一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのプライベートなワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は、テレビ朝日系列『タモリ倶楽部』や、NHK『ブラタモリ』といったテレビ番組への出演で、日本人なら誰でも知るだろう国民的タレントのタモリが選ぶ腕時計を紹介しよう!
タモリ(タレント)
独特かつ自然体な笑いのスタンスを貫き、老若男女から愛される人、タモリ。ビートたけし、明石家さんまと共に、日本の「お笑いビッグ3」の一角を担う国民的タレントだ。
1945年に福岡で生まれた彼は、子供の頃から船が好きで、地元の港でもよく船を見て過ごしたという。好きが高じて自ら小型船舶操縦(一級、特殊)の免許を取得したほか、2009年から日本各地で行われたヨットレース「タモリカップ」では10年間にわたり主宰を務めた。
今回紹介する写真は、2018年に富山県射水市でタモリカップが行われた際の1枚だ。マイクを持つ左手首にはっきりと写る腕時計をクローズアップして見てみよう。写っているのは、カシオのアウトドアウォッチ「プロトレック」だ。
カシオ「プロトレック PRG-300」
方位、気圧/高度、温度の計測が可能なアウトドアウォッチ
プロトレックの歴史は1994年の「ATC-1100」から始まっている。方位、気圧/温度、高度の計測が可能な「トリプルセンサー」を搭載するプロの登山家向けモデルとして誕生した。2002年からはカシオ独自のソーラー充電システムが導入され、また05年からは小型アンテナが内蔵されて電波ソーラー時計となった。なお「トリプルセンサー」は脈々と感度や精度を上げ続けており、タモリが着用する「PRG-300」では「トリプルセンサーVer.3」という第3世代型へ、現在ではさらにスマートフォンへの接続と歩数計測機能を加えた新型「クワッドセンサー」へと進化を遂げている。
プロトレックはこれらの特徴の他にも、ワールドタイム表示や、日の出・日の入り時刻表示、ストップウォッチ、アラーム設定といった、登山以外でもさまざまなシーンで活躍する多機能を備えている。薄型化を遂げたことからタウンユースで使う人も少なくない。
タモリの博学多才さが光る人気の街ブラ番組では、時折この時計で方位や高度の確認を行う彼の姿が映る。アウトドアウォッチを日常生活に取り込んでみると、身近な世界がいつもと違った角度から楽しめるかもしれない。