デザイナーの佐藤可士和が着用するロレックスの腕時計は?

世界をタフに移動する人に相応しい時計

 前述の通り、時針、分針、秒針と先端に三角形がついた24時間針(副時針)、そして24時間目盛り入りセラクロムベゼルインサートを備えた両方向回転ベゼルを組み合わせることにより、GMTマスターⅡはローカルタイムとホームタイムや、ローカルタイムと別のタイムゾーンの時刻(第3時間帯)を表示することができる。

 コロナ禍の中において、すっかり浸透したオンラインミーティングを海外と行うことも多いであろう佐藤可士和のライフスタイルに力強く寄り添う時計である。


G-SHOCKもお気に入り

DWE-5600KS-7JR

佐藤可士和が手掛けた「DWE-5600KS-7JR」。全3色のケースから、ストラップの組み合わせで最大通りの組み合わせを可能としたモデル。完売。

 佐藤の時計の好みはタフに使える質実剛健なものが多く選ばれているように思われる。余談になるが、大学から愛用し続けるG-SHOCKは、パンクバンドをやっていた際に、リストバンドの代わりとしてアクセサリー感覚で選んだとのこと。筆者にとっては少しばかり意外な話であった。

 G-SHOCKは他にもレアモデルを所有しており、誕生35周年を記念して世界35本限定で販売されたネオンカラーモデルは、デザインを手掛けたNIGO自身から2色セットで贈呈されたというから羨ましい。

 冒頭で紹介した佐藤可士和展でコラボレーション商品として出品したG-SHOCK「DWE-5600KS-7JR」は全3色・27通りの組み合わせを楽しめるものである。ここにも時計をアクセサリーとして楽しむ精神が垣間見られる。「新しい」「唯一無二」であることに敏感であり続けることが求められる職業なだけに、佐藤が関わったG-SHOCKは斬新な楽しみ方が加味されている。

 カメラや車の選択からもモノ選びに男っぽさやガジェットとしての面白さ、普遍的なデザインを愛することがうかがい知れる。彼の時計選びに今後も着目したい。


ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡ」をテスト[92点]

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ロレックスGMTマスターの歴史と系譜。現行モデルの特徴も紹介

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ロレックスGMTマスターⅡの魅力に迫る。モデルや選び方を紹介

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