2022年 ボーム＆メルシエの新作まとめ

リビエラ

　2021年に復活を遂げた「リビエラ」。今年も多くの新作が登場し、コレクションが更に拡充された。

　目玉は何といっても自社製ムーブメント、ボーマティックを搭載したモデルだろう。今年は半透明のブラックダイアルとステンレススティールケースを組み合わせたバリエーションが追加された。ダイアル6時側には、“BAUMATIC 5DAYS”の文字が控えめにプリントされている。

　その他にも、汎用ムーブメントを搭載したモデルでは、42mm、36mm、33mmケースのモデルでそれぞれ新たなバリエーションが追加されている。42mmケースモデルでは、ステンレススティールのミドルケースにサンドブラスト仕上げのチタン製のベゼルを組み合わせたモデルが登場した。同デザインは、36mmケースモデルでも用意されており、ペアウォッチとして楽しむこともできる。

　36mmケースモデルには、他にもマザー・オブ・パールダイアルのモデルやベゼルにダイヤモンドをセットしたモデルがラインナップされる。33mmケースモデルは、マザー・オブ・パールダイアルのモデルの他、ナイトブルーグラデーションのラッカーダイアルに、フランスの海岸線をモチーフとしたダイヤモンドセッティングを施したモデルが追加されている。

クラシマ

　ボーム＆メルシエのシンプルなクラシックモデル「クラシマ」のメンズモデルとレディースモデルに、新たなカラーバリエーションが追加された。42mmケースのメンズモデルの新作は3種類。ひとつは、グリーンのフランジ付きのシルバーダイアルのモデル。もうひとつは、サンドカラーのフランジ付きのスレートグレーダイアルのモデル。

　最後は、ブルーのフランジ付きのバーガンディダイアルのモデルである。ダイアルはサンレイサテン仕上げが施されており、長いリーフ針と相まってエレガントな印象だ。34mmケースのレディースモデルでは、バーガンディダイアルモデルが追加された。いずれも自動巻きムーブメントを搭載する。ベルトはインターチェンジャブル仕様となっており、工具なしで簡単に脱着することが可能だ。

ハンプトン

「ハンプトン」には、シンプルな2針のクォーツ、3針の機械式、デュアルタイムとビッグデイトを搭載した機械式、そして絵画の世界から着想を得た2針機械式の限定モデルが追加された。

　クォーツモデルはサテン仕上げのブルーオパーリンダイアルまたは、ホワイトオパーリンダイアルが用意される。3針の機械式モデルはグレイン仕上げのオパーリンシルバーダイアルを備え、ブラックルテニウムのインデックスや針がメリハリを利かせている。

　機械式モデルは、グレイン仕上げのスレートグレーオパーリンダイアルの12時位置にビッグデイト、6時位置にデュアルタイム表示を備えたモデルもラインナップする。

　限定モデルとして発表されたのは、モダンアートの巨匠として知られるピエール・スーラージュへの敬意を込めた機械式モデルだ。氏の作品を再現したダイアルを大型のケースに収めており、102本のみが販売される。