一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は俳優や司会者として活躍する谷原章介の腕時計を紹介しよう!
谷原章介
1972年7月8日生まれ、神奈川県横浜市出身の谷原章介。1992年にファッション誌『メンズノンノ』の専属モデルとなり、1995年に映画「花より男子」のいわゆる"俺様"タイプのキャラクター・道明寺司役で俳優としてデビュー。2007年1月から17年1月までの丸10年にわたってTBS系列の情報バラエティー番組「王様のブランチ」の司会を務め、15年からは朝日放送「アタック25」の司会も担当。21年3月29日からはフジテレビ系の朝の情報番組「めざまし8」のメインキャスターに就任し、スマートで典型的なハンサムながら、物腰が柔らかくて嫌味のない人柄が改めて人気を呼んでいる。
所属事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」のプロフィールを見てみると、彼の趣味は次のように紹介されている。「料理・スポーツ観戦・音楽鑑賞・時計」。着目すべきは4つ目である。そう、谷原章介は芸能界の中でも時計好きとして知られる人物だ。
谷原のコレクションは幅広い。例えば40年代の個性的なスクエア型ヴィンテージウォッチを和服に合わせたり、旅行のためにGMTモデル、ダイビングのために分厚いダイバーズウォッチを所有したりと、シチュエーションに合わせて時計を着け替えることを楽しむという印象である。
今回は2008年に撮られた1枚をピックアップした。東京・南青山にイギリスのファッションブランドの基幹店がオープンした際に撮られたものだ。モノトーンの装いに合わせたのは、シルバーカラー文字盤を備えたオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」のようである。
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」
元祖ラグジュアリースポーツウォッチとして知られるロイヤル オークは、SSケースの高級機という新境地を拓いた名作であり、かのジェラルド・ジェンタが時計全体のデザインを手掛けたことでも有名だ。8角形ベゼルに8つの6角形ビス、立体模様を施したグランドタペストリーのダイアル、ケースと一体化したブレスレットが特徴である。ジェラルド・ジェンタのデザインの魅力といえば独創的ながら正統を逸脱していないところにあるだろう。程よく"ハズし"ながら、シルバーカラーでまとめ上げている同モデルは、上品でありながら軽やかさのあるこの日のファッションによくなじんでいる。
なお、イメージとして紹介した画像は直径41mmの現行モデルであるが、腕への収まりから見ると谷原の着用モデルは37mmぐらいだろう。
司会業でスーツの着用姿が増えた谷原の手元には、小ぶりで薄型のラウンドウォッチも多く見受けられる。
新番組「めざまし8」の就任に臨んで着けた腕時計は?
「めざまし8」谷原章介「視聴者の憂さ晴らしはしない」 https://t.co/kBF2r803cv
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 28, 2021
こちらは直近で確認された谷原の腕時計の着用姿である。「めざまし8」のスタートにあたり取材に臨んだ時のものだ。鮮明な画像ではないために特定は難しいが、パテック フィリップのRef.5196ではなかろうかと推測している。新しい朝の顔となる覚悟を表すために、正統派カラトラバのスモールセコンドモデルが選ばれた可能性は大いに考えられるだろう。
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