キングセイコー
自動巻き(Cal.6R31)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径37mm、厚さ12.1mm)。10気圧防水。セイコーブティック先行発売:2月18日。セイコーウォッチサロン:7月8日発売。19万8000円(税込み)。
セイコーは、「グランドセイコー」と共に1960年代の国産機械式時計の発展を牽引した「キングセイコー」をレギュラーモデルとして復活させ、2代目キングセイコー「KSK」からインスピレーションを受けた5モデルを発表した。
61年に発表されたキングセイコーは、適正な価格を保ちながら先進的なデザインの採用や、ハイビート化等の新技術の搭載が行われた歴史を持つ。
キングセイコーのレギュラーモデル復活にあたりデザインの着想を得たのは2代目キングセイコーのKSKで、オリジナルに近いコンパクトなサイズに、太いラグ、ケース形状、多面カットを施した立体的なインデックスなどの特徴を継承し、“The Newest Classic”のコンセプトを体現するデザインに仕上げた。また、キングセイコーの盾のモチーフも復活し、ケースバックとリュウズに刻まれている。さらに、KSK以降のキングセイコーをオマージュした新型の多列ブレスレットが組み合わされている。
シルバーモデルはKSKを再現したダイアルカラーとなり、メタリックグレーは上下方向のヘアラインパターンを施して差異を設けている。また、チャコールグレー、ブラウン、レッドのダイアルはサンレイ仕上げとなる。
パワーリザーブ約70時間の自動巻きのキャリバー6R31を搭載するほか、10気圧防水と実用性は現代基準に高められている。
プロスペックス Save the Ocean
セイコーは「セイコー プロスペックス」に極致に広がる氷河をデザインに取り込んだSave the Oceanモデル3種を追加した。
セイコーダイバーズは、1966年から「南極地域観測隊」の装備品として4回にわたって寄贈されたほか、探検家の植村直己が北極圏の犬ぞりでの横断に通称“1970ダイバーズ”が用いられた歴史を持ち、セイコーダイバーズにとって極地の氷河は挑戦の原点であると言える。このような原点を想起させるべく追加されたのが今作である。
今作では、氷河の険しい外観をダイアルのテクスチャーに表現し、それぞれのモデルでテーマの異なるカラーが選択されている。
プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC165
自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径40.5mm、厚さ13.2mm)。200m防水。14万8500円(税込み)。6月24日発売。
長い期間をかけて堆積を繰り返した氷河をダイアルのディープブルーで表現した「プロスペックス 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC165」は、セイコーダイバーズの原点である「1965ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにする。
プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC167
自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径42.0mm、厚さ12.5mm)。200m防水。14万8500円(税込み)。6月24日発売。
「プロスペックス 1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC167」は、「1968 ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにしたモデル。セイコーダイバーズの挑戦の始まりの地である南極大陸の氷河をイメージし、ライトブルーのダイアルを採用する。
プロスペックス 1969 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC169
自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ 約70時間。SS(直径42.7mm、厚さ13.2mm)。200m防水。15万9500円(税込み)。6月24日発売。
「プロスペックス 1969 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Ocean モデル SBDC169」は、探検家の植村直己が北極で使用した「1970 ダイバーズ」の現代デザインモデルをベースにし、ホワイトのダイアルで北極特有の白銀の世界を表現している。
プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 世界陸上オレゴン22 記念限定モデル SBEC015
セイコー プロスペックスのクロノグラフコレクション「スピードタイマー」に、セイコーが公式時計を担当する「オレゴン2022 世界陸上競技選手権大会」の開催を記念した「プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 世界陸上オレゴン22 記念限定モデル SBEC015」を追加した。世界限定400本である。
セイコーは、正確な測時により0.01秒に挑むアスリートを支えるべく、1960年代より技術革新を続けてきた歴史を持つ。85年からは、国際陸上競技連盟(World Athletics)が主催する世界陸上競技選手権大会の公式時計を担当しており、2022年夏にアメリカのオレゴン州ユージーンで開催される世界陸上オレゴン22で17回連続のオフィシャルタイムキーパーを務めることとなる。
世界陸上オレゴン22開催を記念した今作と従来モデルとの相違点は、陸上競技場で選手が駆け抜ける足元を支えるタータントラックの質感をダイアルに与えた点である。また、クロノグラフ秒針と30分積算計を、セイコーの陸上競技用計時機器のイメージカラーである鮮やかなイエローとしている。
さらに今作には、新たに開発したメタルブレスレットが用意される。適度な厚みと重量感があるもので、重心を下げたケースの安定感も相まって高い装着性を実現している。
自動巻き(キャリバー8R46)。34石。2万8800振動/時。 パワーリザーブ 約45時間。SS(直径42.5mm、厚さ15.1mm)。10気圧防水。35万2000円(税込み)。世界限定400本。