パトリモニーの注目モデルをチェック
パトリモニーでは多彩なラインナップが用意されている。注目モデルをチェックし、時計を選ぶ際の参考にしよう。それぞれが持つ機能も、注目したいポイントだ。
オートマティック 85180/000R-9248
自動巻き(Cal.2450 Q6/3)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPG(直径40mm)。3気圧防水。343万2000円(税込み)。
「パトリモニー・オートマティック(Ref.85180/000R-9248)」は、自動巻きムーブメントを搭載したベーシックな3針モデル。コレクションを代表する「パトリモニー・マニュアルワインディング」と同様、1950年代からの影響がストレートに感じられる。
ケースやインデックスと同様、ミニッツトラックも18Kピンクゴールド製となっており、シンプルな表情でありながら、ダイアルの外周に上品なアクセントを添えている。
トランスパレントバックを採用しており、搭載されるCal.2450 Q6/3が駆動する様子はもちろん、ローターに施された繊細なパターンをじっくりと堪能できるのも魅力だ。
ムーンフェイズ&レトログラード・デイト 4010U/000R-B329
自動巻き(Cal.2460 R31L/1)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPG(直径42.5mm)。3気圧防水。532万4000円(税込み)。
パトリモニーのラインナップには、数種類の複雑機構搭載モデルも並べられている。このうち、ムーンフェイズを組み込んだモデルが、「パトリモニー・ムーンフェイズ&レトログラード・デイト(Ref.4010U/000R-B329)」だ。
ムーンフェイズとは、その日の月の満ち欠けを教えてくれる機構である。この表示をダイアルの6時位置に配することで、文字盤の表情に華やかさがプラスされている。
エレガントなアクセントを添えるために、ゴールドのビーズを外周に施したミニッツカウンターも特徴的だ。文字盤上部のレトログラード日付表示で、日時もすぐに読み取れるだろう。
エクストラフラット・ミニットリピーター 30110/000R-9793
手巻き(Cal.1731)。36石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。18KPG(41mm)。非防水。価格問い合わせ。
「パトリモニー・エクストラフラット・ミニットリピーター(Ref.30110/000P-B089)」には、複雑機構のひとつであるミニットリピーターが搭載されている。ボタンを押すと現在時刻をゴング音で知らせる機構だ。
ミニットリピーターはかつて、暗闇でも時刻が分かるように考え出された仕組みである。現代における実用性は低いものの、ユニークな機構として現在でも愛好家からの人気は高い。
ケース、ダイアルとも、素材には18Kピンクゴールド(5N)が使われている。トランスパレントバックの裏蓋からは、Cal.1731の精巧な動作を鑑賞できる仕様だ。
無駄のないエレガンスを求めるならパトリモニー
ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーは、古典を再解釈した正統派ドレスウォッチである。派生モデルであったトラディショナルは、後に独立したコレクションとなったが、両者の違いを押さえておけば、時計を選ぶ際にも役立つはずである。
無駄を排除したエレガンスや強調されたマルタ十字は、パトリモニーが愛好家から人気を集める理由のひとつだ。モデルごとの特徴も理解し、より好みに近い時計を選んでみよう。
https://www.webchronos.net/features/40900/
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