コルムの名機「ゴールデンブリッジ」誕生40周年を祝うふたつの記念限定モデル

FEATUREWatchTime
2021.01.05

コルムは2020年にふたつの周年を祝った。1955年のラ・ショー・ド・フォンでの創業から65周年と、そして基幹モデル「ゴールデンブリッジ」が1980年に誕生してからの40周年だ。これらのマイルストーンに敬意を表し、コルムは初代ゴールデンブリッジと同じ、レクタンギュラーケースに一直線の輪列機構という特徴を備えた2種類の特別な限定モデルを発表した。

Originally published on watchtime.com
Text by Mark Bernardo
2021年1月5日掲載

ゴールデンブリッジ

創業65周年と、ゴールデンブリッジ誕生40周年を祝う、ゴールデンブリッジの限定2モデル。

 2モデルのうちのひとつは、手作業で精巧にエングレービングされたボタニカル柄が特徴の18Kホワイトゴールドモデルだ。このアカンサスの花とシダ植物によるパターンは、コルムの創業地ラ・ショー・ド・フォンで発達したアールヌーボーの一様式「スティル・サパン」(“style sapin”=“モミの木様式”、モミの木の枝や球果をモチーフとしたスタイル)を踏襲したもので、コルムの共同創業者ルネ・バンヴァルトが最初のモデルを1980年に導入して以来、ゴールデンブリッジのキャリバーにエングレービングされてきたものだ。搭載される手巻きキャリバーCO 113は約40時間のパワーリザーブを保持し、受けと地板はケースと同じ18Kホワイトゴールドで作られている。コルムの3人の創業者にちなみ、限定数はわずか3本。バトン型の青焼きの針と色を合わせた、ブルーのアリゲーターストラップが付属している。

ゴールデンブリッジ レクタングル ハンド エングレービング

ゴールデンブリッジ レクタングル ハンド エングレービング
Ref.B113/04167。手巻き(Cal.CO 113)。19石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(縦42.2×横29.5mm、厚さ9.3mm)。30m防水。世界限定3本。600万円(税別)。

 もう1モデルが、限定40本の18Kローズゴールドモデルだ。ケースサイズはホワイトゴールドモデルと同じだが、職人のエングレービングによる装飾は省かれている。搭載される手巻きムーブメントは受けと地板が18Kローズゴールド製のキャリバーCO 113だ。6時位置の巻き上げ用リュウズから香箱、そして12時位置の脱進機と調速機へとつながるムーブメントの奇抜な設計には思わず目を奪われる。3時位置のケース内部には「Limited Edition 1 of 40」のエングレービングが施され、サファイアクリスタルケースバックは18Kローズゴールドの表面加工を用いたキーモチーフの装飾で埋め尽くされている。ローズゴールドモデルでは、ロジウムメッキの時分針と、ケースと同素材のトリプルフォールディングバックル付属のアリゲーターストラップが合わせられている。

ゴールデンブリッジ レクタングル

ゴールデンブリッジ レクタングル
Ref.B113/04166。手巻き(Cal.CO 113)。19石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KRGケース(縦42.2×横29.5mm、厚さ9.3mm)。30m防水。世界限定40本。560万円(税別)。

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