一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのプライベートなワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は、ハリウッドを代表する人気女優のひとり、スカーレット・ヨハンソンが選ぶ腕時計を紹介しよう!
スカーレット・ヨハンソン
引き締まったプロポーションと端正な顔立ちに、「マリリン・モンロー」の再来と称されるスカーレット・ヨハンソン。1984年にニューヨークで生まれた彼女は幼少期から子役として舞台に立ち、10歳のときに映画デビューを果たしている。19歳で出演した『ロスト・イン・トランスレーション』では英国アカデミー賞 主演女優賞を受賞、『真珠の耳飾りの少女』ではゴールデングローブ賞 主演女優賞にノミネートされた。2010年からはマーベル・コミック・ユニバースの『アイアンマン』『キャプテンアメリカ』『アベンジャーズ』シリーズで活躍。2006年には男性向けの生活情報誌「FHM」で「世界で最もセクシーな女性100人」のトップに選ばれるなど、演技力とともにその美貌で人々を魅了してきた。
2020年のアカデミー賞では、タイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』で助演女優賞、Netflixオリジナル映画『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞にノミネートされた。今回ピックアップしたのは、『マリッジ・ストーリー』の記者会見に現れた彼女の姿である。
イエローとゴールドでまとめた装いに合わせられた腕時計は、ロレックスの「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」だ。
ロレックス
「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」
日本人女性にも人気が高い、オイスター パーペチュアル デイトジャスト。1945年に誕生したロレックスの定番ウォッチである。スカーレット・ヨハンソンが着用するのは、シャンパンカラーダイアルに、ステンレススティールと18Kイエローゴールドを組み合わせた「イエローロレゾール」仕様の直径31mmモデルだ。搭載するのは、耐磁性に優れるシリコン製のシロキシ・ヘアスプリング採用のフリースプラングテンプを搭載するキャリバー2236。レディス向けの小さなサイズでありながら、平均日差-2~+2秒以内という高精度と、約55時間のパワーリザーブを誇るムーブメントである。
実用性の高さが魅力のオイスター パーペチュアル デイトジャスト。外装として、縦にギザギザが入ったフルーテッドベゼルや、5連リンクで構成されるジュビリーブレスレットの仕様も人気だが、スカーレット・ヨハンソンが選んだのは、鏡面仕上げのスムースベゼルと平たい3連リンクで構成されるオイスターブレスレットの組み合わせである。シンプルなコンサバスタイルを好む彼女らしい選択だ。ジュビリーブレスレットは付け心地のよさに高評価が集まることに対し、オイスターブレスレットは堅牢性が高く、かつ着用したまま約5mmの延長ができる点が魅力だ。ケースサイズ展開には、直径31mm以下ならば直径28mmモデルがある。かつては26mmもあったが数年前に廃盤となった。
なお、スカーレット・ヨハンソンは身長160cmとハリウッド女優の中では小柄であるが、全体をバランス良く見せる着こなし方に長けている。彼女のコーディネートをお手本とする日本人女性向けのファッションサイトも多い。