アルティプラノ アルティメート コンセプト
手巻き(900P-UC)。13石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。コバルト合金(直径41.0mm、厚さ2.0mm)。2気圧防水。ユニークピース。
ピアジェは歴史的な「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の第1号機へのトリビュートモデルを発表した。アルティプラノ アルティメート コンセプト(以下AUC)は時計の仕上がり厚さ2.0mmを達成した極薄モデルで、プロトタイプを2018年に発表、20年4月よりデリバリーが開始されている。特徴は時計の構造をゼロから見直している点で、バックケースを地板とし、香箱を地板上で組み立てるなどしている。薄さの世界記録達成と完成度の高さが評価され、20年11月にはジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にて金の針賞を受賞している。
今作はAUCの業績を伝えるトリビュートモデルで、ダイアル上部のロゴは、ピアジェの拠点であるラ・コート・オ・フェのマニュファクチュールに記されている歴史ある書体と同じである。時針の2時30分位置にはAUCが誕生した2017年2月7日の日付が刻印され、ダイアルのドットインデックスの中にふたつある白枠のインデックスによって、AUCが最初に時を刻んだ午後7時47分を表している。ラチェットホイールには、マニュファクチュールのあるラ・コート・オ・フェの地名とその座標が刻印される。さらに、ダイアル背景にはスーパールミノバ加工によって、AUCが誕生した当時の星空が再現されている。
ライムライト ガラ
ピアジェは、得意とするハイジュエリーウォッチコレクションに、「ライムライト ガラ」の2モデルを追加した。「ライムライト ガラ」はアシンメトリーかつダイアル中心に対して点対称なデザインを特徴とするコレクションで、そのいずれのモデルにも、高いレベルの金属加工とジェムセッティングの技術が注がれている。
ライムライト ガラ ハイジュエリー
クォーツ(Cal.356P)。18KWG(22.9mm×27.9mm、厚さ6.6mm)。3気圧防水。
「ライムライト ガラ ハイジュエリー」は、18Kホワイトゴールド製ケースから流れるように続くようにダイヤモンドがセットされたモデルで、さまざまなカットのダイヤモンドに、それぞれに適したセッティング手法が施されているのが特徴である。特に、クローセッティングされたマーキスカットダイヤモンドは、ピアジェのデザインコードの中でも最も重要なもので、フランス国王ルイ15世が、愛する公爵夫人の微笑みに敬意を表してオーダーしたことが始まりとされているものだ。今作を形作る250個以上のダイヤモンドは調和するように、そして高い技術を持ってセッティングされており、その仕上がりはピアジェのモットーである「常に必要以上によいものをつくる」を体現している。
ライムライト ガラ プレシャス
自動巻き(Cal.501P1)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWG(直径32mm、厚さ10mm)。3気圧防水。
「ライムライト ガラ プレシャス」は、グリーンのツァボライトとダイヤモンドをケースサイドに、マラカイトとダイヤモンドをダイアルに用いたモデルである。用いられるツァボライトは通常は施されないラウンドブリリアントカットが採用されており、ダイヤモンドのファセット数と同じカットが施されたことでデザインの調和が取られている。さらに、無色透明なダイヤモンドから濃いグリーンへとつながるグラデーションは、数カ月にわたって入念に選定されたジェムストーンによって実現している。また、つぎ目が目立たない特徴的なブレスレットには、ピアジェのシグネチャーであるパレス装飾と呼ばれる岩肌や樹皮のような彫刻が施される。
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