Q:18Kや金無垢とはどういう意味ですか?
Kは金の純度を示すカラット(Karat)の略。18Kゴールドは全体の(比重に対して)25%混ぜものをした金合金を示します。無垢とは厳密には24Kゴールドのことですが、時計宝飾業界では慣習として18Kゴールドで出来たものを指します。
2022年1月14日掲載記事
A:金の含有率を示す表記です
時計宝飾業界でよく見かけるのが、「18K」や「金無垢」と言った表示です。Kとは金の略ではなく、金の純度を示すカラット(Karat)の略です。そのため、正しい表記は18K金(または18Kゴールド)となります。なお、18Kゴールドは全体の(比重に対して)25%、14Kゴールドは全体の42.5%に混ぜものをした金合金です。混ぜものをしないほうが価値は高まりますが、簡単に傷が付いてしまうため普段使いには向きません。腕時計に限らず実用品として金製品を使うならば、18Kまたは14Kゴールドで出来たものを選ぶべきでしょう。
厳密に金無垢と言われるものは24Kゴールドに限られます。しかし、時計宝飾業界では、慣習として18Kゴールドで出来たものも、しばしば金無垢と書きます。また、最近各社が出している「セドナゴールド」「オレンジゴールド」「エバーローズゴールド」などは、表記がない場合でも基本的には全て18Kゴールド素材です。
金メッキや金張りでないかは刻印(ホールマーク)を見て確認を
紛らわしいのは、「18KGP」や「18KGF」といった表記。オークションでは18K金などと書かれる場合もありますが、前者は18Kゴールドメッキ、後者は18Kゴールド張りを指します。一般的に、金で出来ているものにはケースやブレスレットなどにホールマークが刻印されており、これが確認できれば、ゴールドメッキや張りではなく、正真の金製品と考えて良いでしょう。ただし、腕時計の場合、ホールマークは、裏蓋の内側に施されている場合がほとんどです。ラグの裏側にも施したものもありますが、中古時計では、ケースの磨き過ぎで、ホールマークが消えている場合もあります。
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