フランス・パリに拠点を置く新興時計ブランド「シャルリ・パリ」が、新作「コンコルディア」を発表した。このモデルは、直径40mmのステンレススティールケースにブルーダイアルを備え、300mの防水性能を保持し、約44時間パワーリザーブの自動巻きキャリバーSTP1-11を搭載する。
自動巻き(Cal.STP1-11)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約44時間。SS(直径40mm、厚さ12.7mm)。300m防水。695ユーロ。
2021年3月16日掲載記事
シャルリ・パリは、2014年にフランス・パリで創業したまだ若いブランドだ。時計の設計や組み立ては、ブザンソン近郊の工房で行われている。
このたび、同ブランドの基幹コレクション「コンコルディア」にスポーティーな新作が加えられた。コンコルディアはこれまでクォーツと自動巻きで展開されてきたモデルだ。新作で採用されたのは、スイス・テクノロジー・プロダクション社(STP)製の自動巻きムーブメントである。ISO 764に準拠した耐磁性を保持する直径44mmのステンレススティールケースには、サテンとポリッシュ仕上げが施された。
リュウズはねじ込み式で、300mの防水性能を誇る。また、アルミニウムインサートが組み込まれた逆回転防止ベゼルを備えている。
コンコルディアの時分針とアワーインデックスにはスーパールミノバが塗布されている。秒針までスーパールミノバを施す点は、他のブランドのダイバーズウォッチでもそうであるように、暗所でも時計がきちんと機能していることを伝える証しとして欠かせないものだ。これらの表示を保護するのは、ドーム状のサファイアクリスタル製風防である。
ケースバックはねじ込み式で、ケース内には26石、毎時2万8800振動、約44時間のパワーリザーブを備える自動巻きキャリバーSTP1-11が搭載される。ストラップには文字盤と色を合わせたキャンバス地のストラップが組み合わせられた。2年間の保証期間も設けられている。
今回の発表にあたり、シャルリ・パリは1150km近くに及ぶ南極大陸単独横断を行ったマチュー・トルドゥールと協力体制を組んだ。フランス・ノルマンディー生まれのトルドゥールは、南極大陸(ヘラクレス湾)側から南極点にいたる行程をスキーで敢行した最初のフランス人であり、そして最年少の記録を打ち立てた冒険家である。この横断は51日間をかけ、マイナス37℃にもなる極限状態で実施された、他に類を見ないものである。この探検の間、トルドゥールは「コンコルディア」を着用し、見事にその品質を証明してみせた。
https://www.webchronos.net/features/40361/
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