2022年 IWCの新作まとめ

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41 トップガン・セラタニウム

　チタンの軽量さと堅牢性、セラミックスの耐傷性を兼ね備えた「セラタニウム」を採用したモデル。この素材はケースだけではなく、リュウズやプッシュボタンにも用いられている。ダイアルはマットブラックをベースに、ホワイトのプリントとスーパールミノバによるインデックスが配されている。針も含めモノトーンで統一された、「トップガン」コレクションらしいクールで落ち着いたデザインが魅力だ。自動巻きムーブメントCal.69385は、シースルーバックを通して鑑賞することができる。ファブリックとラバーを組み合わせたストラップが装着されている。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “レイク・タホ”

　クリーンなホワイトセラミックケースをまとった、パイロットクロノグラフ。このカラーリングはアメリカ合衆国、カリフォルニア州とネバダ州の境に位置するタホ湖の冬景色と、タホ湖に飛来するトップガン（米国海軍戦闘機兵器学校）のパイロットの白い制服に着想を得たものだ。ケースバックにはチタン、プッシュボタンとリュウズにはステンレススティールが採用され、デザイン上のアクセントとなっている。搭載するムーブメントはコラムホイール式のクロノグラフCal.69380。耐磁性インナーケースにより、磁気から保護されている。ラバーストラップは、ケースに合わせたホワイトカラー。年間の生産数量は、1000本に限定されている。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“ウッドランド”

　アメリカ海軍飛行士の制服に着想を得た、深いグリーンのセラミックス製ケースをまとったモデル。裏蓋、リュウズ、プッシュボタンに採用されたブラックのセラタニウムが、全体を引き締めている。ダイアルとストラップは、ケースと同色のグリーンカラーに統一されており、耐磁性インナーケースに包まれたムーブメントは、マジッククリックによる巻き上げ機構を搭載するCal.69380。この特徴的なカラーのセラミックスは、製造にあたり複雑な工程を要するため、年間生産数量は1000本に限定されている。

ビッグ・パイロット・ウォッチ43トップガン

　昨年サイズダウンして登場した「ビッグ・パイロット・ウォッチ43」に引き続き、今年は「トップガン」コレクションの「ビッグ・パイロット・ウォッチ」にも43mm径ケースのモデルが登場した。本作のケース素材には、「IWCジェット・ブラック」と名付けられた、耐傷性に優れるブラックの酸化ジルコニア・セラミックスが採用されており、ケースバックとリュウズにはチタンが用いられている。ムーブメントは自動巻きのCal.82100。セラミックパーツを組み込んだペラトン式自動巻き機構が採用されており、自動巻きムーブメントの弱点である巻き上げ機構の摩耗を抑えている。パイロットウォッチらしく、軟鉄製インナーケースによる耐磁性能を備える。グリーンのファブリックストラップには、EasXCHANGE®が採用されており、ワンタッチで脱着が可能である。