オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」に興味があるなら、「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」にも心引かれるのではないだろうか。ダイバーズウォッチらしいマッシブなプロポーションながらも、ラグジュアリーなデザインが魅力的な同コレクションの歴史や特徴、おすすめモデルを紹介する。
オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア ダイバーとは?
「ロイヤル オーク」の生誕20周年を記念して登場した派生モデル「ロイヤル オーク オフショア」中でも人気が高い「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」とは、どのような時計なのだろうか。まずは、モデルの歴史や魅力をチェックしておこう。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーの歴史
ロイヤル オーク オフショア ダイバーの原型となったモデルは、2005年にドイツの時計店ヴェンペの100周年を記念して限定35本が販売された「ロイヤル オーク オフショア スキューバ ヴェンペ」だ。
ただし、このモデルは回転式のインナーベゼルを搭載してはいるものの、ダイバーズウォッチに必須の防水機能は備わっていなかった。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーが正式に発表されたのは、4年後の2010年である。防水性能を備え、針やインデックスの視認性も高めた、正真正銘のダイバーズウォッチだ。
個性的なデザインでありながら、優れた性能とオーデマ ピゲならではの高級感を併せ持つ時計として、発表直後から絶大な人気を集めることになる。
アクセサリー効果の高さが魅力
ロイヤル オーク オフショア ダイバー最大の魅力は、手首に存在感を与えられるアクセサリー効果の高さである。サイズや形状のバリエーションが限界に達しつつある中、カラーリングでの主張を武器としているのだ。
メンズファッションと好相性のブルー以外に、イエローやライトグリーンといったユニークなカラーも展開している。もちろん、ケースのボリューム感や仕上げの美しさにより、カラーで高級感が損なわれることはない。
ダイアルとダイビングスケールが色分けされたバイカラーモデルや、ベゼルの素材を変えることでカラーリングを楽しめるモデルもある。ファッションの一部としても楽しめることが、ロイヤル オーク オフショア ダイバーの大きな特徴である。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーが評価される理由
ロイヤル オーク オフショア ダイバーは、優れた性能やデザインを備えた高級時計である。多くの時計ファンから支持を集める理由を探っていこう。
ダイバーズウォッチとしての高い性能
本格的なダイバーズウォッチであるロイヤル オーク オフショア ダイバーは、すべてのモデルに300m防水性能が備わっている。針やインデックスに夜光塗料が塗布されているため、深海でも高い視認性を確保できる。
ダイアル外周に取り付けられた回転式インナーベゼルは、潜水経過時間を確認できるダイビングスケールとしてダイバーの命を守ってくれるパーツだ。10時位置のリュウズを回転させれば、潜水時間を計測できる。
ダイナミックなケースにラバーストラップを取り付けることで、スポーティーなスタイルを実現している。ダイバーズウォッチに欠かせない要素が網羅されているモデルと言えよう。
雲上ブランドならではのラグジュアリーな佇まい
ロイヤル オーク オフショア ダイバーが支持を集める理由としては、高級時計にふさわしいラグジュアリーなルックスも挙げられる。本格ダイバーズウォッチでありながら、オーデマ ピゲとしての高級感を失っていない。
ケースにはサテンとポリッシュ仕上げが施され、最高水準のクラス感を醸し出している。ロイヤル オークと同等の外観を維持するために、ダイバーズモデルでありながらアウターベゼルを設けなかったことも特徴だ。
裏蓋からムーブメントの精緻な表情を鑑賞できる点も魅力のひとつである。ラフなスタイルにマッチしつつ、大人の風格も漂わせる1本と言えるだろう。