オイスター パーペチュアルの魅力とは
豊富なサイズ展開と入手しやすい価格帯が、オイスター パーペチュアルの大きな魅力である。それぞれについて詳しく解説する。
サイズが豊富
オイスター パーペチュアルの魅力として、豊富なサイズ展開が挙げられるだろう。メンズの現行モデルだけでも、ケース径は34・36・41mm(以前は39mmも存在)の3種類が用意されている。なかでもケース径34mmのモデルは、かつてのエアキングを継承するモデルだ。
メンズ向けスポーツモデルのほとんどが40mmを超える中で、特に小さめの時計が欲しい人にとっては、選びやすいモデルである。ほかにも、男女兼用できる31mmのボーイズサイズや28mmのレディースが用意されている。
デザインを重要視しがちな時計選びだが、サイズが合うかどうかを確認することも重要だ。装着時に不恰好にならないよう、自分に合ったサイズを選ぼう。
初心者でも手にしやすい価格帯
オイスター パーペチュアルは、ロレックスの中でも、リーズナブルな価格に設定されているモデルである。
日本国内における現在の定価相場は、約50万~60万円台。エクスプローラーが60万円台後半、デイトジャストやサブマリーナーは80万円台が相場であるため、オイスター パーペチュアルはロレックス初心者でも手を出しやすいモデルと言えるだろう。
近年は円安の影響を受け、スポーツモデルの価格が軒並み急騰する傾向にある。そのような状況の中で、オイスター パーペチュアルはまさに狙い目だ。
選び方のポイント
オイスター パーペチュアルを選ぶ際に注意したいポイントを解説する。新旧合わせて数多くの種類があるため、以下のポイントを意識しながらじっくりと探してみよう。
文字盤のデザイン
オイスター パーペチュアルの文字盤は、デザインのバリエーションが豊富だ。上位モデルのデイトジャストも豊富なデザインで知られているが、オイスター パーペチュアルも過去のモデルを含めると、多彩なバリエーションが展開されている。
文字盤自体はシンプルさを保ちつつ、カラーの違いだけでなく、モデルによってはサンレイ仕上げや夜光インデックスが施されているなど、ディテールが異なるのも特徴である。
2020年に発表された新作では、ブルー系・イエロー系・レッド系といった、従来のロレックスには見られないビビッドなカラーも用意されている。
サイズ
上述したように、オイスター パーペチュアルは、豊富なサイズを展開していることも大きな特徴である。
メンズモデルのケース径には34・36・39mmの3種類をラインナップしていたが、2020年の新作では、新たに41mmが追加された。これに伴い、39mmはカタログから姿を消している。
以前は、40mmを越える大型ケースが人気を集めていたが、最近は小さめのケースがトレンド。ゆえに、40mm以下のモデルが多いオイスター パーペチュアルは選択肢に入れやすいだろう。
ヴィンテージも魅力
基本的に、オイスター パーペチュアルの現行モデルは、日付表示のないノンデイト仕様だ。しかし、過去には文字盤にさまざまな意匠や仕様が施されたモデルが展開されていた。
例えば、上述したオイスター パーペチュアル デイトジャストは、カレンダー機能が付いたヴィンテージモデルである。
ベゼルに独自の切れ込みが入ったモデルや、ゴールドとのコンビモデルなど、文字盤以外でも過去機の雰囲気を堪能できるモデルは多い。
なお、オイスター パーペチュアルに派生したエアキングも、ロレックスのヴィンテージでは人気だ。特に、ロレックス最古のペットネームとされるAir-Kingのロゴが入ったモデルは、今でも希少価値が高い。
現行モデルを紹介
オイスター パーペチュアルは、28・31・34・36・41が、現行モデルとしてリリースされている。2020年に発表された新作もチェックしておこう。
2020年新作 オイスター パーペチュアル 41
自動巻き(Cal.3230)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。オイスタースチール(直径41mm)。100m防水。56万5000円(税別)。
2020年の新作モデルとして発表されたオイスター パーペチュアル 41(Ref.124300)は、41mmのケースを採用したシリーズ史上最も大きいサイズのモデルである。
シルバーやブライトブラックをはじめ、イエローやグリーンといったこれまでにない雰囲気のカラーを文字盤に採用したことが、41の大きな特徴と言えるだろう。ムーブメントは自社開発・製造のCal.3230を搭載している。
なお、ロレックスの原点とも言われ、シリーズ史上最も人気を集めていた39は、20年の新作発表時に41と入れ替わるようにカタログからその名を消している。
人気のボーイズサイズ オイスター パーペチュアル 31
自動巻き(Cal.2232)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。オイスタースチール(直径31mm)。100m防水。49万5000円(税別)。
オイスター パーペチュアル 31(Ref.277200)はケース径が31mmの男女兼用モデルだ。
ケースとブレスレットの素材には、オイスタースチールを採用。ムーブメントはC.O.S.C.認定クロノメーターを取得したCal.2232を搭載し、より精度が高まっていることも特徴だ。
日付表示がなく、文字盤はシンプルに仕上げられている。コレクション特有の高い実用性と程よいカジュアル感で人気の高いモデルである。
サンレイダイアルが魅力 オイスター パーペチュアル 34
自動巻き(Cal.2232)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。オイスタースチール(直径34mm)。100m防水。50万5000円(税別)。
力強く端整なブライトブラックダイアルをはじめとする全3色をラインナップするのがオイスター パーペチュアル 34(Ref.124200)。ケース径は34mmと、メンズ時計の中では小さな部類に属する。
ムーブメントには、C.O.S.C.認定クロノメーターを取得した、完全自社開発・製造のCal.2232が採用されている。3列リンクのオイスターブレスレットを備え、防水性能も100mと高い。
なお、現在中古市場で出回っている34は、14年に登場したRef.114200である。新作とは異なるため注意しよう。
オイスター パーペチュアルで個性を出す
オイスター パーペチュアルは、ロレックスの三大発明のうち、オイスターケースと自動巻き機構を併せ持ったモデルで、豊富なサイズと高いコストパフォーマンスが魅力だ。
豊富に用意された文字盤のデザインやサイズを意識し、魅力的なヴィンテージモデルも選択肢に入れて選べば、個性を出しながらロレックスオーナーとしての所有感も満たせるだろう。
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