一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はお笑い芸人、タレント、女優として活躍する渡辺直美の腕時計を紹介しよう!
渡辺 直美
1987年10月23日、台湾生まれ。茨城県育ち。吉本興業の東京NSC12期生であり、2008年に「和製ビヨンセ」として大ブレイクを果たした渡辺直美。現在はフォロワー900万人以上のインスタグラマー、そしてファッションアイコンとしても注目を集める存在だ。
今回ピックアップした写真は、「グッチ」の2019年春夏ファッションショーで撮られた1枚である。GGパターンのフードドレスに、クラッチ持ちしたメタリックレザーのショルダーバッグ、足元には「フラッシュトレック」。グッチのアイテムでまとめたコーディネートの、左手首を飾る腕時計が何かを見てみよう。リシャール・ミルのオールピンクモデルだ。
2001年のブランドローンチ以来「腕時計のF1」を標榜し、「時計業界の異端児」とも呼ばれてきたリシャール・ミル。斬新なデザインを最先端の素材と技術で実現し、高級時計業界を席巻してきたウォッチメーカーだ。
渡辺直美が着用するのは「RM 07-01 レディス オートマティック」シリーズのモデルである。ブラックオニキスとダイヤモンドで飾った文字盤を、淡いピンクのベゼルとケースバック、18Kレッドゴールドのミドルケースと組み合わせた仕様だ。日本でこの組み合わせのモデルは確認されておらず、海外の限定的な地域で展開されたものと思われる。
ピンクのベゼルは、軽量で、耐摩耗性・耐腐食性の高い素材として知られるセラミックスによるものである。その中でもこのモデルに採用されているのは、非常に微細で低密度な結晶粒径から成り、強い耐傷性を持つ「TZP セラミックス」。成形する際には、地球上で最も硬い鉱物のひとつとされるダイヤモンド工具が必要となる難削材だ。
内蔵されるムーブメントは、約50時間のパワーリザーブと高い巻き上げ効率を持つ、自動巻きキャリバーCRMA2。女性の運動量でも十分なトルク伝達効率となるようレディス機専用に開発された歯車を採用し、また着用者の使用環境に合わせて調整可能な自動巻き用の回転錘「可変慣性モーメントローター」を搭載するものである。
リシャール・ミルの時計は、もはやメンズモデルでは最低でも4桁万円の額面が必要だ。大変に高価格ではあるが、しかし、これによりリシャール・ミルは妥協のない開発に取り組むことができ、ユーザーたちは他で味わえぬ性能や希少性を堪能できるようになる。リシャール・ミルが「成功者の時計」と認められ、世界のセレブリティたちから支持される理由である。
リシャール・ミル
「RM 07-01 レディス オートマティック」
ファッションとお笑いを融合させた独自路線で他のインフルエンサーと一線を画す渡辺直美。近年では「インスタの女王」とも呼ばれ、ポップな衣装やメイクにも注目が集まる。渡辺の専属スタイリストは、アイドルグループ・チェキッ娘の元メンバー、大瀧彩乃だ。渡辺は彼女に絶大な信頼を寄せているという。2016年にはVOGUE JAPANの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に輝き、ニューヨーク発のワールドツアーも行った渡辺。つい先日の2020年7月25日には、思わず本家も反応するようなレディー・ガガとアリアナ・グランデのコラボ楽曲のミュージックビデオ(MV)を、事務所後輩のゆりやんレトリィバァとパロディーで再現し話題となった。これからもどんな活躍を見せてくれるのかが楽しみだ。
ぎゃ!!!!
GAGA様✨✨✨
I LOVE YOUです https://t.co/5YDPe8Pw0I— 渡辺直美 (@watanabe_naomi) August 4, 2020
https://www.webchronos.net/comic/43534/
https://www.webchronos.net/features/10205/