラップ仕様が加わった。2026年1月発売予定の新作SDKV013およびSDKV015は、「トーキョー・ホライズン」をテーマに、都市としての東京と、その内側に息づく自然の気配を文字盤カラーで表現する。これまでメタルブレスレットのみで展開されてきたバナックにとって、装いの印象を大きく変えるバリエーション追加となる。

キングセイコー 、初のレザーストラップ仕様
セイコーは、キングセイコー バナックに初めてレザーストラップ仕様を導入した。新作のSDKV013およびSDKV015は、「トーキョー・ホライズン」をテーマに掲げ、メトロポリスとしての都市性と自然の要素を結びつけている。
これまでメタルブレスレット仕様のみで展開されてきたバナックだが、今回2本のレザーストラップモデルが加わったことは、小さな変更ではない。レザーストラップの採用によって、同シリーズはまったく異なる趣きをまとっている。

自動巻き(Cal.8L45)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。ステンレスケース(直径41.0mm、厚さ14.3mm)。10気圧防水。38万5000円(税込み)。2026年1月発売予定。
SDKV013は、木や大地を想起させる深みのあるブラウンの文字盤を採用。一方のSDKV015は、濃いダークグリーンの文字盤を特徴とする。一見するとアースカラーや植物的な色調だが、その着想源は日本の首都・東京にある。無数の建築物が立ち並ぶ一方で、東京には意外なほど多くの緑地や、静かに身を休められる木陰の空間が存在している。

自動巻き(Cal.8L45)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。ステンレスケース(直径41.0mm、厚さ14.3mm)。10気圧防水。38万5000円(税込み)。2026年1月発売予定。
レザーストラップの色使いも慎重に選ばれている。グリーン文字盤のSDKV015にはブラックのストラップが組み合わされ、SDKV013には文字盤に合わせたダークブラウンのストラップが装着される。
直径41mm(ラグ間距離は45.1mm)、厚さ14.3mmの角張ったステンレススティールケースは、2025年春に発表された最初の4モデルから変更されていない。5角形のインデックス、ライン装飾が施された文字盤中央部と分目盛、存在感のある日付表示、中央秒針のV字型の先端といった文字盤構成も踏襲されている。内面無反射コーティングが施されたボックス型サファイアクリスタル越しに、これらの意匠を確認できる。
ねじロック式リュウズとシースルーのスクリューバックにより、防水性能は10気圧を確保。ムーブメントには、自動巻きムーブメントCal.8L45を搭載し、約72時間のパワーリザーブを備える。精度は日差+10秒〜-5秒に調整されている。
価格はいずれのモデルも38万5000円(税込)。2026年1月発売予定のセイコーウオッチサロン専用モデルである。



