サッカー元日本代表の香川真司がギリシャ入国時に着用したブライトリング

世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はサッカーの元日本代表選手である香川真司が着用するブライトリングを紹介しよう。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
2021年10月31日掲載記事


香川真司が着用するパンダダイアルのオールドナビタイマー

 サッカーの元日本代表選手である香川真司は2021年にギリシャ・スーパーリーグのPAOKテッサロニキに移籍した。そんな香川が新天地であるギリシャに入国した1月26日に着用していたのが、ブライトリングの「オールドナビタイマー ジャパンエディション」だ。

香川真司

Photograph by PA Images/アフロ
香川真司が2021年1月に移籍したPAOKテッサロニキはギリシャの都市、テッサロニキに本拠地を置く総合スポーツクラブである。ギリシャ・スーパーリーグに所属しており、ギリシャカップでは7度の優勝を誇る。オリンピアコス、パナシナイコスと共に一度も2部リーグに降格したことがない3クラブのうちのひとつで、北部ギリシャの人気チームで熱狂的なファンを持つ。こちらの写真はテッサロニキ空港に到着した瞬間の香川をとらえたものである。

 香川が着用している時計は縦目に配列されたクロノグラフが特徴的だ。直径41.5mmのオールドナビタイマーである。1952年に発表された初代ナビタイマーの特徴を再現したのがオールドナビタイマーシリーズだ。オールドナビタイマーが初登場したのは85年で、香川が着用しているジャパンエディションはマイナーチェンジ後のオールドナビタイマーⅡをベースに、インダイアルの3つの針をシルバーに変更している。3つ目の白が遠目にも鮮やかな印象を与える。

 香川は他にも数多くの時計を所有していることで知られているが、この日オールドナビタイマーを選んだのはPAOKテッサロニキのチームカラーと関係があるのではないだろうか。クラブカラーは黒と白のモノトーンであり、この日の香川はマフラー、マスクはチームのものを着用、コートの色も黒だ。チームになじもうとする彼の真面目な姿勢が時計選びにも表れていると感じ取ることができる。

オールドナビタイマー ジャパンエディション

ブライトリング「オールドナビタイマー ジャパンエディション」
自動巻き(Cal.13)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS(直径41.5mm)。3気圧防水。販売終了。