北京オリンピック開幕! オメガのアンバサダーに選ばれた選手が着用する時計は?

世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。コロナ禍の下で開催される冬季オリンピック、北京大会の開幕を祝い、今回はオメガアンバサダーに選ばれた日本人4アスリートが選んだモデルに着目する。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
2022年2月6日掲載記事


大人の魅力が増した平野歩夢選手

平野歩夢選手のtwitter@AyumuBより

 東京オリンピックではスケートボードでも出場し、二刀流として注目されている平野歩夢選手が初めてオリンピックに参加したのは2014年のソチオリンピックだった。男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した時の彼は15歳。IOCではオリンピック出場選手の最低年齢は定めていないが、各競技委員会や競技連盟が独自の基準で年齢制限を設けているため、競技によって出場年齢が異なる。平野選手は平昌オリンピックにも出場し、北京は3度目のオリンピックだ。3度目のオリンピックの時点でもまだ23歳という若さだが、最新のSNS投稿写真はグッと大人の魅力が増している。あどけなさが抜けて、堂々としてクールな雰囲気が漂う佇まいと豪快な技は男女問わずファンを今後も増やしていくことだろう。

平野歩夢選手はブルーのダイアルが爽やかなシーマスター アクアテラを着用

シーマスター アクアテラ 150m

オメガ「シーマスター アクアテラ 150m」
自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径41mm)。15気圧防水。69万3000円(税込み)。

 平野選手が着用しているのは「シーマスター アクアテラ 150m」だ。秒針がブルーのタイプもあるが、よりシックな時分針ともにシルバーのものを選択している。リラックスした雰囲気のシーンということもあるが、大人の余裕が漂う雰囲気で、サンブラッシュ仕上げのブルーダイアルが一層美しく映えている。カジュアルな装いにレザーストラップという選択もこなれ感が増している要素のひとつだろう。平野選手の出場するスノーボード男子ハーフパイプは9日に予選が開催される。


混合団体でのメダルに期待がかかる高梨沙羅選手

 平昌オリンピックで女子個人ノーマルヒル銅メダリストとなった高梨沙羅選手。5日のスキージャンプ女子個人ノーマルヒルでは惜しくも4位に終わった彼女だが、混合団体でのメダルに期待がかかる。ノルディックスキージャンプは浮力を最大限に利用して距離を競うので、スキー板が長く、かつ軽量の選手が有利とされる。浮力を生み出すために、過剰なまでの減量を試みる選手がいたため、現在はBMIのルールが設けられるようになった。BMI21%以上であれば身長の145%の長さの板を使用することができ、21%を下回る選手はBMIに準じて板の長さも短くなるルールだ。