コロナ禍の中でアーティストのライブ活動はかなり制限されたものとなっている昨今だが、少しずつライブが戻ってきている気配が感じられる。2022年9月でデビュー34周年を迎えるB’zも全国ツアー「LIVE-GYM」を控え、新作アルバムの夏リリースも発表され、出演情報が盛りだくさんになりそうな予感だ。今回はそんなB’zの稲葉浩志と松本孝弘が愛用するロレックスに着目する。
Text by Yukaco Numamoto
2022年4月3日掲載記事
1988年のデビュー以来、活躍を続ける誰もが知るロックユニット
日本のみならず、海外ファンも多いB’z。筆者は数年前に旅先のタクシーで「ウルトラソウル」が流れてきた際に「あっ、B’zですね!」と言ったところ「彼らはワールドワイドなアーティストだよね!」と返ってきた経験がある(運転手の彼は相当なファンだった様子で何枚もCDを車に積んでいた)。
2007年にはアジア圏のミュージシャンとして初めてハリウッド・ロックウォークに殿堂入りしたことはファンならずとも聞いたことがあるのではないだろうか。ライブチケットはファンクラブに入っていても入手困難であることが知られているが、各種音楽イベントにも積極的に出演し、ファンを増やし続けている。
B’zの曲は作詞を稲葉浩志、作曲を松本孝弘が担当している。レコーディングはロサンゼルスと東京で行うことが多く、制作は上記のほか、ニューヨーク、ハワイ、沖縄、福岡、大阪などで行われたこともある。世界を飛び回る活動を続けるふたりは互いの誕生日にクロムハーツの製品などを贈り合うことも知られており、ファンからは私物も含めて憧れの対象となっている。
稲葉浩志が着用するロレックスは「オイスター パーペチュアル」と世界25本限定の「スヌーピー デイトジャスト」
編集部で調査したところ、稲葉浩志が着用するロレックスは、世界25本限定の「スヌーピー デイトジャスト」「オイスター パーペチュアル」を着用している事が発見できた。
ロレックス「オイスター パーペチュアル」
ラウドネスの高崎晃とのツーショット。この写真からだと確定はできないが、クロムハーツのブレスレットを組み合わせたロレックス「オイスター パーペチュアル」を着用しているかと思われる。
ロレックス「スヌーピー デイトジャスト」
「今夜月の見える丘に」が発売された2000年にファンサイトに稲葉浩志の私物として紹介された時計が世界25本限定のロレックスの「スヌーピー デイトジャスト」(編注:バンフォードによるカスタム)だ。ロレックスのエンブレムは黒く、スヌーピーは赤いフレームのサングラスをかけている希少モデルである。
2015年12月のインスタグラムに投稿されたレコーディング風景。遠目にも腕時計の文字盤にスヌーピーシルエットが確認できる。
好きな音楽性を貫く姿勢から考えても、2015年に着用している写真がインスタグラムに投稿されているので現在もコレクションのうちのひとつであるのではないだろうか。
稲葉浩志は今年、映画「SING」で初の声優役にも挑戦するとあり、演じるライオンのロックスターのぬいぐるみが品薄状態となっている。
松本孝弘が着用するロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー」
日本が世界に誇るギタリストとしても有名な松本孝弘が最近でも度々着用しているのがロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー」ロレゾールだ。ロレゾールはロレックスが作った造語のひとつであり、904Lステンレススティールと18Kゴールドを使用したモデルを指す。
ロレックスの象徴的な存在のひとつでもあり、1948年にロレゾールは「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」に初めて採用された。日常的に松本孝弘が愛用する時計としてファンの間でも知られているが、黒文字盤の他に、ファンクラブの会報で着用していたブルー文字盤の「オイスター パーペチュアル サブマリーナー」のロレゾールモデルを所持していることも知られている。
ふたりとも私物を含め、好きを貫く姿勢と溢れる才能が現在まで第一線で活躍している理由なのだと感じられる。来年迎える35周年の活動にも期待したい。
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