ピアジェ ポロ
自動巻き(Cal.500P1)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ 約40時間。SS(直径36mm、厚さ8.8mm)。5気圧防水。159万2000円(税込み)。
ピアジェは、フォーマルな装いからデイリーユース、休日のひとときまでマッチする「ピアジェ ポロ」に36mmモデルを追加した。従来のコレクションでは主に男性に向けたケース径42mmか、より大型なモデルのみの展開であったため、男女ともに選びやすい今作によって、コレクションはより充実したものとなる。
今作は従来のピアジェ ポロのデザインコードを引き継ぐラウンド型のベゼルとクッション型のダイアルを組み合わせた"シェイプ・イン・シェイプ"と呼ばれるデザインでまとめられた。ムーブメントは自動巻きのCal.500P1で、パワーリザーブは約40時間である。薄型ムーブメントが得意なピアジェらしく、ムーブメント厚さは3.63mm、時計の仕上がり厚さも8.8mmに抑えられており、パッケージングの良さが際立つ仕上がりとなっている。
ケースは、SS、18KPG、18KWGが用意される。SSモデルは共にブレスレット仕様で、ブルーダイアルと、ベゼルにダイヤモンドを配したシルバーダイヤルが用意される。18KPGモデルは、ベゼルとインデックスにダイヤモンドを配したシルバーダイヤルで、18KPGブレスレットとグレーのアリゲーターストラップが合わせられる。18KWGモデルは、ダイアル、ベゼル、18KWGのブレスレットに至るまでダイヤモンドを敷き詰めたものと、ダークブルーのアリゲーターストラップを合わせたものが用意される。
アルティプラノ アルティメート コンセプト
手巻き(Cal.910P-UC)。13石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。コバルト合金(直径41.0mm、厚さ2.0mm)。2気圧防水。5148万円(税込み)。
2018年にコンセプトモデルとして発表され、2020年にはついに市場投入された「アルティプラノ アルティメート コンセプト」。ケースの厚さ2mmという驚異的な薄さを実現したこのモデルは、第20回GPHGにおいて、最高賞である“金の針”賞を勝ち取り、ピアジェの薄型時計製造技術が世界最高レベルであることを改めて世に知らしめた。
コバルト合金を用いたワンピースケースは地板を兼ね、リュウズはケースに沿った入れ子式となっており、あらゆる手を尽くして薄型化を突き詰めた姿勢は、1957年のCal.9Pから続く同社のアイデンティティーを体現しているかのようだ。
今回発表されたモデルは、同社の歴史をさらに色濃く反映させたグリーンを基調として仕上げられている。ブリッジ、針、スクリュー、ダイアル、ストラップのグリーンは、スイスのジュラ山脈にあるメゾン発祥の地、ラ・コート・オ・フェの深緑に着想を得たものである。地板には、ジョルジュ=エトワール・ピアジェが自身の名を冠した時計会社を創設した年を意味する“1974”がエングレービングされている。
アルティプラノ
自動巻き(Cal.501P)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWG(直径35.0mm、厚さ8.1mm)。3気圧防水。325万6000円(税込み)。
薄型ウォッチの代名詞とも言える「アルティプラノ」。その原点である、1957年当時のモデルを想起させる新作が発表された。35mmのケース径にバーインデックスとバーハンドを組み合わせた端正な顔立ちは、同社の往年の薄型ウォッチを意識したものだ。しかしながら、現代的なアップデートがしっかりと加えられており、搭載されるムーブメントは自動巻きCal.501Pとなり、シースルーバックからの鑑賞も可能だ。
ケースの厚さは8.1mmと、現代の薄型ウォッチとしては特筆するほどではないが、その分普段使いに向いていると言えるだろう。スムースベゼルにピンクゴールドケースのモデル、ダイヤモンドがセットされたベゼルにピンクゴールドケースのモデル、ダイヤモンドがセットされたベゼルにホワイトゴールドケースの3種類が用意される。ストラップはインターチェンジャブル仕様となっており、簡単に交換することができる。
自動巻き(Cal.501P)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KPG(直径35.0mm、厚さ8.1mm)。3気圧防水。310万2000円(税込み)。
自動巻き(Cal.501P)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KPG(直径35.0mm、厚さ8.1mm)。3気圧防水。224万4000円(税込み)。
ピアジェ ポロ スケルトン
自動巻き(Cal.1200S1)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KPG(直径42.0mm、厚さ6.5mm)。3気圧防水。536万8000円(税込み)。
2021年2月に発表された、シリーズ最薄の「ピアジェ ポロ スケルトン」に、18Kゴールドケースを採用した4つのモデルが追加された。ひとつ目は18Kローズゴールドケースのモデル、ふたつ目は18Kホワイトゴールドケースに加え、ベゼルにダイヤモンドをセットしたモデル、3つ目は18Kホワイトゴールドケース全面と、ダイアルおよびムーブメントにダイヤモンドを敷き詰めたレザーストラップのモデル、4つ目は18Kホワイトゴールドケース、同素材のブレスレット、ダイアルとムーブメントに至るまで、全面にダイヤモンドを敷き詰めたモデルである。
自動巻き(Cal.1200S1)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KWG(直径42.0mm、厚さ7.3mm)。3気圧防水。721万6000円(税込み)。
ケースやムーブメントにダイヤモンドを敷き詰めたモデルであっても、ケース厚7.3mmという薄さをキープしている。同社がここまでのジュエリーウォッチを製造できるのは、自社でゴールド鋳造所とプレシャスメタルのケース製造施設を保有しているからだ。名門ジュエラーとしての一面も持つ同社だからこそ、宝飾技術と時計製造技術を巧みに融合させることができたと言えるだろう。
自動巻き(Cal.1200D1)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KWG(直径42mm、厚さ7.9mm)。3気圧防水。3740万円(税込み)。
自動巻き(Cal.1200D1)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KWG(直径42mm、厚さ7.9mm)。3気圧防水。18KWGブレスレット。8800万円(税込み)。