オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は、クロノグラフと並びロイヤル オーク オフショア コレクションを代表するモデルである。力強さとラグジュアリーな雰囲気を両立させ、高い支持を獲得しているロイヤル オーク オフショア ダイバーの特徴や人気モデルを紹介する。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーの特徴
ブランド初の本格ダイバーズウォッチとして登場した「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」の魅力を紹介する。他のコレクションとの違いを確かめておこう。
本格スペックのダイバーズモデル
ロイヤル オーク オフショア ダイバーは、ロイヤル オークでは初となる、本格スペックを備えるプロ仕様のダイバーズモデルだ。
すべてのモデルが水深300mでも耐えうる防水性能を持ち、視認性を高めるために塗布された、針やインデックスの夜光塗料も光の届きにくい海中では心強いディテールだ。
文字盤の外周には回転式インナーリングが取り付けられ、10時位置に備えられたリュウズを回せば、潜水時間の正確な計測が可能だ。
力強くもラグジュアリーなデザイン
本格ダイバーズウォッチでありながら、最高水準のクラス感をまとっていることも、ロイヤル オーク オフショア ダイバーの魅力のひとつである。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーは、ロイヤル オーク オフショア コレクションが持つ力強さをそのまま継承している。ロイヤル オーク譲りの八角形ベゼルと42mm径の大きめなサイズは、スポーツウォッチにふさわしい迫力を与えている。
一方、丁寧な仕上げが施されたケースにより、力強さの中にもラグジュアリーな雰囲気が漂っている。ロイヤル オークの特徴的な意匠を損なわないために、ダイビングベゼルをサファイアクリスタルガラスの内側に組み込んだこともポイントと言えるだろう。
繊細で美しいタペストリー装飾
ロイヤル オーク オフショア ダイバーが持つ特徴のひとつに、オーデマ ピゲのシグネチャーであるタペストリー装飾が挙げられる。
自社工房で独自技術によって施されるこの模様は、規則的なスクエアパターンで構成されている。外から受ける光を絶妙に反射し、文字盤に比類なき輝きを与えている点も特徴的だ。繊細かつ美しいタペストリー装飾にも注目してみよう。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーの軌跡
「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は、どのような経緯で誕生、進化したモデルなのだろうか。新作モデルまでの軌跡を紹介する。
ロイヤル オーク オフショア ダイバーの誕生と進化
ドイツの時計店ヴェンペの100周年を記念して2005年に発売された35本の限定モデル「ロイヤル オーク オフショア スキューバ ヴェンペ」が、ロイヤルオーク オフショア ダイバーの原型とされている。すでに、回転式のインナーリングは搭載していたものの、防水機能は備わっていなかった。
2010年にはロイヤル オーク オフショア ダイバーがRef.15703として正式に誕生。高い性能を備えた本格ダイバーズモデルとして、瞬く間に多くの時計ファンから支持を集めた。
その後、2014年にはRef.15707が発表され、トランスパレントバックからムーブメントの仕上げや動作を鑑賞できるようになった。
Cal.4308を搭載した2021年新作モデル
2021年、オーデマ ピゲはロイヤル オーク オフショア ダイバーの新作3モデルを発表した。2010年のRef.15703発表以来、最大の進化を遂げたモデルと言えるだろう。
新しく搭載されたムーブメントは、パワーリザーブ約60時間を誇るCal.4308だ。ストラップも、プッシュボタンにより簡単に交換できる仕様となっている。
文字盤のカラーは、カーキ、ブルー、グレーの3種類が用意され、アクティブな雰囲気を感じられるモデルに仕上がった。