Q:時計の磁気帯び? 大したことないでしょ?
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A:至る所に磁気を発するものが置かれています
機械式時計の大敵は磁気です。磁気なんて身の回りにないでしょう、という意見も聞きますが、今や至る所に磁気があります。以下は身の回りにある製品の磁気の強さ(密着させた場合)です。注目すべきはノートPCと、バッグ、携帯電話ケースなどのマグネット。近づけただけで、時計を簡単に狂わせるだけの強い磁気を持っています。
磁気を発するものとその強さ
携帯ラジオのスピーカー 最大1万6000A/m
ノートPCのスピーカー 最大8000A/m
iPhoneのスピーカー 最大1万A/m
バッグ、携帯電話ケースなどのマグネット 2万から27万A/m
家具のドア・マグネット 6万4000A/m
磁気健康枕 最大4万8000A/m
磁気ネックレス 最大9万6000A/m
電気カミソリ 最大1万400A/m
PCや携帯電話と時計の接触に注意を払う時計愛好家は多いが、日常生活ではほかにも色々なものが磁気を発しているため、注意が必要だ。電子レンジの天板は密着時の磁気が0.8A/mとごくわずかだが、扉を固する磁石は1〜3万A/mの磁力を発する。また、磁気入りのアクセサリー類やバッグのマグネットは非常に高い磁気を持つ上、時計と接触するリスクも高い。
第2種耐磁時計でも一発アウトなものもがほとんど
ちなみに、JISの定めた第1種耐磁時計の基準は4800A/m、第2種耐磁時計は1万6000A/m。JISの2種耐磁時計をうたっていても、マグネットを内蔵したバッグの留め金や携帯電話のケースなどに密着させると、一発でアウトです。また、ノートPCのスピーカーはキーボードに内蔵されていることが多いため、腕を傾けながら入力すると、磁気帯びの可能性は大きく高まるでしょう。理想を言うと、ノートパソコンを触る作業の際は、時計を外した方が良さそうです。
時計に磁気は大敵。磁気帯び症状と対処法について知ろう
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https://www.webchronos.net/features/40280/
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現代社会に求められる高耐磁時計
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https://www.webchronos.net/ranking/26791/
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