クロノス日本版 11月号(vol.97) 発売中！

Chronos 11月号(vol.97) 10月1日発売

■第一特集　再定義「ラグジュアリースポーツ」

ダイバーズウォッチのように明確な定義があるわけでもなく、ドレスウォッチのようなはっきりとした“お約束” があるわけでもない「ラグジュアリースポーツウォッチ」というジャンルで各社が注力するポイント、そして買い手が求めているものとは一体何か？今まで漠然としか捉えられてこなかった「ラグジュアリースポーツウォッチ」を再定義し、次世代を担う“ラグスポ”ウォッチの在り方を提示していきたい。

■第二特集　アイコニックピースの肖像66 A.ランゲ&ゾーネ ツァイトヴェルク

発表時には「まるでA.ランゲ&ゾーネらしくない」と酷評されたツァイトヴェルク。しかし瞬時切り替え式のデジタル表示を持つ本作は、他にはない審美性と高い実用性で、たちまち愛好家の心をつかんだ。
実は、古典に根差した設計を持つ本作。その強いトルクはやがてA.ランゲ&ゾーネの多機能化を促すきっかけともなったのである。今回はそのユニークな成り立ちと歩みを振り返ることにしたい。

■第三特集　［メンテナンスの最前線 2021～2022］時の復元

本来は極めて長いライフスパンを有するプロダクトである機械式時計。しかし正しく使い続けるためには、定期的かつ適切なメンテナンスが必要不可欠だ。
SDGsに明記された「つくる責任」に加え、「つかう責任」は修理の現場と直結する課題だろう。有償修理の高付加価値化を目指し、個別対応の強化を模索するグランドセイコーをメインサンプルに、後半には全88ブランドから提供された正規メンテナンスの詳細を付記する。

■腕時計パラノイア列伝　第44回「時計に〝想い〟を刻む稀代の彫金師」

時計の本場であるスイスですら、数少ない彫金師。いわんや日本においてをや。だが、遅咲きながら、今や押しも押されもせぬ存在となった稀代の彫金師が日本にいる。その数奇な来し方行く末に迫る。