ボーナスで高級時計をデビューしよう。おすすめモデル6選

ボーナスの使い道は、高級時計の購入がおすすめだ。頑張った自分へのご褒美になると同時に、ステータスシンボルとなり仕事へのやる気もより高まるだろう。ボーナスでの高級時計デビューにおすすめの人気モデルを6本紹介する。

高級時計について知ろう

高級時計とはどのような時計を指すのだろうか。動力部分に見られる特徴や、高級時計特有の魅力を紹介する。

機械式とクォーツ式の違い

高級時計の動力源であるムーブメントは、機械式とクォーツ式に大別される。動力ゼンマイで動く時計が機械式、電池で動く時計がクォーツ式だ。

機械式は、さらに「手巻き」と「自動巻き」に分けられる。手巻きは動力ゼンマイを手動で巻き上げるタイプで、自動巻きは着用し腕を動かすことで動力ゼンマイが巻き上がるタイプだ。

クォーツ式は、水晶に電圧をかけると振動する性質を利用して時間の精度を調整する。電池を動力としているため、多くのクォーツ式時計は定期的な電池交換が必要である。

機械式は、古くから製造されている伝統的な時計の動力源だ。一方、クォーツ式は近代的な動力源であり、世界で初めて商品化されたクォーツ式腕時計は1969年12月25日にセイコーが発売したモデル「クオーツアストロン 35SQ」である。

アクセサリーや芸術品としての魅力

時計は、男性が正装時に違和感なく身に着けられる数少ないアクセサリーのひとつだ。女性はネックレスやピアスなどを装着できるが、男性の装飾品は限られてしまう。

高級時計なら、ファッションアイテムとしての存在感をより際立たせられる。単に時刻を確認するためのツールではなく、身を飾るためのものとしても活用できる魅力を持つ。

高級時計は、芸術品としての価値も見いだせるだろう。精密部品で複雑に構成されたムーブメントや精巧な装飾は、時計職人による高度な技術の結晶である。

時計によっては、裏蓋がトランスパレント仕様になっており、ムーブメントの動作美を鑑賞できるタイプも存在する。手首に着けられる芸術品としての魅力も感じられるアイテムだ。

時計選びのポイント

自分にとってベストな1本を探し出すためのポイントを紹介する。ムーブメント・デザイン・サイズに着目してみよう。

ムーブメント

古くから製造されている伝統的な手巻きムーブメントは、リュウズを回転させ動力ゼンマイを巻き上げる手間をかけることで愛着が増しやすく、機械式の醍醐味を堪能できることがメリットである。

自動巻きムーブメントは、装着して生活するだけで動力ゼンマイを自動的に巻き上げるため、手間をかけずに機械式を楽しみたい人におすすめだ。各メーカーの現行モデルは大半が自動巻きである。

電池で動くクォーツムーブメントは、機械式に比べ圧倒的に優れた精度を誇る。機械式にこだわりがなく、実用性を求めるならクォーツ式が良いだろう。比較的リーズナブルな点も魅力だ。

デザイン

ケースの形状は、時計のデザインを大きく左右する。伝統的なラウンドフォルムやスクエアフォルムをはじめ、オクタゴンやクッションなど個性的なケース形状の時計も多い。

時刻を表示するインデックスは、文字盤の表情を決める要素だ。アラビア数字やローマ数字のほか、数字を配さないバーインデックスなどもある。

針の種類もチェックしておこう。長針・分針・秒針が回転する3針が一般的だが、エレガントさを求めるなら秒針のない2針タイプが優る。秒をインダイアルで表示する伝統的なスモールセコンドも人気だ。

ケースとベルトの素材は、装着時の感触に大きな影響を与える。アクセサリーとして楽しみたいなら、ゴールドやプラチナのケースを選べば、より高級感を演出できる。

サイズ

多くのメンズモデルで採用されているサイズは、ケースの直径が約38～44mmのタイプだ。フォーマルとカジュアルのどちらにも合わせやすい、汎用性の高いサイズと言える。

手元に存在感を出したい場合は、ケース径約44mm以上のラージサイズがおすすめだ。個性的で力強い印象を与えるため、アクティブな男性に向くだろう。

近年人気のサイズが、ケース径約35～37mmのボーイズサイズと呼ばれるタイプだ。一般的なメンズサイズよりひと回り小さく、男性だけでなく女性からも多くの支持を集めている。

