さまざまなジャンルの有名人が愛用する時計に着目して紹介する「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は世界的に絶大な人気を誇るK-POPグループ、BTSのRMが着用する腕時計に注目だ。RMは高級モデルを多数コレクションしていることが知られている。そんな彼がJINの除隊日の出迎えに選んだのはパテック フィリップの「ノーチラス」Ref.5726/1Aだった。
Text by Yukaco Numamoto
2024年6月23日掲載記事
BTS最年長メンバーJINの除隊!RMはサックス演奏で祝福
2024年6月12日、BTSの最年長メンバーであるJINが1年半の兵役を終え除隊となった。BTSのメンバーの多くは現在も従軍中であり、JINがその中で最初に除隊した。除隊日には従軍中の他のBTSメンバーが休暇を利用して駆けつけており、その中の一人にRM(キム・ナムジュン)がいた。彼はサックスを演奏して除隊したJINを盛大に出迎えたのだ。
K-POPという枠には収まらない、ワールドワイドなアーティストとして世界中から高い評価を受けるBTSのリーダーであるRM。パテック フィリップのゴールド製「ノーチラス」をはじめ、ロレックスのプラチナ製「デイデイト」を所有している。
リーダーであるRMは、現在兵役義務の履行中で韓国軍の軍楽隊に所属している。2025年6月10日に除隊予定だ。軍楽隊の中でもサックスを演奏している姿がキャッチされている。
韓国人男性には兵役の義務がある。人気アーティストとして世界中で活躍しているBTSも例外ではない。兵役はメンバー、事務所、ファンにとっても大きな問題だった。連日ニュースで報じられていたため、特にファンではない人もこのニュースを聞いたことがあるのかもしれない。
JINの除隊日にRMが着用していた腕時計は、パテック フィリップ「ノーチラス」Ref.5726/1A
自動巻き(Cal.324 S QA LU 24H)34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ11.3mm)。3気圧防水。892万円(税込み)。
RMが着用しているモデルはパテック フィリップの「ノーチラス」Ref.5726/1Aだと思われる。自動巻きムーブメントを備え、ブルー文字盤のグラデーションは1976年のノーチラスのオリジナルモデルからインスピレーションを得たものだ。「スポーツ・エレガンス」を体現した3気圧防水のケースはステンレススティール製で、ねじ込み式のリュウズを備えており、サファイアクリスタル製の裏蓋からはCal.324 S QA LU 24Hムーブメントを観賞できる。また、122年間で1日しか誤差の出ない高精度なムーンフェイズがエレガントな雰囲気を醸し出す洗練された腕時計だ。
他にも多数コレクション。RMはパテック フィリップの愛好家!
冒頭に紹介した通り、RMは多くの高級時計を所有していることが知られている。その中でもパテック フィリップの腕時計は特別な時や大きなイベントの時に選ぶことが多いようだ。Ref.5168/G-010(アクアノートのホワイトゴールドケース、カーキカラー)や、Ref.5738/R(ゴールデンエリプスローズゴールド)のほか、グランドコンプリケーションのRef.5320Gを着用している姿も確認できる。
高級腕時計の豊かなコレクションを誇るRMは、ファッションの一部として楽しんでいる姿が印象的だ。この日はカジュアルなベースボールシャツを着用しているため、スポーティーな1本を選んだ気分だったのではないだろうか。BTSの本格的な活動再開は全員が兵役を終える2025年6月以降だと言われている。しかし、こうして時々ファンの前にメンバーがそろって姿を見せてくれることでより一層、BTSとファンは絆を深めていくのではないだろうか。
RMの普段使いはフルメタルG-SHOCK!?
セレブウォッチ・ハンティングでは、2021年にもBTSのRMを取り上げた。フルメタルG-SHOCKこと「GMW-B5000D-1JF」をオフタイムでは愛用しているというものだ。気になる人は、このまま記事をスクロール!
数々の時計コレクションで知られるBTSのRM、フルメタルG-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」も愛用!
世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は時計をファッションの一部として楽しむBTSメンバーの中でも高級モデルを所有するRMが愛用するG-SHOCKを紹介する。
Text by Yukaco Numamoto
2021年9月3日掲載記事
BTS(防弾少年団)でリーダーとラップパートを務めるRM
もはやK-POPという枠には収まらないワールドワイドなアーティストとして世界中から高い評価を受けるBTS(防弾少年団)。そのBTSでリーダーを務めるのがRM(本名:キム・ナムジュン)だ。パテック フィリップの18KYG製ノーチラスやロレックスのPt製オイスター パーペチュアル デイデイトなど多くの高級時計を所有するRMだが、今回はそんな彼の豊富なコレクションから特に移動時やオフタイムで着用率が高いフルメタルG-SHOCKこと「GMW-B5000D-1JF」に着目したい。
G-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」
RMはじっくりと考えながらテーマに沿ってアイディアを練っていくタイプだ。グループの大黒柱として、ミュージックビデオや衣装のイメージ作りにおいてもアイディアを多く出し、そして生かされている。そんなRMなだけに、自己表現の一種としてファッションにも気を遣っていることは容易に想像できる。G-SHOCKのGMW-B5000D-1JFを実用性とファッション性を兼ね備えつつも、芯の強い自分を表現するに相応しいタイムピースとして選んでいるのではないか。
1983年にデビューしたG-SHOCKの初号機である「DW-5000C」を現代に受け継ぐORIGINシリーズ。壊れない時計という当時の常識では考えられない発想が生み出した象徴的なスクエアデザインを忠実に守っている。そんなORIGINシリーズの中で、フルメタル化を実現したのが「GMW-B5000D-1JF」もラインナップされるGMW-B5000シリーズだ。
デビューから3年以上にわたって根強い人気を誇るフルメタルG-SHOCK
硬質なステンレススティール素材のメタルベゼルと本体ケース部の間にファインレジン緩衝体を挟むという新たな耐衝撃構造により、ヘッドをフルメタル化した本シリーズ。それだけではなく、スマートフォンリンクをはじめとした先進機能も搭載している。任意で地点を登録すれば専用アプリと連動してオリジナルの地図を作ることもできる。RMであればツアーを行った都市を次々と記録していくことも可能だ。
タフソーラー。SS(縦49.3×横43.2mm、厚さ13mm)。20気圧防水。フル充電からソーラー発電なし状態での駆動時間約10カ月(パワーセービング状態の場合約22カ月)。6万6000円(税込み)。
初号機の原点から決してぶれず、かつ洗練された仕上がりを持つGMW-B5000D-1JFは未だ高い人気を誇っており、発売から3年以上が経っても品薄状態が続いている店舗もあるという。35年の時を経ても守るべき伝統は守り、取り入れる先進技術は積極的に取り入れるものづくりの姿勢は、BTSの快進撃に重なり合う部分がある。