音と光が躍り出す「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」/コニサーズチョイス

2021.09.06

ルイ・ヴィトンからハイエンドでユニークなスピーカーが登場した。リビングに飾れば、静かな佇まいのアートオブジェ、電源を入れれば360°響きわたるワイヤレススピーカーに。

倉野路凡:文 Text by Rohan Kurano
吉江正倫:写真 Photograph by Masanori Yoshie
[クロノス日本版 2021年9月号掲載記事]

ルイ・ヴィトン「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」

ルイ・ヴィトン「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」
USB-C充電が可能(スピーカーまたはドックにて)。フル充電で最大12時間駆動。2台以上のスピーカーをつなぐことで、より広いスペースや複数の部屋での設定も可能。専用のアプリケーション「ルイ・ヴィトン コネクト アプリ」を通じて、カラーコンビネーションやアニメーションの順番なども操作可能。重さ約1kg、直径18cm。35万2000円(税込み)。


エレクトロな雰囲気満載のワイヤレススピーカー

 ルイ・ヴィトンの「コネクテッド・アイテム」からユニークなスピーカー「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」が登場した。これまでカラフルなワイヤレスイヤホンを展開するなど、ハイエンドなオーディオ製品にも力を注いできたルイ・ヴィトンらしく、このワイヤレススピーカーの登場も、さすがといったところだ。ウィメンズ アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエール氏がデザインしたバッグ「トゥピ」(フランス語の「独楽」)からイメージしたデザインでありながら、まるでアダムスキー型UFOというか、地球ゴマのような面白い形状に仕上がっている。

 本体にはメゾンを象徴するモノグラムが施され、一番上のディスクにはモノグラム・フラワーの7色(パープル、オレンジ、ピンク、ブルーなど)のカラフルなLEDが点灯する。メタルのディスク側面には「L」「O」「U」「I」「S」「V」「U」「I」「T」「T」「O」「N」の文字が輝く。このエレクトロな感じがたまらないのだ。

 もちろん外観のデザインだけではない。これまでのワイヤレスイヤホン同様にマスター&ダイナミック社の最高級の音響システムを搭載し、横向きに置くと特定の方向に、本体をドックの上に置くと360°全方向に音が鳴り響くというものだ。スピーカーはBluetoothによるワイヤレス接続、Wi-Fi経由でApple AirPlay 2やQplayにも対応している。 レザーのストラップをトップに取り付けることができ、室内だけでなく、屋外に気軽に持ち運ぶこともできる。庭でのバーベキューや避暑地の別荘ライフでも活躍しそうだ。また、リビングルームやオフィスに置けばアートオブジェにもなり、耳だけでなく、目でも楽しむことができる。

 今年はラグジュアリーメゾンからエレクトロミュージックのカルチャーを反映させた腕時計のコレクションが発表されるなど、1980年代から90年代にかけて進化を遂げた音楽の世界が注目されている。そんな中で登場した「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ スピーカー」は、まさにエレクトロな雰囲気満載の旬のスピーカーなのだ。



Contact info: ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel.0120-00-1854


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