ケース径約30～34mmのサイズは、多くのレディスウォッチで採用されている。メンズのヴィンテージウォッチでもポピュラーなサイズだ。

人気の高いおすすめメンズモデル

ファッションアイテムとしてだけでなく、ステータスシンボルとしても映える、人気のメンズモデルを紹介する。時計もステージをワンランク上げてみよう。

IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック」

スイスの高級時計ブランド「IWC」が1930年代に発表した「ポルトギーゼ」Ref.3904をリメイクしたモデルだ。

上質な文字盤に手の込んだリーフ針とアラビア数字インデックスが配され、シンプルな美しさを感じさせる。

搭載されているムーブメントは、自社製のCal.89361だ。12時位置のインダイアルに分積算と時積算のふたつの積算計を同軸上に組み込んでおり、最大12時間までの計測時間をひとつのサブダイアルで読み取ることができる。

サファイアクリスタルが使われたトランスパレント仕様の裏蓋からは、コート・ド・ジュネーブ装飾やペルラージュ装飾が施されたムーブメントの美しい動作を鑑賞することが可能だ。

ブレゲ「クラシック 7147」

フランスの高級時計メーカー「ブレゲ」が2017年に発表した「クラシック 7147」は、ブレゲ針・ブレゲ数字・コインエッジなど、独自の装飾を惜しみなく投入したモデルだ。

直径40mmのケースに広がる滑らかな質感の稀少なエナメル文字盤には、5時位置にスモールセコンドが配され、シンプルな雰囲気の中にも芸術性が感じられる。

搭載ムーブメントのCal.502.3 SDは、パワーリザーブが約45時間の自動巻きタイプだ。サファイアクリスタル仕様のケースバックからは機械式ムーブメントの動作が堪能できる。

ブレゲの特徴が余すところなく盛り込まれた、芸術作品とも言えるモデルだ。シンプルで上品なデザインは、あらゆるビジネスシーンに違和感なくマッチするだろう。

ジャガー・ルクルト「レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンド」

スイスの名門「ジャガー・ルクルト」が展開する代表コレクション「レベルソ・クラシック」に、2017年に追加されたモデルだ。

ケースが反転する特徴を持つレベルソシリーズの中でも、クラシックは最もスタンダードなモデルである。ケースの裏面には手彫り装飾を施すことが可能だ。

自社製手巻きムーブメントのCal.822/2を搭載している。文字盤の6時位置には、くっきりとしたシルエットのスモールセコンドを備え、魅力的な装いを際立たせている。

幾何学模様やギヨシェ装飾、縦長のスクエアフォルムなど、レベルソの伝統を継承したクラシカルな1本だ。

ビギナーへのおすすめ

高価な高級時計選びに迷う場合は、比較的リーズナブルな名作から始めてみよう。ミドルレンジプライスのおすすめ時計を紹介する。

ティソ「ティソ シュマン・デ・トゥレル オートマティック」

スイスの老舗時計メーカー「ティソ」が展開するクラシックな定番モデルである。存在感を放つ直径42mmのケースは、エレガントなブルーのサンレイダイアルで彩られている。

搭載された自社製ムーブメントCal.POWERMATIC80.111は、約80時間のパワーリザーブを誇る自動巻きタイプだ。トランスパレント仕様の裏蓋からはその動作を鑑賞できる。

文字盤のブルーカラーは落ち着きを感じさせる深遠な色合いであり、ダイアルのサンレイ装飾と相まって、月下の海面のような神妙な輝きを放っている。

ハミルトン「アメリカン クラシック SPIRIT OF LIBERTY AUTO」

アメリカ発祥の時計ブランド「ハミルトン」が展開する自動巻き式モデルだ。1892年創業当時のアメリカンスタイルを継承し、クラシカルな雰囲気をまとっている。

約80時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントCal.H-10が搭載されている。スネイル仕上げとペルラージュ仕上げの精緻なコントラストは、裏蓋から鑑賞可能だ。

ヴィンテージレザーのような風合いのストラップと、スポーティーに仕上げられたモダンな印象を与えるリュウズの組み合わせが、独特のセンスを感じさせる。

ジン「556.A」

ドイツ生まれの時計メーカー「ジン」が、航空飛行の極限状態を想定して開発した人気コレクションだ。

コックピットクロックのダイアルデザインを踏まえ、3・6・9・12のインデックスのみアラビア数字で表現するなど、視認性を重視している。

サファイアクリスタルが採用された風防と20気圧の防水性を備え、実用性の高い高スペックを実現している。

ソリッド感の高いデザインは、直径38.5mmのミニマムなケース径でありながら、強いインパクトを与えられるだろう。

ボーナスで高級時計をその腕に

ステータスを高めてくれる高級時計は、メンズアクセサリーとしても映えるアイテムだ。選ぶ際は、ムーブメント・デザイン・サイズを重視すると良い。

お気に入りの1本を探し、ボーナスで自分のライフスタイルを激変させるような買い物をしてみよう。