my 1ST choice / 園田マイコ

2018.11.23
思い入れのあるウォッチやジュエリーとの出会い、初めて購入したものについての思い出はどのようなものでしょう?
さまざまなシーンで活躍している女性たちのストーリーをご紹介します。

園田マイコさん

1969年生まれ。高校卒業後、モデルに。現在はファッション誌、CM、広告、テレビなどで幅広く活躍中。食に対する関心も高い。著書に『モデル、40歳。乳がん1年生。』(KKベストセラーズ)。
「20代の頃、ニューヨークのフィフス・アベニューで見かけた、白いシャツにジーンズ姿の女性のことを今でもはっきりと覚えています。彼女がしていた大きなフェイスのメンズの時計が、パーンと私の目に飛び込んできました。仕事をばりばりこなしていそうな雰囲気でしたが、それでいて、女性らしさも存分にあって……。とってもかっこよくて、今でも憧れの存在です」と目を輝かせて話すのは、ファッション誌やCMなどで活躍するモデルの園田マイコさん。
 そんな園田さんが最初に買った時計は、アンティークのロレックスの「オイスター デイト」。20歳の頃に付き合っていた、時計好きの彼から、「アンティークの時計は味があるし、自分でリュウズを巻くという作業も素敵だよ」と薦められ、ふたりでお店を何軒も見て回り、少年っぽい雰囲気が気に入って、黒い文字盤のそれを購入。「ゼンマイを巻き忘れて、時計が止まり、待ち合わせに遅れてしまったことも(笑)。そんなことも含めて、とてもいい思い出です」。
 今、欠かさず身に着けているのは、ブルガリの「ビー・ゼロワン」のホワイトセラミックスとゴールドのコンビのリング。「カジュアルに着けられるリングが欲しくて、さまざまなブランドのショップを覗いて、実際に試してみました。着けた瞬間、『これだ!』と思いました。私の手の大きさや形にとてもしっくりきたのです。今では、完全に体の一部になっています。ファッションのプロ、スタイリストさんをはじめ、いろいろな方が褒めてくださるのもうれしいですね」。
 園田さんのジュエリー使いは、「派手ではないけれど、存在感のあるものを1、2点」着けるのがお好み。「オーディションなど、ここぞというときには必ず、母から譲り受けたダイヤモンドの指輪か、パヴェダイヤモンドがぐるりと取り巻くインディアンジュエリーのバングルを身に着けて臨みます。4月生まれで誕生石ということもあるのかもしれませんが、ダイヤモンドの煌めきには特別なパワーが宿っていて、それが私に力を与てくれると信じています」。

宮本 柊:取材・文