映像で学ぶ、フレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」

2021.10.14

クロノス日本版編集部がお送りする時計解説動画は美しいムーブメントの姿や針の動きなどを4Kの高画質で楽しみつつ、広田雅将編集長によるマニアックな解説を楽しめるコンテンツです。今回はシリコン製小型オシレーターを採用することで、28万8000振動/時の超高振動を実現したフレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」を解説します。


フレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」

フレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」
撮影・編集:吉江正倫
撮影協力: フレデリック・コンスタント相談室 Tel.0570-03-1988


モノリシック オシレーターとは?

 調速機とガンギ車を除く脱進機をシリコンウエハーで一体成形し、それ自体を発振させることで超高振動を可能としたフレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」。その振動数は一般的にハイビートとされる2万8800振動/時の10倍である28万8000振動/時です。

 この超ハイビートが時計に与えるメリットとは? そして機械式時計の心臓部である脱進調速機をシリコンで一体成形する狙いとは? これら疑問に『クロノス日本版』編集長の広田雅将が答えつつ、スリムライン モノリシック マニュファクチュールの革新性を伝えていきます。

 また、この動画では4Kのスーパースローモーションによって肉眼では判別することのできない、弾性を伴ったオシレーターの振動やガンギ車の動きも見ることができます。フレデリック・コンスタントが送り出した意欲作を隅から隅まで堪能できます。


紹介モデル概要

フレデリック・コンスタント

フレデリック・コンスタント「スリムライン モノリシック マニュファクチュール」
自動巻き(Cal.FC-810)。19石。28万8000振動/時。SS(直径40mm、厚さ11.38mm)。3気圧防水。世界限定810本。59万4000円(税込み)。

一体型オシレーターにより、28万8000振動/時の高振動を得た新作。スイスレバー式脱進機比で10倍にもなる振動数は高い等時性を得るだけではなく、ほぼスイープ運針と言える滑らかな針の動きを可能とした。ヒゲゼンマイを持たないため、姿勢差の影響も受けづらく、また、オシレーターそのものが非磁性のシリコンのため、理論上は耐磁性能にも優れる。

スリムライン モノリシック マニュファクチュール 特設サイト


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